murmurブログでも話題ですが
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50708231.html
創刊間もない朝日新書で「朝日vs.産経ソウル発―どうするどうなる朝鮮半島 」って本が出ました。
朝日vs.産経ソウル発―どうするどうなる朝鮮半島 (朝日新書)
- 作者: 黒田勝弘,市川速水
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
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・・・mumurは韓国関連の書籍を読むときは蛍光ペンで重要箇所をチェックするんですが、この本はアンダーラインだらけになってしまいました。
私も読んでみたけど、たいへん興味深い。
年齢差もあるし、黒田氏も元共同通信だしゴリゴリの産経的記者ではないしで話自体は穏やか、友好的に進んでいるのだが、対立点はハッキリしています。
ここで浮き彫りになったのはMurmur氏も指摘していますが、朝日新聞の韓国への態度には一種のパターナリズム パナータリズムというものがあるということ。つまり「対等で普通の関係なら言うべきかもしれないが、そうではないのだからある種の『言っちゃいけない』ということを設定すべきだ」というのが朝日で、産経(少なくとも黒田勝弘氏)は「もう対等、普通の関係で韓国は大国なのだから何でも言っていいんだよ」という立場。
「そういう(朝日の)態度は逆に見下していることになるんじゃないの」と黒田氏は何度も指摘している。
これは司馬遼太郎氏と井沢元彦氏の思想的対立にもつながるんだよな。
ちょっとあとで詳しく。
ちなみにこの本の中でも出てくる竹島問題。偶然やらなにやら、こんな話題も。
http://ex9.2ch.net/test/read.cgi/k1/1157009308/l50
859 :実況厳禁@名無しの格闘家 :2006/12/18(月) 01:17:06 id:xBCwH6G0
11月25日に行われた韓国の音楽番組の授賞式で、韓国語を披露する格闘技選手のデニス・カーンが「独島はウリタン!」って叫んだ部分が、再放送されたM-ONではカットされた。
しかも横にいた女優はデニス・カーンの叫びに「その通りですね。」(ちなみにM-ONではその部分もカット)画像
http://www.imgup.org/iup302210.jpg動画
元(Mnet Japan)
http://www.youtube.com/watch?v=A1rVb5U2ghY
カットされたもの(M-on!)
http://youtube.com/watch?v=Rr6e_sNqBZ8その音楽番組について
http://ja.wikipedia.org/wiki/Mkmf
デニス・カーン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3
Mnet
http://ja.wikipedia.org/wiki/MnetM-on!公式ページ(なぜかダウン中)
http://www.m-on.jp/ftp_view/mnetkm06/
Mnetjapan
http://mnetjapan.com/
芸能人・有名人にこの台詞を叫ばせるのは恒例行事のようなもので、本人の父親も韓国籍だったのだからこれぐらいは言わないとしゃーないだわな、で済ませるべき話なのだが、どこでも厄介なハナシではありますな。
で、このハナシに関して上の新書で面白い話が。
朝日の若宮啓文論説委員長が「竹島は韓国に譲り、名前を『友情島』としてもらっては」というコラムを書いたことなどは韓国でも有名だった。しかし盧武鉉大統領が竹島に関する演説をしたとき、朝日もそれに反発した社説をさすがに出した。
そしたら韓国のほうではかなりのパニックになり、「朝日までがこういうことを書くなら、軌道修正をしなければならない」という機運が盛り上がったのだそうだ。市川記者にも「いったい、朝日新聞の中で何があったんだ!!」との問い合わせが殺到したとか。
「ツンデレ」ならぬ「デレツン」の効用といった所か。お手柄朝日、でありました(笑)。
もともと朝日新聞のステータスは日本の価値観を直輸入してもともと高かったが、今では「良識的新聞」と韓国内で朝日は呼ばれていて、市川記者は「その呼び名は嫌だ」と(笑)。
ついでにいうと、黒田記者はしょっちゅう、「外見だけで判断されると朝日の記者と見られる」とか。市川記者は「黒田さんのほうが見た目は紳士だと言うんですか、ひどい言いがかりだなあ。写真で判断してください」と、次のページに並んだ写真を載せている(笑)。
新聞記者が書いた韓国本では
- 作者: 澤田克己
- 出版社/メーカー: ユビキタスタジオ
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
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もう、やってるほうともすっかり顔なじみになっちゃったそうな。
あとこの本を出した「ユビキタスタジオ」というところがちょっと興味深い。
また後で。