http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051210AT1G1000D10122005.html
「判決短すぎる」井上判事の再任不適当・最高裁諮問委が答申
「判決理由が短すぎる」と人事上の減点評価を受けていた横浜地裁の井上薫判事（51）の再任の可否を審議していた最高裁の「下級裁判所裁判官指名諮問委員会」は10日までに、井上判事の再任を「不適当」とする答申をまとめた。最高裁は来週開かれる裁判官会議で報告、審議したうえで、来年3月までに再任の可否を最終的に決める。判事は任期10年で、任期切れごとに再任の可否が審査される。井上判事は任官20年目。「判決文のうち、結論を導くのに必要のない部分は蛇足で不要」というのが持論。「司法のしゃべりすぎ」という著書もある。
関係者によると、井上判事は昨年11月、横浜地裁の浅生重機所長から「判決が短すぎる」と指摘され、改善を求められた。今年7月の面談を踏まえた人事評価書には「訴訟当事者らから判決文への不満が表明されているのに、改善がみられない」などと書かれ、本人にも開示された。
一方、井上判事は11月、同所長の罷免を求める訴追請求状を裁判官訴追委員会に提出した。 (14:48)
この判決理由以外の部分・・・というのは、近年の靖国訴訟にも関係したりしている。
そのせいかどうか、今月号の「諸君！」に井上判事の反論分が載っている事をご報告しておこう。
http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/
あの「靖国傍論」判決批判の裁判官がクビ？
我、「裁判干渉」を甘受せず
井上 薫（横浜地裁判事）
「傍論なき判決」を下したとして叱責されては本末転倒。判決は短い方がいいではないか
