INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

紙プロ最新号

そろそろ巻頭に書く格闘技ネタがなくなりつつあったときに、「紙のプロレス」がちょうど良く出てくれた。
座談会が無くなったのが残念じゃのう。微妙に編集部内での力関係や今後の路線を測ることができる情報だった。冷戦時代、ソ連指導部の力関係を、パレード観覧席の着席順で推測したクレムリン・ウォッチャーのようなことを俺たちはやってたのにね(笑)。



まだ内容を全部読みきれなかったので、印象に残ったことを拾い上げつつ書いてくけど

今成正和

(会場で「所く〜ん」という声援が飛び交うと聞き)
「所『くん』っていう歳じゃねえだろ。俺と1コしか違わないのに


ェェぇぇぇえええええええええええええ!!!
・・・・・・いや、調べたら確かにその通りだ。・・・なんかアレやね、人生泣き笑い。

木口宣昭先生

山本KID徳郁須藤元気五味隆典桜井”マッハ”速人も全て道場で教えた経験があり、応援も観戦もどうすればいいのか選びにくい状況に聞き手が)

「迷ったあげく、木口先生は大みそかは紅白を目指すんじゃないかと一部マスコミでは噂になってたんですけどね(笑)」


♪あーめいじんぐ ぐれーいすー。


HERO'Sトーナメントで、ホイラー・グレイシーはタグパイプ演奏によるこの曲で入場したのだが、後ろでギターを持った木口さんがついてくることを期待してたんだよなあ、俺。


金原弘光、コラムで吼える

今回のコラムは、先日の試合と同様、往年のキレを呼び覚ましてくれました。
つまりはぼやきが多い(笑)。

私の野次と同様、「俺が菊田早苗とやってやる!」と言い出し始めたようで、これはなかなかに見たいので是非あちこちで語って盛り上げてください。
人の試合の後マイクを持ってアピールしたのにカチンと来たそうだ。でも竹内出だって。
あと、少し前はむしろ郷野聡寛vs金原弘光が見たかったのだが、PRIDE武士道のことも考えるとそうはならないか


あと一つは「自分としては2ラウンドまでリードしてると思った」「3ラウンド前のインターバルで、悪くてドローかなと思った」という、この前の判定へのぼやき。
これ、金原ブログのその試合に関するエントリ
http://corvette.livedoor.biz/archives/50111470.html

でも話題になってて、3Rは本人も認めているわけだから、のこりのどっちかを近藤が取ってるかどうかを確認するため、とりあえず1Rだけビデオで見直してみたんだけど・・・・・・



1Rを映像で見直してみると、、コーナーに押しての攻防やそこでのひざやパンチの応酬を仮に考えないとして、私が見る限り両者離れての有効打は(数字は独自に測定した時間)


金原の有効打は

ロー(これもガードされてると言えば言えるんだけど)2:17
左パンチ 2:50
くらいでは?


近藤は厳しく見ても
前蹴り、ミドル、左ストレート、 ストレートと左フックの連打・・・を入れてると思うんだが。


あとはかにばさみ膝十字の仕掛けと、最後のフロントチョークの評価だけど、、前者は完全な失敗だ。
要は、金原はこのフロントチョークにかなりの手ごたえを感じて、いわばキャッチポイントだと思ってるってことじゃろか?
でも現実にはキャッチ入ってないし「決まる可能性が低い」典型とされる相手がサイド状態に近い体勢。「コーナーに詰める」ぐらいのアドバンテージでいいかなと思ったけど、フロントチョークって結局よくわからんしな。ああいう体勢に入ったことを評価するべきなんだろうか。でもテイクダウンとそこからの攻撃を、必死で防御していたに過ぎないようにも見えるし。

あと、金ちゃんのコラムによると、相手がガードしてても腕の上からガンガン蹴ってけばポイントになる!と、セコンドの人がムエタイコーチだから、ついそれの流儀で計算しちゃったことが失敗とか。
そすっとガードされてた蹴りもまた数えなきゃならんのか。
ややこしーもんだ。


紙プロはかつて「本音はキャプションで表わす」「パンクラスは義理で仕方なく載せている」という二大ホンネを書いていたが(笑。ちなみに後者は伏字の推定)

今回K-1GPとまとめて1P(ひゃー、天下のK-1と同じ扱いとは大出世(笑))の記事では、「近藤、金原に僅差の判定勝ち!」と見出しにうち、「スタンドでは優位に進めた金原だった」との写真解説でした。


ドン・中矢・ニールセン

今、この時期、わざわざ全日本キックの協力を得てタイに記者を派遣してまで証言、いやインタビューを取ってきました。それは2005年の格闘界の名言として確実に歴史に残るであろう、永田裕志さんの「ジャンルが違うだろ」という言葉に関連してのこと。
そして、HERO'Sの中心に相手がいる以上、それがカードとなり得る・・・・・という意味をもってわざわざ言ったのでしょうね。寸止めながら、それはかなりの部分で成功してるし。

と、思いきや。
「べつに暴露話をしてほしいわけじゃなくて、ドンさんと前田さんの試合が他の異種格闘技戦と比べてととてつもなく緊張感があったからなんですよ」

ということで、それを聞きたいというのが理由だったんだそうです。なるほど(素直)。