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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

今更ながら大晦日の、その他の試合の感想色々

秋山成勲vs桜庭和志一色になっちゃったけど、当然その他の試合も面白い。というかどっちも興行としてなかなかに上等だったじゃないですか。

近藤有己vs郷野聡寛。07年もパンクラスの暗雲は去らず

ドローという判定さえあれば、間違いなくドローな試合
(トイカツも言ってるhttp://www1.yapeus.com/users/toikatu/
だけど、始めっからマストシステムであることは分かっているからね。そのジャッジでも自分はプレッシャーを評価して「近藤」と付けたいところだけど、はいこれ贔屓目(笑)。郷野は判定の採点については自分のですらシビアだから、
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200612/31/a03.html
というのは正しいのだろう。


さてつらいのは近藤でござい。
これで多くのPRIDEファンは(=大多数のファンにとっては)連敗の姿しか見てない。記録上は黒星ながら、まだダンヘン戦や中村和裕戦の内容を知っている人にとってはそれなりの評価もあるんだろうけど、それも徐々に薄れていくだろうし、それ以上に問題なのは今回の内容だ。
何しろ他のPRIDEの試合は、奇跡的に好試合が続きまくったために、圧倒的に内容はワースト評価を受けるだろう(個人的には緊張感があったけど、それが一般評価になる訳も無い)。内容の点でも失格評価を受けたとして、2007年のパンクラス内の戦いでまたPRIDEに呼ばれるような評価を高める試合が出来るか?

【答え】そもそも評価を上げるカードが組めません


そして近藤=パンクラスです。今。間違いなく。
なんだかんだ言ってもまだ日本有数の高収益企業セガサミーを冠に持っているから収益構造は外からではうかがい知れない部分もあるが、とりあえず2006年の後楽園のイス設置数を見れば、普通にゲート収益が減ってるだろうな、と分かる。
今年はライバル修斗に、さらに決定的に差をつけられる年、と見た。
先の展望は見えないが、取り合えず今年は「生き残れ」これが最大目標では。
そして近藤は31歳に。




老雄 頑張る

近藤郷野程度でこんなに書いてたら話進まないよな(笑)
田村潔司ホイラー・グレイシーまとめて書きます。
どっちもよくやったですな。
田村もミドルキックを総合の試合の中では多用しすぎで、ストレートをかぶせていく今回の美濃輪の作戦が、もっと精度のある選手がやったらさらに有効=田村ヤバイと思うけど、とにかくこの中で美濃輪いきっちり勝ったのは大きいでしょう。
前も言ったけど、田村は36歳。もう「年の割には頑張ってますね」って評価でいい世代だ。まあ今回彼が対戦要求した吉田秀彦も同学年なわけだが(笑)。
しかし菊田早苗と並んでグルメで「おいしいもの」好きの田村が対戦要求したってのは前回の対決(2003GP一回戦)でかなり手ごたえ感じているってことかね。あの試合の後、彼は「田村選手は袖車の脱出法をまったく知らない。基本的な逃げ方も出来てない」と某柔道家に酷評されていたが、それは逆を返せば相手が胴衣のまま闘うという未知の領域で「知らない技」であるがゆえの敗北であって、対策さえ立てておけば怖くないってことかもしれんな。

そしてホイラーなんだが、引退するのだろうかしないのだろうか。
自分としてはあそこまで所英男とやれれば十分に合格。まだまだいくらでもやれるじゃないっすかポンポンって感じなんですけど。IFLに行くとか(笑)


曙太郎vsジャイアント・シルバ

http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-529.html


によると、あの老練なラスベガスのオッズメーカーが基本的に銀行マッチばかりのDynamite!で一方に偏ったレートをつける中で、「この試合だけは展開が読めん・・・」と


ジャイアント・シルバ -115(1.86倍)vs 曙 -115(1.86倍)


まったく五分のオッズにしたのはこの試合だけだったと。
つまり格闘技的には一番正しい試合だったんだよ(爆笑)。



晦日、田舎の庶民の皆様(つうか老父ですが)が「足が細すぎる」、基本的に別室で紅白を見ていた老母が「相撲取りが引退して、ちっともやせてないなんて初めて見た」と的確すぎる批評を(笑)
その後怒りまくった老父が「俺でも勝てる」と言い出し、その後高校近くの神社で番長に呼び出されて一騎打ち・・・という武勇伝デンデン(つうかウソだろ)を聞かされ、マァ五月蝿かった(笑)

しかし変形サクラバズ・ポジションからのアームロックはシウバにあっぱれやってくださいだった。
内容はどうあれ、シウバにとっては真剣勝負の勝ち星はこの上ない美酒だったろう。
柔術の凄さをあらためて見せ付けた(彼は誰に習ってたんだっけ?)


まだこんな程度しか書けないか。
ひとまずこんなもんで。


あ、あとひとつ!!「皇帝閣下」問題

男祭りメインイベントの煽り映像。
昔、自分はhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040619#p2と書いたんだが、あれだけ自身満々に文字でもナレーションでも発表されると、そういう用法も正しいのかとこっちの自信が揺らぎました。
真相はどうなんでしょうかね。

映像演出といえば、「大晦日の地獄から帰ってきた帰還兵」Y.D.S氏が早速ブログを更新している。
んで、戦場の様子を生々しく(笑)。
http://yds-net.jugem.jp/
http://yds-net.jugem.jp/?eid=88