「時期のトリック」というものがあって、公開が終わって内容紹介やらインタビューやらが一通り終わったあとには、批判記事のほうがキャッチーになるのは当然なんだが。
10/2毎日新聞夕刊で、「A」「A2」「放送禁止歌」「職業欄はエスパー」など、ドキュメンタリー映画と本で傑作を発表している森達也監督がかく発言
−−マイケル・ムーアの作品は分かりやすいと思うのですが?
「だからダメなんだ。メディアがどんどん簡略化する傾向がある。善悪の単純化が進んでいる。
ムーアはその善悪の主体を単純にひっくり返しているだけだ。映画『華氏911』ではブッシュはばかだ、悪いと言っているだけ。僕がもしブッシュを撮るんだったら、彼の中の悩みとか、そういったものを撮る」