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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ミニコミ「レスリング・オブザーバー」の勝利と冥利。そしてメルマガ文化とは?


NHBニュースのマルチポスト
http://cgi27.plala.or.jp/kudoking/nhbnews/NHBnews.cgi

グリフォン
「シュート活字」「アメリカのメディア」という関係で、格闘技の論評も多い「レスリング・オブザーバー」について、リック・フレアーが自伝「トゥー・ビー・ザ・マン」で書いていた挿話を紹介。

レスリング・オブザーバーは、レスラーみんなから最悪の評判を取っていたが、そのくせ控え室ではみんな回し読みしていた。
一番、これを気にしていたのがハルク・ホーガンだ。WCWで一緒にいたとき、自分はホーガンの口から『ビンス・マクマホン』や『エリック・ビショフ』という名前よりデイブ・メルツァー(WO発行人)の名前を聞いたような気がする。
私は可笑しくなって、ある時ホーガンに言ったことがある。
『通帳には3000万ドルの預金がある人間が、なんだってそんなミニコミのことをいつも気にするんだ?』と。」(大意) 05/2/16 Wed 21:15

レスリング・オブザーバー紙は部数3000部とも言われており、例えば週プロに比べたらすごく小さいのだが、こういう状況になれば編集者冥利に尽きるでしょう。
これはタダシ☆タナカの言だが、アメリカには相当数の「メールマガジン文化」がある。日本は書店雑誌文化が、この文化を駆逐している。
徒手空拳の言論家が、食っていく(ある程度の収入を得る)には有料メールマガジンがもっと一般化すると非常にいいのだが・・・とのことである。


これはアメリカは国土が広いから、広く書店にまくより、ダイレクトに郵便受けに届くほうが送り手も受け手もメリットがあったためかな?

今はメルマガといえば電子メールによるメルマガだが、日本では例えば浅羽通明氏は今だに印刷、手折り、封筒に詰めて郵送・・・というシステムでメルマガ「流行神」を発行している。(各種の著作末尾には、必ず申し込み方法が記載してあるよ)
電子式のコピペを回避するためかと思ったら、どうも計り知れないこだわりがあるらしい。


日垣隆氏は、1000人単位のメルマガ読者があり、「雑誌などの原稿注文がなくても、最低限の文筆活動ができる基盤はメルマガで出来た」と豪語(年間1万円だからね)している。


大石英司氏は、公開ブログと基本は同じで、ちょっとだけおまけがつく形。
「一種の投げ銭で、面白かったからちょっとお金を払ってやろう、という人が少しでもいてくれればいい」というスタンスだそうだ。

【両者のメルマガ購読方法は、それぞれキーワードから公式サイトに飛んでください】

メルマガも人それぞれ。
ただし、未だ画期的な仕組みが生まれない「ネットで課金」というシステムが完成すれば、その後はわからない。まあ、アファリなんとかいうの?そこの広告経由で注文があればマージンがもらえるとかいうやつ。ああいうのも今後、メルマガ文化に絡んでくるかもしれないけどね。