銃撃と悲鳴が近くで聞こえる中、別の教室に震えながら隠れていた生徒の母とのテキストやりとりです。「3人が撃たれた」「音楽室に隠れている」。ガラス戸越しの廊下に人影が見えた時、彼はもう最後になるかもと思って「アイラブユー」と打ち込んだ。そんな思いをした高校生がうねりの中心にいます pic.twitter.com/JWnL24HgoK
— 金成隆一 (@kanariryuichi) 2018年3月23日
そんな体験をした彼らが……
フロリダ州パークランドに来ました。生徒ら17人が犠牲になった2月の高校銃撃事件を受け、今から生徒たちが1000マイル先の首都ワシントンにバスで向かいます。明日、銃規制を求める大規模なデモに参加するためです。私も記者として同乗します。20時間後に到着。まもなく出発です pic.twitter.com/x9yR6A3iAS
— 金成隆一 (@kanariryuichi) 2018年3月23日
食事を提供するのはサブウェイsubwayの皆さん。代表のラリー テルドマンさん「コミュニティ支援です。たくさん食べて思い切り声を上げて来て下さい」 pic.twitter.com/MyitVj0tVy
— 金成隆一 (@kanariryuichi) 2018年3月23日
このバスツアーを企画したのも生徒です。こちらの2人。どんどん参加者が膨らみ、バス5台になりました。若者が生み出す運動、うねりをしっかり記録したいと思います。彼らへのコメントいただけたら、彼らに伝えます。といっても日本は夜中ですね。到着まで20時間あるので間に合います! pic.twitter.com/fSAL9FxeFC
— 金成隆一 (@kanariryuichi) 2018年3月23日
これをツイートした人はだれかというと
なぜトランプなのか? ニューヨークではわからない。アパラチア山脈を越え、地方に足を踏み入れると状況が一変した。明日の暮らしを心配する、勤勉なアメリカ人たちの声を聴く。そこには普段は見えない、見ていない、もう一つのアメリカが広がっていた。朝日新聞の人気デジタル連載「トランプ王国を行く」をもとに、緊急出版!ルポ トランプ王国――もう一つのアメリカを行く (岩波新書)
- 作者: 金成隆一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/02/04
- メディア: 新書
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本書「おわりに」より――
過去1年間のトランプ支持者の取材者リストを見返してみる。
トラック運転手、喫茶店員、電気技師、元製鉄所作業員、道路作業員、溶接工、食肉加工場作業員、ホテル客室清掃員、元国境警備兵、トレーラーハウス管理人、看護師、建設作業員、元家電製造ラインの従業員、郵便配達人――。
集会やバーなどで声をかけて取材した支持者は、数えてみると14州で約150人になっていた。本書に登場するのは、地方で暮らす普通のアメリカ人ばかり。彼らとの会話を振り返ると、日々の暮らしのために必死に働いている人、働いてきた人が多いことに気付く。
記者の取材を受けるのは初めてと言う人ばかり。彼らから見れば、私は海外メディアに過ぎない。それでも「オレに意見を求めてくれるのか」「長く話を聞いてくれてありがとう」と喜んでくれた。しばらくして、わかった。自分の声など誰も聞いていない。自分の暮らしぶりに誰も関心がない。あきらめに近い思いを持っている人たちが多かった。
私は、トランプではなく、問題だらけのトランプを支持してしまう現代アメリカに興味があった。あんな変な候補を支持する人は何を考えているのか? どんな暮らしぶりで、日本人の私にどんな話をするのか? 日本からトランプのニュースを見ている人もきっと首をかしげているに違いない。であれば特派員の仕事になるかもしれない、と考えた。
の著者。現在、このデモ参加のためにワシントンに向かう高校生のバスツアーに同乗してる。
現在、その高校生たちへのメッセージ募集中。(24日午後10時ぐらいがリミット?)
また、ブログで紹介したあとtogetterを作っちゃったよ
はじめブログにしてる時は「分量的にも、togetterはまぁいいだろう」と思ってたんだよ…だけど毎回こうなっちゃうな。
「ルポ トランプ王国」の金成隆一記者、フロリダの高校生による、ワシントン銃規制デモへのバスツアーに同乗中。生徒へのメッセージも募集 - Togetter https://togetter.com/li/1211584
「「ルポ トランプ王国」の金成隆一記者、フロリダの高校生による、ワシントン銃規制デモへのバスツアーに同乗中。生徒へのメッセージも募集」をトゥギャりました。 https://t.co/7dAUCVW8UG
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年3月23日