■阪神大震災
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2
気象庁発表による正式名「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」によって引き起こされた激甚災害であり、戦後最大の都市型大災害である。1995年(平成7年)1月17日午前5時46分、明石海峡を震源地とするマグニチュード7.3の直下型地震…(略)…死者6,433名、行方不明者3名、負傷者4万人以上、家屋の全半壊24万軒(世帯としては約44万世帯)。地震による火災での全半焼約6,200軒超。
このブログを読んでいる方も、あるいはこの地震の体験者がいっらしゃるかもしれない。あらためて犠牲者を悼みたい。
さて、はてなの人気ブログ「リアリズムと防衛を学ぶ」で少し前に話題を読んだエントリーがこれ。
■「災害の一日前に戻れるとしたら、何をしますか?」と被災者に聞いてみたページがすごい
http://d.hatena.ne.jp/zyesuta/20101207/1291720510
「一日前プロジェクト」をご存知でしょうか。たいへんいい企画だと思うので、ご紹介させて頂きます。
「一日前プロジェクト」は地震、津波、豪雨などさまざまな災害に遭った方々に「もし災害の一日前に戻れるとしたら?」と聞いて、小さな物語を集め、発信し、共有するプロジェクト……。
興味深いのは、ファンタジーというか非日常的な想像力を駆使した「もし災害の1日前に戻れたら?」という設定が「日常の防災に役立つ知識、注意点」という非常にリアリスティック的な考察を引き出すテコに、なっているということだ。
SF的想像力が、現実の諸問題を見事に射抜いた例は枚挙に暇が無いが、その原型というものを見せられている気がする。
ちなみにまったくの余談だが、上のエントリーが執筆、発表された2010年12月7日は、暴行被害にあった市川海老蔵さんが最初の記者会見をやった日でね。
http://matomech.com/article.aspx?aid=1027693&bid=560
記者「もし事件当日の自分に一言声をかけれるなら?」
海老「出かけるのをやめなさい」
場内失笑w
このエントリがUPされて「なにこのでき過ぎなシンクロニシティ」とか思ってしまいましたよ当時・・・んな余談言ってる場合じゃないし、テーマもシリアスなんで続けます。
実際に、「一日前に戻ったらやりたい」ことを見てみましょう。
ブックマーク推奨!「1日前プロジェクト」
↓
http://www.bousai.go.jp/km/imp/index.html
「ほんとうにこれを知っとけば良かったというのはね、今で言う救急法の知識ですね。 」
「笛というのは、200メーター、300メーター先まで聞こえますからね。持っていてほんとうに良かったなと思います」
「やっぱり「観音開き※」はだめですね。地震の揺れでサイドボードの扉がバーンと開いて、しまってあった茶わんやらグラスやらが落ちて割れてしまいました」
などなど。それぞれの家庭に応じて参考にしてください。
再論「本棚不要論」&クリアチェスト活用
ここで論じた話を、ちょっと長めに再掲載します。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080523#p2
【本棚不要論】
(略)…四川省地震、死者は5万人になろうかという勢いで、深くお悔やみ申し上げる。
今回ぐらいの大規模地震だと無理かもしれないが、ただやはり、かなり大きな地震があったとする。以前は関東大震災の類推で、地震の後の大火災こそよっぽど恐ろしい、とか言われたものだが、ここ10年の大地震を見ると、結局一番怖いのは、最初の一瞬で、最初の揺れで物にぶつかり、物に潰されてしまう危険だということが分かってきた。
してみると、タンスにゴンである。いや不謹慎だったか。
つまりタンスとか食器棚とか、そういうものをいかに少なくするか、少なくともタンスがある部屋は居間や寝室と別にするべきなのであります。
当然、本棚も。
でだ、そもそもタンスとか本棚って必要なのか。
もともとタンスは服を、本棚は本を入れるところだ。それが昔はいざしらず、今、木を切ってそれを組み合わせてつくったような、無駄におしゃれで無駄に手間がかかって無駄に高価で、何よりも無駄に重い。少なくとも求められている機能から逆算すれば、いらねーよだと思う。
しかし棚状に本は置いておきたい…
私は若い頃、段ボール箱を愛用していた。今も一部使っているが、全然惜しくないし取替えが効く。だが、書籍の数が増えるにつれ、この一覧性の無さはこまったことになった。探す時はいちいち全部出すし、上に重ねるといっても安定性が悪い。
そこであれこれ考えて、はたと発見した。
パンパカパーン、私が考える本収蔵のためのエースとは?
それは樹脂製のクリアチェスト&収納ケース(ともに服専門)です。
写真はこれ。とりあえず手当たり次第に。
そもそもクリアチェストって言い方は一般的な名前なのか、商品名なのかもよくわからん。
だが、ようは三段とか4段で、プラスチックによってつくられる引き出し。
これが実は本を入れる際にヒットなんです。
軽くて、便利で、安くて、何より署名なんかも簡単にわかる。
あと普通の本棚って、ガラスケースつきでない場合は、1年2年読まない本の上にはほこりがたまって汚れるでしょ。これは一応密閉に近いからその心配は無い。
また、地震のときの安定性は無いが、もともと自分自身の重さがないから、危険性は本棚と比較にならない。倒れても、また立ち上がればいい。これを「シャリバンED方式」といいます。
前よりも強くなれ。
と、いうわけだ。
ただし・・・ここからが補論。
実際の運用で分かったこと。
このプラスチック収納箱を本の整理に使うには「カテエ」ことが第一。
溶岩席のように凝り固まった、カチカチの硬さがあるほうがいい。
そしてあんまりでっかいのを買うと、本がいっぱい入りすぎて、その重みがこのプラスチックをゆがませるほどになるんだよね。
だからいろんなサイズがある中で、少し小さめのを多数買うほうがいい。特に奥行きはそんなに無くてもいい。奥に本があったら取り出しにくいから。
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- メーカーを推奨すると「TENMA」(天馬工業)ってところの「Fits」がお勧め(※当初「Fit」と書きましたが、正確には複数形でしたすみません)
順々に説明すると最初の写真の右側は台所用品入れ。高さもあって便利なのだが、実はちとお高いのだ。左のがFitsのAタイプ。
真ん中のが正式な「クリアチェスト」。文庫本が奥に3列ならんで入る。実に便利なのだが、惜しいことに新書がギリギリ入るか入らないか!ちょっと重みで沈んだり、カバーをしていると摺れちゃう。漫画の大きめ(モーニングやビッグコミック系の単行本)も同じ。これがあと1センチ高さがあれば完璧なのに・・・
一番下の右は、初期に買ったやや残念な箱。奥行きがありすぎて奥の本が取りにくいことと、ちょっと硬さが足りないので積んでいたら重みでゆがんでしまったのでお勧めしない。
そして今のところ、一番いいのはその左の「Fits」Bタイプ。
幅39センチ、奥行き50センチ、高さ30センチで、強度がかなりあるのが強み
。
あと、もうちょっと安くならないかな。
セールとかもあまりない。もうちょっと安いといろいろ試しやすいんだけど。