年末の日程が変則的で、今更こういう話題になってしまうのですが、フランク・ミアにスタンドの打撃で、今までKO負けなしのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがノックアウトされるとはさすがに思わなんだ。
新日本とUインターの対抗戦での、週プロの表紙コピーが「U城・陥落」だったのだ。
ヒョードルは負けてないし元王者を秒殺したとか、アンデウソンやランペイジはPRIDE育ちだ、とか言えば言えるのかもしれんが、もともと数日前に書いた「チームPRIDE」は勝手な、個人的なイメージの産物である。その勝手なイメージにおいて、やはり今回でUFCにおける「PRIDE城」が陥落したと個人的に見なす。
まことに残念ではある。しかし、ここから始めるしかない。そしてノゲイラも心機一転、肉体的なケアも十分下上で再起を図ってほしい。
と、同時にですね。「日本未経験・UFCファイター」に我々は乗れるか?
これも個人的な意見ですが、ラシャド・エヴァンスとフォレスト・グリフィンが闘って、それがハイレベルな試合だったとしても、あくまで個人的な感情としては「どっちが勝つも良し、負けるも良し」な君子人風の鑑賞であって、ノゲイラの試合を見ているときのようなヒリヒリ感、そして敗北にがっかりするような感情移入はほとんど無しです。
逆にアメリカ人はTUFの1、2でそれぞれ彼らの人格や経歴も十分知り、それぞれ贔屓があるから熱狂的に見ていたのだろう。
正直、これからTUFファイターを始め、「日本で一試合もしたことがないファイター」がUFCの中継の中核を占めたとき、UFCをどれぐらいに楽しみに見る事が出来るかはちょっと自身でも予測できない。