当日は書けなかったので、遅ればせながら感想
ジョゼ・アルドに対して「レジェンド」「ベテラン」という言葉が乱発され、もう彼がそう呼ばれるのか・・・・・・という感慨が(笑)。
でも実際の所、この時代に活躍してくれた人じゃないと、今市感情移入ができないというか、アルドの世代が、見ていてバックグラウンドもわかる最後なんだよ、個人的には。
要は「ゴン格」や「ジ・アルティメット・ファイター」WOWOW放送があり、バックグラウンドや格闘技に飛び込んだ経緯や、ジムとの結びつきがよく分かって感情移入できる対象。
ピョートル・ヤンがいくら強くても、そういう文章をたくさん読んでいるかというとね…
この種の感情移入の減り方はUFCへの興味と直結するので、どこかで解決法を見つけねば。
そして試合では、アルドは「意地を見せた」。
それ以上の評価ができないことは残念だけど、それでも正確、強烈なローキックで威力を見せつけたのはすごかった。
アルドは万能ファイターだが、自分にとってはローキックファイター。あれだけUFCという実戦の場でローキックを効果的に使った人はいない(アンデウソン以上かも)。
アルドが退場し、アンデウソンも一線を退くと、ローキックは目立たない技術になるのだろうか。
ダナ「ピョートル・ヤン vs ジョゼ・アルド、恐ろしい、酷い最低なレフェリーストップだ。もっと早く止めるべきだった。ここファイトアイランドでレフェリーとジャッジを厳しくしなければならないようだ」 https://t.co/NknIdFbOLj
— 侍MMA-レンノカ1231 (@Rennoka) July 13, 2020
だわな。止めなかったから「意地を見せる」場面が見られたのかもしれないけど。
・自分は「ホロウェイ勝利」の判定に1票入れたい派。
以前、高阪剛が冗談で開設した「ホロウェイは顔面で相手のパンチをガードしているんです」と語ったタフネスとはちょっと違った試合だったけど。
自分は、あまりスタンドだけで展開される試合は好まない(それならボクシングを見ればいい、という決め台詞がある)のだけど
・メインイベント「派手な喧嘩試合が得意な人気者ファイターが、爆発力もあるけど根っこにはレスリングベースがある相手に『安全運転』されて、ダメージはないし退屈な試合だけれども、試合自体は終始主導権を取られた一方的な試合となった」…というのは90年代にはよくあった話で、そのワンオブゼムとして淡々と見ちゃいました。あーあ、という思いはあるけど、これはしょうがないっちゃしょうがない話ですわな。全部がスタンドより、こっちのほうが相対的には好きだったかも。
・あ、RIZINからUFCにいったプロハースカの試合がプレリムであったんだっけ。まだ見ていないから、ファイトパスで見よう。