閉会した176回臨時国会の質問・答弁。
【衆議院】
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/kaiji176_l.htm
【参議院】
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/176/syuisyo.htm
実際にあれやこれやと壇上に立って質問するものとは別に、文書で回答を求める「質問主意書」については長妻昭議員や鈴木宗男議員(当時)の活用によって一般的な知名度も高まっていて、今回あらためて読むとおもしろし。
興味深い主意書の質問をした議員が、基本的に嫌いなやつの名前だった(笑)、ということも結構あるが、それはある意味国会の本質でもある。国会というのは基本的にKOEI三国志ゲーム(初期)で言えば「二虎共食の計」「駆虎呑狼の計」であって、悪党と悪党同士を殴り合わせて、そこから有益な情報を引き出すものなのだ。ムネオも含め。
んで、この前の臨時国会では「親ばか子ばかが、大砲どん」とやっちゃったこともあって、「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン」の問題が多かった。
ひとつひとつリンクを張りたかったが答弁と質問が別々で、しかも一部はpdfのみファイル名は番号だけ、などスタイルが適していない。
上の一覧でページ内を「朝鮮」で検索するなどしたほうが分かりやすい。
答弁書第一一九号
内閣参質一七六第一一九号
平成二十二年十一月三十日
内閣総理大臣 菅 直 人
参議院議長 西 岡 武 夫 殿
参議院議員義家弘介君提出朝鮮学校に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
参議院議員義家弘介君提出朝鮮学校に関する質問に対する答弁書
一から三までについて
御指摘の国会答弁等で述べたとおり、朝鮮総聯は、朝鮮人学校と密接な関係にあり、同校の教育を重要視し、教育内容、人事及び財政に影響を及ぼしているものと認識している。
なるほど。この答弁は、この質問に関しての答弁だ。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/176/syuh/s176119.htm
意味合いについては、
新聞記事のほうがわかりやすいか?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469141/
政府答弁書が、総連と朝鮮人学校の関係「密接で教育、人事、財政に影響」
2010/11/30 11:40更新
北朝鮮の影響下にある朝鮮学校に高校無償化の適用が検討されている問題で、政府は、朝鮮総連が朝鮮学校の教育内容や財政、人事などに影響を及ぼしているとする答弁書を閣議決定した。これまで国会では朝鮮学校が朝鮮総連の影響下にあるとした見解が公安調査庁から示され、無償化適用に前向きな文部科学省との間に同じ政府機関内でありながら矛盾などが指摘されており、政府全体の認識がどうなのかが焦点となっていた。
答弁書では朝鮮総連と朝鮮学校の関係について「密接な関係にあり、学校の教育内容や財政、人事に影響を及ぼしていると認識している」と回答した。国会では公安調査庁が「朝鮮総連の影響は朝鮮学校の教育内容、人事、財政に及ぶ」と明らかにした。特定の思想や党派性を帯びた主張が別組織によって学校に持ち込まれたり、特定の主義主張で学校を運営する「不当な支配」を禁止するよう定めた教育基本法の規定に違反するとの指摘が出されていた。高木義明文科相は同条項が朝鮮学校にも適用されるとはしたが「教育基本法違反とは認識していない」と回答・・・
んで、これに対して再質問主意書と、再答弁があったんよ。
これけっこう重要よ。