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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日NHKで「スポーツ遺伝子」特集。厳正なる事実か、差別と偏見か?そして格闘技は?

放送当日ということで、再度掲載したい。

http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/next.html

2010年 2月13日 土曜 午後10時30分〜11時13分

“金メダル遺伝子”を探せ

世界のトップ・アスリートが人類の能力の限界に挑む祭典、バンクーバー・オリンピックが目前に迫る。そんな中、運動科学の研究者たちが熱い視線を注いでいるのが“金メダル遺伝子”の存在だ。最新の遺伝子研究によって、スポーツの分野で並はずれた結果を残す選手たちが、それを可能にする特異な遺伝子、いわば「金メダル遺伝子」を持っていることが明らかになってきたのだ。

普通の人より血液中のヘモグロビンを多く作ることができる遺伝子、短距離走に有利なタンパク質を生み出す遺伝子などが次々に発見されている。実際、短距離走で世界記録を打ち立てた選手を多く生み出し、“カリブのスプリンター工場”と呼ばれるジャマイカで行われた調査では、短距離走者の75%が ACTN3(RR型)と呼ばれる短距離走に有利な遺伝子を持つことがわかった。

さらに、こうした研究を選手の選抜や練習方法に生かし、成果につなげようという動きも始まった。

“金メダル遺伝子”は人類の新たな可能性を切り開くことになるのか?あるいは誰もが持つはずの可能性や、地道な努力の意味を否定することにつながるのか?最新科学がもたらした新たな問題を追跡する。


この話は何度かしただろうか。
私が小学生のころ、ゴング(ゴン格じゃないよ)で記者が思い出話として書いた文章が、鮮烈に印象に残っている。記者は今から、他の資料とつき合わせてみると、菊池孝氏で、語った人はボボ・ブラジルらしい。

【大意】
私はあるとき、黒人プロレスラー(たぶんボボ・ブラジル)に「なぜ黒人のレスラーに、バックボーンとして以前、アマレスをやっていた人が少ないんですか?」と尋ねた。
すると普段は温厚なそのプロレスラーはカッと目を見開き、感情をあらわにして今にも私に殴りかからんばかりだった。私がうろたえると、そのレスラーは落ちつきを取り戻してこう語った。
「お前、そんな質問を他の黒人レスラーにいうなよ・・・だがいい質問だ、答えよう。俺たち黒人が活躍できるスポーツはたしかにたくさんある。ボクシングのような格闘技だってある。だが、レスリングは肌と肌を合わせるスポーツだ。・・・・だから黒人がその競技をやろうとすると、いい顔をされないのさ。もうひとつそういう競技がある、水泳だ。白人にとっては、水を通して肌が触れるような感覚なんだろうな。わかるかい、このタブーが?」

私は、一言もかえせず、うかつな質問を恥じた・・・・

その後UFCを通じてアメリカのレスリング・アスリートを知ることができたわたしはケビン・ランデルマンランペイジ・ジャクソン、キング・モーらがそれぞれ実績があると聞いて、ときおり感慨にふけっていたのだ。

果たしてどこまでこれが事実なのか、
アメリカのレスリング史に詳しい人(流智美那嵯涼介氏など)に検証をお願いしたい気もする。大会優勝者や上位者の記録を見れば「そうでもないんじゃ?」ってことになるかもしれない。差別は得てして、被差別者のほうの被害意識も、事実には基づかない都市伝説のように拡大していくこともあるから(またそれが「やつらは嘘つきだ!」的な別の偏見を呼ぶなど、そうやって相互の不信が拡大するから差別は厄介なのだ)

また、「フィギュアスケートは白人ばかり」のように、たとえば「門戸自体は開かれている」→「けどスポーツの特性上、習うのにお金がかかる」→「余裕のある層がやることが多い」→「結果的に、人種や民族の偏りがある」というようなパターンも多く、これが徐々に日本や韓国の活躍で打ち砕かれていく、ということもなくはない。そういう意味もレスリングはともかく、スイミングクラブを基盤とする水泳はあったのかもしれない。
さらにいうと、「青森県ではみんな授業で版画がある(棟方志功の影響)」というナンシー関のように「まだ貧しい時代、黒人で成功したのはボクサーや野球選手に限られた」→「みんなが憧れて、猫もシャクシも野球やボクシングをやる」→「仲間内でもうまい子が人気者になったり、異性にもてたりする」→「結果的に素質のある子が育つ」というパターンもあるし、これは逆に「本当なら文化、ビジネス、政治の場で活躍できる人がいてもいいのに、そっちの道が閉ざされているから、結果的にスポーツの世界しか目指せない!」という批判も生む・・・(在日韓国人のスポーツ、芸能、大企業ではない起業からの成功もこれで説明されることが多い)

さらにいうと、「黒人」の中にも、出身地的に長距離が向いているところと短距離が向いているところ、などの違いもあるとか。



だが。
そういう社会的なバイアスをすべーて排除した上で比較ができるとして、あえて人種とは言わないが、遺伝的な意味でスポーツのできるできないに、何かの偏りがあると裏付けられたら。
そんな個人差があるのは当然だ、で解決してもいいのだろうし、あるスポーツは白人に向いていて、あるスポーツはアジア人、あるスポーツは黒人向け・・・というのがあるのも当然かもしれない。当然例外も、数え切れないほど存在するだろう(例外を認めようとしないと、この種の理論はすぐにトンデモ化する)。
とまあ、二重三重に補足を張ったが、そういう結果が今後出るかもしれないし、出ないかもしれない。
逆転した見方だが「本当だったらこのスポーツの特性上、黒人のチャンピオンが輩出されて当然なのに、まだ白人のチャンピオンが多い。ゆえにこのスポーツは、まだマイナー競技なのだ」というような主張だって確実に存在するのだ。いやUFCに対してだよ。


このへんを追及していくと、何べんも繰り返すが「民主主義・人権」と「医学・科学的事実(仮説)」は時として対立する。きしみを見せる。その軋轢は、これらに詳しい。

黒人アスリートはなぜ強いのか?―その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る

黒人アスリートはなぜ強いのか?―その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る

アメリカのスポーツと人種

アメリカのスポーツと人種

特に前者は「タブーについに挑戦した!」「こんなことを書いていいのか!!」と当時アメリカでは騒然となったそうだ。
アマゾンの書評を紹介しよう。

本書はまず驚異の事実を告げる。NBAの80%、NFLの65%、さらには100m走歴代100傑のすべてを黒人が占めているというのだ。そして、黒人のなかでも西アフリカ系・東アフリカ系の区別、ケニヤマラソンの驚異的な力‥‥、これらの事実を知るだけでも本書の価値はある。

 その後、強さの理由を、遺伝子に、生理化学に、人類学に、はては精神史から探ろうとするのだが、しかし圧巻なのは、黒人アスリートがこれまでたどってきた歴史である。

 ジャック・ジョンソンやジョー・ルイス、ジャッキー・ロビンソンらが闘ったのは、単に対戦相手だけではなかった。白人社会の差別という巨大な敵との間に、どれほど熾烈な戦いがあったか。そして、黒人の勝利の後、白人はスポーツでの敗北をどうやって埋め合わせようとしたのか!

本書は、黒人選手が運動能力が高いことを遺伝論・進化論の観点から科学的に
実証した、説得力の高いものである。

しかし、本書の真のテーマは、「なぜこの問題がこれまでタブー視されてきたか」である。それは、Taboo-why black athletes dominate sportsand why we are afraid to talk about it という原題から明らかだ。

つまり、「運動能力に人種間の差があるなら、知能にも差があるのではないか」という問に発展するからタブーなのである。

大学の論文
http://webg.musashi.ac.jp/~kokoharu/text.htm

その一方に、人種間には遺伝的に規定された運動能力の優劣が存在するとする、「遺伝派」とでも称すべき先天主義者がいる。遺伝的なアドバンテージゆえ、黒人は瞬発力や鋭い反射を必要とする種目で圧倒的に有利である、それゆえ国際大会でのメダル独占やベスト記録の保持が可能である、非黒人はいくら努力しても遠く及ばない、等の主張がこの立場からなされている。それはまた、しばしば人種間の知能差論争と連結して、極端な人種像の形成に力を貸してきた。曰く、黒人は生まれつきのアスリートだが、知能的に劣っていると。


そしてもう一方に、運動能力の発達は、知能同様、社会・文化的環境の力によって促されるとする、「環境派」とでも称すべき後天主義者がいる。曰く、アメリカ黒人のスポーツでの傑出は、長年の人種差別が他分野での成功機会を著しく制限してきた結果に過ぎない、差別が撤廃されれば、黒人の才能は多方面に分散され、スポーツでの傑出も目立たなくなるだろうと・・・

そんなこんなで今夜10時半から放送。
◇直接的な参考リンク
■アフリカ系の選手の肉体的特徴とタブー
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070206#p2


◇ちょっとばかりの参考リンク
ランペイジのPRIDE離脱   の噂に関して
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050702#p1

ランペイジの過去と未来・後編
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050703#p1

ランペイジ論・完結編
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050705#p1

■クイントン・ランペイジ・ジャクソン「ホームレスと宣伝されたのは恥ずかしかった」(GONKAKU
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070925#p1


上の関連。ユダヤ人を入れないスイミングクラブに、マルクス兄弟は・・・

アメリカの漫談「スタンダップ・コメディ」を紹介した本から引用する。たぶんグルーチョだったと思うけど、違うかもしれない。
やはりさっきの「水泳タブー」は本当なのか、ユダヤ系ということでグルーチョ?の娘がスイミングクラブの入会を拒否された。
これに対して父親は

「よし、こうしよう。私の妻は非ユダヤ人で、したがって娘のユダヤの血は半分だから、腰まで浸からせてくれ」

スタンダップ・コメディの勉強―アメリカは笑っている

スタンダップ・コメディの勉強―アメリカは笑っている

佐高信−木村剛の名誉毀損裁判、次回公判は3月31日 3時半東京地裁

東京地裁に電話して聞いてみました。この裁判についてです。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091023#p2

その結果、タイトルにあるように次回公判は3.31に開かれると確認。ただ予定は「弁論準備手続き」なので、基本は非公開であり、この決定によって以後、公開の弁論をどうやっていくかが決まる・・・そうです。

そういえば佐高氏、そういうわけで司会者をしくじった「関口宏サンデーモーニング」に先週、ビデオ出演の形で復帰できたようでおめでたい話である(ダブルミーニング)。たまたま見たので、すでに復帰してたのかも知れんけど。

SAPIOで上杉隆・花岡信昭対談があったらしい(今後掲載予定)

http://plaza.rakuten.co.jp/yamanoha/diary/201002120008/
http://www.uesugitakashi.com/archives/51797579.html

上杉氏のブログコメントで「だから保守反動の産経は・・・」的なコメントがあるが
・主催権がクラブにないと、権力者の都合が優先される
アメリカのほうが、不文律や恣意的な選定などにより実質的に閉鎖された状態だ
・記者会見では手の内を隠すのが普通で、取材しているからこそあまり質問しないとのパターンもある


・・・といった主張は、朝日新聞出身の田岡俊次氏もほぼ同様の発言を、以前からしていますよーと語ってみる。
まあ、どっちにしろ同じ内容だとしても花岡氏はそんなに論理的にモノゴトを言える人ではない(笑)。同じ内容ならまだ田岡元帥のほうが詳しく話せるとは思う。

「ラジオとネットの世論調査では、小沢さん支持が多いですが・・・」と上杉隆氏が小沢一郎会見で発言。いやそれ、「タモガミ理論」・・・つーか”世論調査”じゃねぇし。

それはそれとして、もっと驚いた、上杉氏の記事がある。
http://diamond.jp/series/uesugi/10113/
http://diamond.jp/series/uesugi/10113/?page=2 

世論調査の数字が、政治やジャーナリズムの根底を左右してはならない。あくまでそれは参考に留めるべきだ。政治は国益と国民の利益のために、ジャーナリズムは真実を追求すべきためにあるべきだ。もちろん世論は大事だが、必ずしも世論が正しいとは限らない。

 しかも、世論調査の数字自体も、その質問設定の方法などの条件によっていくらでも変わるものだ。その事実を明らかにしたいがために、筆者は小沢幹事長への質問の冒頭であえて次のように言及したのだ。


――まず冒頭に、これは質問ではありませんが、ラジオ・ネットの世論調査では7割から8割は「幹事長は辞めるべきではない」という逆の結果が出ています。

 TBSアクセスでは67%が、週刊誌「AERA」では過半数が続投支持を打ち出しているというデータを伝えたのだ。どちらも検察批判を報じた媒体である。

 つまり、それまでにどのような報道をしたかでも世論調査の結果は変わってしまうのだ。政治とジャーナリズムが左右されていけない理由はここにある。だがら私はこれを質問とせず、「ご参考までに」としたのだ。

(1)世論調査の数字が、政治やジャーナリズムの根底を左右してはならない。あくまでそれは参考に留めるべきだ。世論は大事だが、必ずしも世論が正しいとは限らない


・・・世論調査世論調査で、これによって政治の方針などはある程度修正されないとそれは独善の政治になる危険があり「根底」という言葉の定義にもよるがこれ自体は正論。「同盟は言葉だけでは保てない」という連隊長の言葉ぐらいに正論だ(笑)。



(2)世論調査の数字自体も、その質問設定の方法などの条件によっていくらでも変わる


これも正しい。今後、本を多数紹介しつつ、それらを論じたい。
私はよく言うけど、けっこう上杉氏の基本スタンスは同感することが本当に多いのだ。


ただね!!

TBSアクセスでは67%が、週刊誌「AERA」では過半数が続投支持を打ち出しているというデータ

これを例にしたということは、おそらく致命的に間違っている!!!
たしかAERA、アクセスとも回答者は「無作為抽出」じゃなかったでしょ?(アエラは記憶が曖昧なので、あとで確認しますが)


その時点で、新聞などの世論調査とは良くも悪くも別物で、比較するものでは無いんじゃないですかねえ。
で、どっちが科学的に正確かといえば、
やはりアクセスやAERAではない。ここをはずしたらただのトンデモだ。
本当に記者会見でそう言ったんでしょうか。主張の主旨には反対しないが、その材料、証拠としてこれを出されたんじゃ主張のほうが揺らいでしまう(笑)。ここは撤回というか、訂正・補足するべきだと。

【補足】AERAってこの号の、この特集のことっすか?

アエラネット会員が対象」じゃん!!
この数字と、曲がりなりにも新聞・テレビや通信社が行う世論調査の数字を単純比較するとかってのは、問題外のさらに外、場外満塁ホームランだわ!!!





私は以前、同様の主張をしたトンデモな人を槍玉に挙げた。
「yahoo投票では私への支持が多い」と開き直った田母神俊雄氏である。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081112#p5

科学と統計への挑戦。「yahooの投票では私を支持している」

あったりまえのことを書いてエントリをつくるのも恐縮だが

世論調査はどんなものでも、一応は無作為抽出であって、だからこそ全体を反映できる

■ネット投票は「ネットが出来る、使える環境にある人」が

■「(一人が一回投票など)本人確認不十分のまま」

■「投票したい人だけが投票する」

■だから、どの社がどんな規模でやっている世論調査よりも不正確になる。

のです。田母神俊雄氏は、そのへんのことを知らなかったのか。

ということで、今回上杉隆氏が小沢一郎会見で「あえて言及した」内容は、ヤフーを引き合いに出した田母神氏と同様に、一種のトンデモではないかと思うのだがいかがだろうか。


15日の池田信夫上杉隆対談ではこのへんのことも討論してほしいなあ。

あと、こういう話題の時は絶対にこれを紹介する。

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

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あ!!こんなのも2年前に出てたんだ!!即座にこれ買おう。


【コメント欄がワンテーマに関してえらく長くなり、他のテーマで連続で読む人の利便の妨げになること、検索で探せる利便性の向上を狙って本文に移動した】

zames_maki 2010/02/14 00:44
こんばんわ、世論調査に関心があるようですね。であれば世論と輿論はどう違うのか?今新聞がやっているのは輿論調査なのか?もしそれが輿論でないのなら何であり、ある種の人気投票であるヤフーの投票とどう違うか論じて下さい。よろしく。
更にもし技術的な問題に関心があるなら、在宅者にしか調査できない今の電話調査の信頼性とTBSラジオ「アクセス」の調査と信頼性がどう違うのか論じて下さい。
zames_maki 2010/02/14 01:06
加えて・・・、
この件で論ずべきなのは、当の小沢一郎氏自身が新聞などの小沢批判の世論調査結果に対して、「メディアが小沢一郎を犯罪者だと丁寧に書いた結果」だと答えている事でしょう、あなたはご存じないかもしれないがTBSラジオ「アクセス」ではかなりはっきりと検察批判を行っており、その結果ラジオの調べた世論が小沢氏を擁護するものになった可能性が大きい、特にあなたが引用した小沢会見での上杉隆氏の発言意図は、メディアの論調(小沢は悪人だ)によって世論調査は変化する(そうだ悪人だ)となるという意図だったと私は感じた。

上杉氏の発言をただ貶すのではなく、こうした内容を汲み取るべきだろう。そもそも多くの国民が参照している情報源であるメディアが偏った情報を発している時に世論調査にどんな意味があるのか?
こうした点に言及できないとただの馬鹿だ。
gryphon 2010/02/14 06:29
>世論と輿論はどう違うのか?
これは一言で言うと、常用(当用)漢字以前と以後で違ってきます。交叉点と交差点じゃ本来意味が違うし、障害と障碍では意味が違うのに、同じ意味で無理やり使うようになりました。(高島俊男「お言葉ですが・・・」シリーズをお読みなされ)それ以降だと「残念ながら同じ」となります。文句は旧文部省へ。 正字の「輿論」ではないからあんなのは「世論」に過ぎない、的な言葉遊びは大好きですが、ラジオでいうのは向かないなぁ(笑)
在宅者にしか調査できない今の電話調査の信頼性とTBSラジオ「アクセス」の調査と信頼性が<おお在宅電話調査問題をご存知ですか。ぜひそのへんは上の紹介本を読んでいただきたい(ついでにここをクリックしての購入をお勧めします(笑))のですが、確かに現在の社会調査が抱える大きな問題です。
ただし、その問題を抱えつつも、無差別抽出による新聞・通信社等の正式な世論庁舎と比べたら、アクセスの調査結果というのは「ゴミ」みたいなものです(谷岡一郎の表現を借ります)。それを同一視するのは「同じくヒョードルに勝てないという点からみると、ノゲイラと永田は同じレベルですね」みたいな。わかりにくい比喩ですいません(笑)
上杉隆氏の発言意図は。。。(略)・・・と私は感じた。
上の文章でこう書いたとおりです↓
「主張の主旨には反対しないが、その材料、証拠としてこれを出されたんじゃ主張のほうが揺らいでしまう」

「まだ進化論には分からない点が多い」という意見には反対しないが、だからといって「その証拠だ!」と”ノアの箱舟遺跡”を持ち出されたらアチャーでしょう。
gryphon 2010/02/14 06:32
ボボ・ブラジル1924年生まれ<ですね。曲がりなりにもランデルマンやモーが活躍するまでに、レスリング界がどう開放されていったのか。その歴史にだれか触れてもらいたいです
zames_maki 2010/02/15 00:37
あなたは口先では上杉氏に賛成だとしているが、その実、事態を理解しているように思えません。

輿論と世論は漢字の違いではなく内容の違いです。
2上杉氏は「××の証拠にTBSの結果では」などとは言っておらず、証拠ではありません。簡単に言ってメディアにおける調査結果を示しただけです。
3今新聞が世論調査と言っている電話調査は、実は限られた人に対する気分調査に過ぎず、輿論調査ではなく世論調査である部分が大きいでしょう。その数字を使ってメディアは最悪の場合、首相に辞任を迫る事になる。こうしたメディアの自前の調査結果の使い方の社会的悪影響を考えるべきです。

 ブログのネタになんでも批判するのは、あなたの勝手ですが浅はかな意見や考え違いをすれば批判される事も又事実です。
gryphon 2010/02/15 02:08
1<事実として「常用漢字」制度が始まって以来、「世論・輿論」に限らず、本来なら内容が違うものを同じ意味に無理やり使うようになっているのですよ。そのことご存知ないようでしたら、この機会に覚えてくださいませ。というか上杉氏のダイヤモンドHPの文章って、輿論と世論を使い分けているんですかね(笑)?

2<はあ、さっきの例を当てはめ「進化論の真偽についてですが、”ノアの方舟遺跡”というのもあります。そういう結果を示しただけです、ご参考までに」という論者がいたら・・・やっぱり「問題外の外!場外サヨナラホーマー!!」かと。

3<え、電話じゃなくて面接調査ならいいんですか(笑、そういうのもあります)
輿論調査ではなく世論調査だ」というのはどういう定義だかまったく不明で、たぶんオレ流定義でしょうから、こちらはなんとも言えないんですが。

数字を使ってメディアは最悪の場合、首相に辞任を迫る<最悪かどうかは分かりませんが、世論調査における低い数字が内閣退陣をもたらしたのは森政権と竹下政権でしたか。このへんの退陣も、当時から批判・否定されてましたか?参考までに(笑)
というか最近の麻生や福田政権に関しても、小沢氏が党首時代の民主党内閣支持率世論調査などを挙げて解散や退陣を迫ったような。

で、それが「社会的悪影響」というなら特に極端でなければ悪いもいいもないと思いますが、比較すると科学的・数学的な正確さで劣るアクセスやアエラネットの調査は”より”悪だという論法になるんでは。両者の「比較」をお勧めします。

なんか小沢さんもやっちゃったみたいで、この数字のことを性質を調べずに言い始めてしまってる(産経ネット「ぶらさがり詳報」)そうですが、これってやっぱり「最悪の場合、幹事長が続投を主張することになる」でしょうか(笑)
gryphon 2010/02/15 02:14
あっっつ!わかった!!!
世論調査」と「輿論調査」の違いは、たぶん
小沢一郎」と「小澤一郎」の違いみたいなもんだ(爆笑)!!
なるほど、これでファイナルアンサー。
zames_maki 2010/02/16 19:35
知らない人には教えてあげるのが親切だと思うので書いておきます。
輿論と世論について
輿論と世論:日本的民意の系譜学 / 佐藤卓己. -- 新潮社, 2008」を読め。表記法の問題も含めて記述されている。今の世論調査の問題点については朝日新聞自身も佐藤教授を招いて紙面で論じており、電話調査に問題があることは認めている。
世論調査の社会的危険性について
例えば「世論調査を信ずるバカ」田中良紹
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/02/post_209.html
を読め。ブログで世論調査について書くなら、田中良紹氏の言っている事のどこがどう違うのか、どうあるべきなのか真面目に考えて書きなさい。だがそれには相当な勉強が必要だろう。あなたのように子供の冗談のような事を書いてもなんの意味もない。
gryphon 2010/02/16 21:11
輿論と世論:」を読め。<挙げるならむしろその前の「メディア社会」(06年)がいいかと思いますが、それについては共同通信編集委員の柿崎明二氏がレスポンスをしてますな。というか「XXという意見は輿論ではない、世論だ」と個別にいうのは、かつての「あいつらは似非社会主義にすぎない、私たちこそが真のマルキスト・・」とか「やつらは愚民に過ぎぬ、わがエリートしか真実は見抜けない」の類になりがちです。佐藤さんの論考はそれなりに真摯ですが。
電話調査に問題があることは認めている<今まで誰か、認めてなかった人がいるんですか?いたらびっくりだ。で「問題がある」のは認めても「ラジオ・アクセス」や「アエラネットの結果」と同水準で問題がある、と田中さん含めて認めているとは推測しにくいのですが・・・貴方は同水準だと思っているのですかね?為念。

田中氏の文章、部分部分はそれなりに有益ですが(というか問題点の指摘としては一般的な話が多い)、ただおやおやと首をひねるのは、ギャラップ社が「専門会社だから命をかけている」として、それはどのぐらいの水準で正確さに差が生まれているのかが分からないところです。
あと「昔はお金をかけていた」「昔はRDDでは無かった」というなら、輿論だか世論だかの調査で、昔はぴたり正確だったのに今はどんどん誤差が大きくなっている・・となるはずですが、そうなっていますか?調査の正確さは、ある大規模な実地検証が定期的にあるわけですが、それでもそんなに昔と違うとは。
そして繰り返しですが、上で挙げられたリンク先や本を読んでも「だからといってTBSラジオ・アクセスやアエラネットの数字と一緒にするのは、問題外のさらに外!やっちゃったね」という部分はぜんぜん揺るがないのですが。前のたとえを変形させるなら、「ノゲイラ」を「ミルコ」ぐらいに変えればいいんですかね(笑)
gryphon 2010/02/16 21:20
余談ながら、田中氏が「輿論調査を信ずるバカ」を論難しているのはサイト「The journal」内の文章ですが、同サイト編集主幹・高野孟氏はその「ヨロン調査」の数字をうのみにしてこんな文章を(爆笑)
http://opinion.infoseek.co.jp/article/427
あ、麻生政権の低支持率という結果が出た場合は「世論」ではなく「輿論」だとか、そーいう定義なのかも。

あら、本当に軍将校が”粛清”されたがな(笑)これぞ革命政権だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100212/plc1002122307020-n1.htm

・・・防衛省は12日、日米共同訓練の開会式での訓示で「『信頼してくれ』という言葉だけで(日米同盟は)維持されるものではない」と述べた陸上自衛隊第44普通科連隊長の中沢剛1等陸佐に対し、幹部自衛官として不適切な発言だったとして、文書で注意した。

 防衛省は中沢氏からの聞き取り調査などを実施した上で、「政治や外交を軽視すると受け取られかねず、首相発言を批判していると誤解を招く発言だ」と判断した。中沢氏は「結果として誤解を招くような発言をし、申し訳ない」と釈明したという。

さて、どうこれを判断すべきか。
まさに一般論でいえば「まったく正論な、一般論の形で、個別具体的な問題を批判する」ことは可能であり、実際に行われることもある。また偶然にも、意識せず語った一般論が個別の事例や個人への批判となってしまうということもある、ぐーぜんにも。
これはなあ、処分と不処分のギリギリなところではあるな。
ときの権力者の判断によるしかないかもしれんので、特に発言も個人的には問題にしないかわり、注意処分が問題とも思わないって感じだ。

ただ、この「注意文書」の文面をめっちゃ公開してほしいんだけど(笑)。


あと、とある職種の公務員の皆さん(プラスK-1ファイター)にご注意。

青色申告のシーズンですが、税務署員やK−1選手は「一般論ですが、税金はきちんと納めなければいけませんよ」とかうっかり言わないようにね。政権批判、もしくはオーナー批判ととらえられかねない(爆笑)


前も紹介したスターリン・ジョーク。

ある政治犯収容所に、3人の囚人が送られた。それぞれ「お前は何の容疑でつかまったんだ?」と尋ね合う。


A「おれは『英雄ポポフを、反革命だと言った』罪で捕まった」
B「おれは『反革命ポポフを、英雄だと言った』罪で捕まった」
C「わたしがポポフだ」

スターリン・ジョーク (河出文庫)

スターリン・ジョーク (河出文庫)

後者のほうがまだ入手しやすいかな?というか類書はたくさんあるので、これに限ったわけではない。