INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

青木真也、日大柔道部の寝技を指導!こんな動きは拡がっていくか?

http://sadironman.seesaa.net/article/302984544.html
経由で
http://www.47news.jp/EN/201211/EN2012111901002257.html

青木真也の寝技教室 日大・金野監督が発案

 学生柔道の名門として知られ、今年の全日本学生柔道優勝大会(団体戦)で準優勝した日大柔道部が、この11月から面白い取り組みを始めた。日大の金野潤監督発案の「総合格闘家青木真也による寝技教室」である。

 ブラジリアン柔術に精通する青木は柔道出身で元ジュニア強化選手という経歴の持ち主。・・・金野監督が「いつか継続して指導を受ける機会を設けたい。学生との化学反応を見たい」と着想。・・・

 始めてみるとこれが大盛況。1回90分の中に青木は多彩なプログラムを用意。グループによる技術開発とその発表、「寝技をしたい人だけ寝技をやる乱取り」など、柔道の稽古では想像も及ばない内容・・・・極めへのアプローチに参加者の目は釘付け。練習後、何気なく始まった青木と寝技自慢の部員との乱取りで青木が勝った時には、あまりの鮮やかな展開に自然と拍手が沸き起こった・・・「僕たちのような存在は寝技というパーツの指導者としてはできることがあると思う。あくまでもでしゃばらず、パーツとして」。

twitterではうっかり「最新号」と書いちゃったけど、1号前でしたな、すいません。
アマゾンなどでバックナンバーを注文するか、BNを常備している店に行ってみてください。
この対談を読むと、今回の意義についてよくわかる。

GONG(ゴング)格闘技 2012年11月号

GONG(ゴング)格闘技 2012年11月号

http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52292161.html
青木真也が日大柔道部に指導する意味とは?
跳関十段と、吉田秀彦と伝説の名勝負のあの男が柔道を語る!
青木真也 ×金野潤
「柔を継ぐもの」。

金野といえば、「伝説のカニバサミ」「伝説の脇固め」・・・で知られる勝負師。あの河井克敏「帯をギュッとね!」単行本の折り返し四コマでも取り上げられていたんだよ。
youtubeないかな。吉田秀彦戦はあった。
(1)の3分10秒で見せたカニばさみのすごさ!

こんな動きは広がっていくかな。全日本監督の井上康生、本当はMMAを高く評価し観戦もこのんでしていた一人なのだが・・・まあムリだろうな、長老がゆるさんよ。

高校生や地方大会ぐらいなら「BJJやサンボ、寝技系」で制覇できないか?のはなし。

この「青木が日大を指導」というトピックとは関係なく、こういうメールを先日知人から貰っていた。

(略)国際試合だと日本選手もそれなりに海外勢対策をすると思いますが・・・・純粋に国内だけの試合、それも国際試合に出ないような選手ばかりのドメスティックな試合だったら?つまり、レベルが低い試合、ということです。であれば、海外勢のやり方をもって伝統的なやり方の日本勢とやりあったら?海外勢のノウハウが、まさに「文明の衝突」のごとく、日本勢を圧倒するのではないでしょうか?

具体的には、講道館の月次試合や紅白試合、または都道府県の地区大会予選とかがいいと思います。そういったところで、サンボ技、BJJ技、あるいはチタオバ技をベースにした、柔道にない技を徹底してかけていけばどうなるか?勃興期の正道会館よろしく、「判定で勝てると思うな、一本勝ちしか勝つ方法はない」と覚悟を決めて。

めざすは、「柔道白帯の中年男性が、二段を取得する」というところでどうでしょうか。

準備としては、もちろんこれらグラップリングの練習が必要ですが、柔道の国際試合の対日本選手の試合を徹底的に研究することも必要だと思います。
これはyoutubeでどこまで動画を集められるか、もカギですね。

こういうやり方で実績をあげたら、弱小高校の柔道部のコーチに就任し、「正攻法でやってたらお前らに勝ち目はない。せめて奇襲の連続で強豪校を苦しませてやろう」という話になっても面白いですね

自分もコードーカンのブラック・ベルトだが(初段で威張るな!)昇段試験は格闘技雑誌、MMAやサンボ、そして骨法((笑)、でもホントよ)から応用した、本流から外れた数々の技が無ければ絶対に突破できなかったろう。「伏龍」「土蜘蛛」「青山(せいざん)」などの秘密技を繰り出して勝利したのだ(名前は気にしないように)。審判をやっていた地元柔道名士の渋い顔といったらまあ(笑)
 

今現在、ブラジリアン柔術の純粋な競技・大会を本格的に漫画にしているのは「オールラウンダー廻」の7、8巻とかだが・・・

オールラウンダー廻(7) (イブニングKC)

オールラウンダー廻(7) (イブニングKC)

オールラウンダー廻(8) (イブニングKC)

オールラウンダー廻(8) (イブニングKC)

実際の話としても、漫画のストーリーとしても、「ブラジリアン柔術を(当然部活としてではなく別の形で、だな)まなんだ異色の存在が、正統派の柔道部の部活やインターハイ予選で、その流儀で勝ちあがり、従来の柔道のお偉いさんがちょっと不快感・・・」ということはありそうな設定・ストーリーではある。この「BJJで柔道に挑む」やつを、かっこいい主人公にしても、主人公に対抗する憎憎しい悪役にしても生きそうだ。
てか、青木真也の高校・大学時代がほぼそんな感じだったはず(笑)。
これは2002年の試合だが・・・・・・


これは都市伝説のたぐいだが
「XX区区民柔道大会の団体戦に『パラエなんとか』『グラなんとか』と名乗る、柔道着にベタベタワッペンを貼ったへんな集団が参加しては、飛びつき逆十字とかを極めまくって優勝をかっさらっていく、非常に迷惑である」という書き込みをかつてどこかの掲示板で読んだ(笑)。
事実じゃないと思うが、どこかで事実であってほしくもあるな。
講道館のルール内なら何の問題もあるまいに。


実は河合克敏帯をギュッとね!!」でも、まさにこーゆーのに類似した展開がある。ただ、それはBJJやサンボでなく「アマレス」。
この話は何回かこのブログで書いたが・・・

中学までアマレスで大活躍していたのに、高校に入ったら「アマレス部がない」という理由であっさりアマレスのキャリアを断たれた男子が(これは本当にある大問題らしい!最新号のDropkick参照)、「それなら俺は徹底的にアマレスラーとして柔道のルールの中で戦って勝ってやる!そしてアマレスの強さを証明してやる!」と乗り込んでくるのです。
ああ、これだこれだ


http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080406/p1

▼第1話/サバイバルゲーム▼第2話/決勝トーナメント▼第3話/寝技のスペシャリスト▼第4話/立ち技勝負!▼第5話/異端児・長谷達也▼第6話/対アマレス作戦▼第7話/長谷、本領発揮▼第8話/柔道vs.レスリン

この外敵が「帯ギュ」チームの軽量級ファイター・宮崎茂と戦う試合は、あまたある格闘技漫画・格闘技フィクションの中でも五本の指に入るスリリングさ。ぜひともご一読いただきたいところである。
ちょうど第20巻にたしか全話収録なので、読みやすいはず
(ただ今売られているのは文庫・・・そこでどう収録されているかは不明。すいません)
【追記】コメント欄より

とし 2012/11/21 11:24
単行本だと、長谷が初登場して主人公巧と少し言葉をかわすのは19巻ですが、試合含めた主なエピソードは20巻内で完結してますね。
帯ギュ異種格闘技路線」と言えば、平八郎が技術・スピードで勝る斉藤をボクシングのフットワークを用いて捕まえたり、桜子のプロレスごっこ仕込みの"ダイナマイト・キッドを彷彿させる"バックドロップとかがありました。

しかしその意地もさることながら、試合後のやり取りの中で『前田日明のリングスのファンである』こともモチベーションのひとつだと判明、リングスファンとは迷惑なものだ、というリアリズムもきちんと描写されている(爆笑)。

【追記】ブクマより

id:machida77
これで思い出したのは『関節王』の序盤。あれは地方大会だった。研究・対策は触れられていないけど

「リフレ政策」が本当の政治課題になるとは思わなかった。にわかに論議活発、知識人も声を上げる

正直「インフレターゲット」とかは「頭の体操」「もしもボックス」みたいな問題と思っていた・・・・・。「ヘリコプター・マネー」というのとの差異とかもよくわからない。しかしにわかに、選挙の争点化までした。
これへの賛成論や反対論は経済理論としてはどっちもそれなりの理論がある以上「5:5」に成り得るもので、ふつうにやって今「6:4」や「7:3」で不利な側としては飛びついて争点化するだろう(つまり民主側が)し、有利なほう(自民側)が持ち出すのは単純な政局的そろばん勘定としては不利だと思うが、逆にこれをぜんぜん選挙戦で議論せず、政権をとったらだまし討ちでやられてもたまったもんじゃない。

twitterでよく目にする「リフレ派」(今回の安倍発言支持者)

田中秀臣

twitter
https://twitter.com/hidetomitanaka

田中秀臣 ‏@hidetomitanaka
財出派と争うときではない? 僕らは政治家ではありましぇ〜ん。金融政策無効論やら期待経路否定するような人がいたらちゃんとデータと論理で闘う。これあたりまえ。それと安倍氏支持をからめて考える方が知的ペテン。安倍氏を僕が推している理由は、すでに昨日ここでも書いた。リフレ政策だから以上終

斎藤淳

https://twitter.com/junsaito0529
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その批判者

朝日新聞社

http://www.asahi.com/paper/editorial20121120.html
「金融緩和―安倍発言の危うさ」

英紙フィナンシャル・タイムズ社説

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGV20002_Q2A121C1000000/
「[FT]日銀の独立性を尊重せよ(社説) 」

ロイター記事

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8AI02320121119?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0

もっといるのだろうけど、現実の政治家が一番批判しているので日々の新聞を。


んで、こういう公開討論がある。

ガチンコ対決! 高橋洋一VS池田信夫 審判:田原総一朗「新政権で日本経済はどうなる!?」 (番組id:lv115967379)


これまで経済政策をめぐって対立してきた嘉悦大学教授の高橋洋一氏と
経済評論家の池田信夫氏のふたりの論客が、ニコ生スタジオで直接対決。 
田原総一朗の「審判」により、総選挙での各党の経済政策をめった斬りします!

http://live.nicovideo.jp/watch/lv115967379

藤田和日郎「うしおととら」復活に際し、現在は独立した有名漫画家までアシに復帰(笑)

藤田和日郎が「ヒーローズ・カムバック」企画の一環としてうしとらを復活させるという話は
http://togetter.com/li/403794
を参照。
で、最近のtwitterから。なにやってんの彼らは(笑)

藤田和日郎 ‏@Ufujitakazuhiro
やったー!サンキュー、ジョー! RT @inugawan: そこで明日、アシスタントとして獣の槍を描かせていただくことになりました。というわけで…

藤田和日郎 ‏@Ufujitakazuhiro
……………………。 ジョー、なにそのテンション高っ!f^_^;) RT @inugawan: ケモノノヤリケモノノヤリ!

藤田和日郎 ‏@Ufujitakazuhiro
三代目チーフアシスタントの井上「美鳥の日々あいこら、あねコミ」和郎もすまんねー。でも、獣の槍描いてくれてうれしー! RT @inouekazurou: @inugawan もー明日が楽しみでワクワクしとります

藤田和日郎 ‏@Ufujitakazuhiro
頼むぜ安西! m(._.)m RT @anzainobuyuki: 明日は20年ぶりの武器を描きにいくぜ
 
木虹豆 ‏@kisasage
うしとらの復活読み切り、20年ぶりに藤田和日郎氏のとこに歴代チーフアシ(現在プロ漫画家)がそれぞれ獣の槍を描きに戻ってきているのって逸話がなんだか、すげえなあ。
 
外゛クロ ‏@tadokuro
藤田和日郎先生のところに、うしとら連載当時アシだった漫画家さんたちが結集してるらしい。単行本のおまけマンガの愉快な仲間たち!泣ける!

ヤン・ウェンリーがハイネセンを脱出して「不正規隊(イレギュラーズ)」を結成するわけじゃないんだから(笑)。

いや、どっかで目にしたシーンだと思ったら浦沢直樹パイナップルARMY」でチームを再結成するときのあれだよ。結婚式の場からウェイディング・ドレスで賭け付けた人もいたっけ。

まあ、21世紀のいまも「伝説」は生まれるってこった。

2021年追記 ネットで同作品が期間限定公開され、藤田氏が思い出話。

浅羽通明「時間ループ物語論」から、孫引きで「秋の牢獄」(恒川光太郎)を紹介

時間ループ物語論

時間ループ物語論

を今読んでいる。
SFに属する時間ループテーマのフィクション(小説、漫画、映画、神話・・・と幅広い)と、そこから関連した論考をまとめた本だ。いまは本体のSF自体に勢いがないので、SFを「論じた」本が出るというのもなかなか凄いと思う。

ぱっと、読者の皆さんが思い出す「時間ループ物語」はなんでしょうかね。
「リプレイ」?
「ターン」?
未来の想い出」?
うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」?
「七回死んだ男」?
魔法少女まどか☆マギカ」?
涼宮ハルヒの消失」?

いや、当方も知らない作品多いよ。この本で概要知ったものも含む。
もともと浅羽氏は、純粋に本の内容を紹介するビブリオバトル系の文章がうまくてね。彼が小林信彦の「イエスタディ・ワンス・モア」の文庫本に付した解説は、「日本三大文庫本解説」のうちのひとつだ(俺認定。あとの二つは機会でもあれば)。

・・・で、彼はこの本のオープニングとして、この記事のタイトルにあげた短編「秋の牢獄」(恒川光太郎)をネタバレ込みで紹介している。


この文章が読むだけで興味をそそられ、読んでみたいと思わせるので、ちゃっと孫引きしようという寸法(結末部分はカットしますのでネタバレ心配は、この引用ではありません)。

秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

(※これは中編集です)


主人公は女子大生・藍。四年生大学の二年生。彼女の一人称で物語られていきます。11月7日、水曜日。なんの変哲も無い雨上がりの晴れた秋の平日・・・・・・(※彼女はその後、この日がループしてると気づく)何度起きても11月7日、水曜日。藍の記憶を除いてすべてが深夜にリセット・・・そうわかると藍は当然、大学なんか行かない。持ち金を使い果たすまで遊んでみたりする。何しろ翌朝になれば7日、水曜朝に持ってた金額に戻るんですから。(※だけど買った物も翌朝に無くなり、残るのは記憶だけなので)藍は毎日、映画や芝居を見てまわります。
 
物語が展開するのはここから。20何回目かの11月7日水曜日、彼女がキャンバスのベンチでぼんやりしていると、男子に声をかけられる。彼女以外はすべて昨日、もといこれまでと同じ動きをするはずですから、これは事件ですね。そう。かれも、この秋の一日を繰り返している人だった。・・・・・・実は、同じような人(11月7日を繰り返すからリプレイヤー)はけっこういた。そして、すでに仲間を見つけたリプレイヤーたちは、公園の噴水前という集会所まで決めていた。藍ももちろん仲間に加わって、老若男女十数人と知り合います。藍はその中ではまだ初心者クラスで、皆、何十回もリプレイしている。「長老」とあだ名されている500回以上という人物もいる。ここで情報交換が行われ・・・
 
(藍を含めた4人のグループができ)彼らは、いつ果てるともわからないループし続ける時間を消化する選び方を考えては実行します。まず、コクラさんの提案で、旅行。どこへ出かけても、明日は東京周辺の我が家で目覚めるのですから、旅費は片道でいい。準備も何も無くていい。海外はムリでも、北海道や沖縄を半日楽しむのは容易い。・・・さらに彼らは「思いつき挑戦」というリプレイヤーならではの遊びを思いつきます。皆の持ち金を頼母子講よろしく、1日誰か一人へ寄付して、その人がずっとやりたかったことを実現するのに使ってもらうのです。コクラさんはスポーツカーをレンタルして東名高速を爆走・・・隆一はカヌーで夜の海へ・・・藍はというと、ゴールデンレトリバーの仔犬12匹と芝生で戯れる・・・しかし、やがて4人は遊びつくしたようになり、隆一が解散を提案し・・・

いかがですか?
「タイムループ」が一人じゃなくて何人もいて・・・その人たちが、周りには分からないグループを作って、公園で集会を開いている、というシチュエーション。厨二病患者なら、この小説に影響されて普通の公園を見ながら、「ああ今日もあそこで、リプレイヤーたちが…」と妄想しかねない(笑)。
時間ループの人々が複数いて、お互いに徐々に知り合い、グループをつくる・・・まだ自分は読んでないわけだけど、つまりこの物語のストーリー全体や文章ではなく「シチュエーション・設定」に膝を打ったわけ。
 
そしてSFってけっこう、シチュエーションが面白ければ、人物描写や文章力などを含めた実際の作品自体が、総合的には面白くなくても個人的には許せる(笑)。


自分がこの紹介文を読んで連想したのは、周囲の状況の中で自分たちがごく少数の(いい意味、悪い意味含め)「選ばれたもの」となり、そして仲間を見つけ、その中で友情や裏切りや対立が生まれていく・・・という設定ですね。

トリフィド時代―食人植物の恐怖 (創元SF文庫)

トリフィド時代―食人植物の恐怖 (創元SF文庫)

こちらニッポン… (ハルキ文庫)

こちらニッポン… (ハルキ文庫)

七瀬ふたたび (新潮文庫)

七瀬ふたたび (新潮文庫)

自殺島 1―サバイバル極限ドラマ (ジェッツコミックス)

自殺島 1―サバイバル極限ドラマ (ジェッツコミックス)

な感じの。
そして、これは浅羽氏も指摘しているけど、「どんなことをやっても元に戻る・・・たとえば危ないことをして死んでも」「物は持ち続けられずリセットされるけど、その分1日だけならみんなの有り金をはたいて、その範囲の贅沢が可能」というふたつの能力を使って、さまざまに遊ぶ彼らの時間を・・・

「延々リプレイされる11月7日水曜日が、一種のユートピアとして描かれている」

と評している。4人のグループで、金や安全の心配もそこのけ、思いつくままの面白そうなことをする・・・。そういえば「SOS団」も4人だったよね。・・あ、5人か


まあ、そんな共通性や差異は実際に作品を、もしくはこの本を読んでもらって考えるほうがいい。
最初にあげた「涼宮ハルヒ」「ビューティフル・ドリーマー」「まどか☆マギカ」「未来の想い出」なども論じられているので、若い世代や本格的なSFにはなじみが無く、アニメやライトノベルのほうしか知らないという人にもいろいろとっかかりがあると思います。

自分はこの人の本、いつも本格紹介の前に枝葉の部分をまず最初に書こうと思って、そして実際に枝葉部分だけ書いて満足しちゃうのだが、これは機会があればもう少し全体的な紹介も書いてみたい。

ちなみに浅羽氏のメルマガ(※本当の紙です)「流行神」の申し込み先について

氏本人が住居を引っ越した(とそのメルマガに書いてた)ので申し込み先が変わったかな?と思っていたのだが、最新刊が出たので確認できるようになった。
申し込み先(同書「あとがきに代えて」287Pより)

郵便番号170-0002
東京都豊島区巣鴨1-19-7-1304
浅羽方 見えない大学本舗