2位は右派だが、3位が元大統領の左派だから決選投票後の大統領はウマラで決まりなのかな。ここから合従連衡があるだろうし、まあわからんわ。
にしても、左派の波が南米を覆っていることは間違いないみたいで。
早速、論座では編集部の伊藤千尋氏が
・・・米国が自分勝手で非常識なのは、WBCの審判を見ても明らかです。新自由主義に反発して、反米政権が広がるラテンアメリカの、気骨ある人々に学ぶべきでしょう。
世界は欧米だけではない。(2006年5月号 編集手帳)
WBCで明らかって言っちゃうのもどうかと思うが(笑)。伊藤千尋氏は朝日新聞に所属しつつ独自活動も行っている、けっこう有名な人者。
http://www2.mnx.jp/~jyb2774/chihiro.html
http://www.koubunken.co.jp/itou/index.html
http://homepage1.nifty.com/CHIHIRITO/circum-PacificReport.html#伊藤千尋の環太平洋通信14@グア
・・・明るいニュースも聞いた。鶏肉料理を売る地元(註・グアテマラ)のファストフードが繁盛し、アメリカのケンタッキー・フライドチキンをグアテマラから追い出してしまったというのだ。痛快ではないか。私はチキンが嫌いなうえファストフードなど大嫌いだ。それでもともかく食べてみると、けっこう美味しい。本社を訪れ副社長と販売局長にインタビューした。
成功の秘訣は、味付けをグアテマラ人の好みに合うようにスパイシーにしたことと、「従業員が幸せでないなら客も幸せになれない」と、従業員の福利厚生に務めたことだという。つまりが全世界一律にアメリカの味で統一し従業員の首をすぐに切るという今の世界の風潮に逆らい、土地に合った味付けを工夫し従業員を大切にするということだ。これが大成功し今や逆にアメリカに進出するまでになった。全地球の一律化というコンセプトのグローバリズムに抗して地域の価値観に立脚したところが大成功したわけである。
アメリカ主導のグローバリズムをうち破るのに、これは貴重なヒントだ。一元でなく多様な価値観を主張することに未来はある、と言えようか。副社長は「五年以内にアメリカを席巻する」と豪語した。
これが反グローバリズムなのかどうなのかはともかく、南米発祥の鶏肉ファストフードというのがある国で圧倒的に人気というなら食ってみたいぞ。
日本進出が待たれる。
【メモ】ブラジルとアルコール燃料