INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「魔窟」上海にて命を絶った領事館員。その遺書に・・・

(註;スペースの関係で、あとからこの日に入れたエントリなので時系列が前後しているのです)

上海総領事館員が昨年自殺、「中国が機密強要」と遺書

 中国・上海の在上海日本総領事館に勤務していた40歳代の男性館員が昨年5月、中国側から外交機密に関連する情報などの提供を強要されていたとする遺書を残し、総領事館内で自殺していたことが分かった。


 外務省は館員が死亡したことは認めているが、「遺族の意向があり、詳細については話せない」としている。

 複数の政府関係者らによると、館員は、総領事館と外務省本省との間でやり取りされる公電の通信技術を担当する「電信官」だった。

 自殺後、総領事や家族などにあてた遺書が数通見つかっており、このうち総領事あての遺書の中に、中国人の男から交友関係を問題視され、総領事館の情報を提供するよう求められたという趣旨の内容が記されていたという。

 要求された項目は、総領事館に勤務する館員の氏名や、外交機密に属する文書などを上海から日本に運ぶ際に利用する航空便名――などだったといい、男は情報機関関係者だった可能性が高いとみられている。

 遺書の中に、「国を売ることはできない」などとも書かれており、館員は外交機密に関する情報は男に伝えなかったとみられる。
(読売新聞) - 12月27日10時36分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000401-yom-soci

この記事を紹介した大石英司ブログはかく語る
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2005/12/post_64f8.html

・・・これはとんでもなく大きなニュースなのに、読売自体の扱いが小さいんですよね。しかも昨年の話ですよ。昔から、「抱かせ」で要人を籠絡して手先に使うのは中共の手口で、日本ではかつて現職総理まで、それに引っ掛かったと言われている。
 本来なら駐北京大使の帰国と、駐日大使館職員の追放という形で報復すべきことなのに、チャイナスクールが総掛かりになって遺族の口封じを行って・・・

諜報には中国に限らず、どの国も王道も覇道も無く、お互いえげつないほどえげつないものだ。だが、その影でこのように消えていく犠牲もあるのか。
しかし、その真相は。
週刊文春がもっと詳しくやるらしい。