INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

横井宏考はヒョードルになれるか?

ブックメーカーはこう付けた。
Mario Sperry -210
Hirotaka Yokoi +170

【NHBニュースを見てない人のための註】
マイナスは「あなたが100ドル分儲けたいなら、これだけ賭けねばならない」
プラスは「あなたが100ドルを賭けて当たれば、これだけの配当が帰ってくる」
の意味。つまりマイナスの方が評価が高い(勝つ可能性が大きいと見られている)

横井は劣勢とは見られているが、それでも他と比べると「圧倒的に不利」とは思われていない。

たぶん、寝技の技術では問題にならないだろうが、横井とマリオの間には年齢の違いから来るスタミナの差もある。また、これはノゲイラvs横井戦で感じたのだが、横井はグラウンド状態から立ち上がるスピードが、単純に速い。だからこそ柔術マジシャンに一度テイクダウンされたあと、スタンドに戻すことができた。(桜庭和志に言わせると、「ヘビーなのに動きの速さはミドル級」だとか)
ボブ・サップ藤田和之にしてやられたのは、この部分の猛烈なスローさゆえ。逆にいうとこのスピードが速ければ、あまり下からの切り返しなどを覚えなくてもなんとかなる(のでは)?

そして、あとの秘密兵器は払い腰など柔道流の投げ。これもノゲイラ戦で見せたね。
で、そこに大みそかヒョードルvsノゲイラがだぶる。
あの時のヒョードルの勝利は、一にも二にも、「深追い」をしなかったから。相手が組んでくれば投げ払う。そして1、2発なぐる。また戻る。観客の支持を集めるかどうかはしらんが、このやり方が一番彼にとっては確実なのでは。


修斗朴光哲の環太平洋トーナメント優勝のとき、小生は「スタンドとグラウンドの『選択権』があるやつが強い」と言った。今回のマリオと横井も、そんな試合になるのでは。

もちろん、マリオも百戦錬磨だからテイクダウンは絶対に一度ぐらいは取られるだろうけど、昨今のブレイクの早さもあり、そこから逃れるチャンスも多いはずだ。


そういえば、リングスは2月に解散したんだっけ。
手向けの花は咲くか