http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100212/plc1002122307020-n1.htm
・・・防衛省は12日、日米共同訓練の開会式での訓示で「『信頼してくれ』という言葉だけで(日米同盟は)維持されるものではない」と述べた陸上自衛隊第44普通科連隊長の中沢剛1等陸佐に対し、幹部自衛官として不適切な発言だったとして、文書で注意した。
防衛省は中沢氏からの聞き取り調査などを実施した上で、「政治や外交を軽視すると受け取られかねず、首相発言を批判していると誤解を招く発言だ」と判断した。中沢氏は「結果として誤解を招くような発言をし、申し訳ない」と釈明したという。
さて、どうこれを判断すべきか。
まさに一般論でいえば「まったく正論な、一般論の形で、個別具体的な問題を批判する」ことは可能であり、実際に行われることもある。また偶然にも、意識せず語った一般論が個別の事例や個人への批判となってしまうということもある、ぐーぜんにも。
これはなあ、処分と不処分のギリギリなところではあるな。
ときの権力者の判断によるしかないかもしれんので、特に発言も個人的には問題にしないかわり、注意処分が問題とも思わないって感じだ。
ただ、この「注意文書」の文面をめっちゃ公開してほしいんだけど(笑)。
あと、とある職種の公務員の皆さん(プラスK-1ファイター)にご注意。
青色申告のシーズンですが、税務署員やK−1選手は「一般論ですが、税金はきちんと納めなければいけませんよ」とかうっかり言わないようにね。政権批判、もしくはオーナー批判ととらえられかねない(爆笑)
前も紹介したスターリン・ジョーク。
ある政治犯収容所に、3人の囚人が送られた。それぞれ「お前は何の容疑でつかまったんだ?」と尋ね合う。
A「おれは『英雄ポポフを、反革命だと言った』罪で捕まった」
B「おれは『反革命のポポフを、英雄だと言った』罪で捕まった」
C「わたしがポポフだ」

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