INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

早いものでもう2日後にDREAM-7、誰が勝って誰が負けるか。

考えてみると難しいので止めました。
ただ、実力とかを考慮するんじゃなく(だって相手のこと知らん)、なんとなくネガティブに、これまでの経緯を考えると、前田吉朗が秒殺負けするんじゃないかなあ・・・というイメージは持っている(笑)
ただPRIDEからで考えると、最初はパンチでノックアウト、次はフロントチョークだったからな。次は何かとなるとやや難しい。

まあ、あくまでイメージであります。

海より罪に溺れたい
君よりお前を抱きたい
想像力の毒を塗り
俺に放てよ雨の弓

前田吉朗入場曲 「RAINBOW MAN」 より)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00224

”スモールタニ”谷幸雄がハッケンシュミットに挑戦していた。

http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/65-cf0d.html
のエントリは、エストニアという小国から当時の世界の中心・ロンドンに身一つで渡り、現地の王者が築いた地位をそのままぶん取って栄光と富を作り上げた男が、逆に未知の存在に挑戦されそのリスクを恐れるという、いつの時代にも変わらぬ戦士・武芸者の光景を感じられる。
谷がハッケンシュミットに挑戦、ということ自体は同ブログで以前紹介されていたが、細かい情景を知るとより面白い。

リンク先のジョージ・ハッケンシュミットの写真を見るだけでも、「ロシアのライオン」の筋骨りゅうりゅう仕上げをごろうじろ、な肉体には説得力があるが、今で言えばランバー・ソムデートよりもさらに小さい?体格の谷がそれに挑戦とはなんとも信じがたい、ロマンというものだ。

…タニは1903年11月、初めてハッケンシュミットに挑戦状を叩きつけた(柔道か柔術か16)。以後タニはハッケンシュミットに対して「柔術ルールで私と戦ってみろ」という挑発を続けたが、ハッケンシュミットの答えは一貫して「グレコローマンのルールなら戦う」というものだった。99キロ対57キロという体格差を考えればどんなスタイルでも勝てそうなものだが。実際、ハッケンシュミットは、グレコローマンだけではなく、キャッチ・アズ・キャッチ・キャンに転向してからも、圧倒的な体力でたいていのレスラーを子供扱いしてきた。しかし、タニに関してはあくまでも慎重だった


ハッケンシュミットってこの他のエピソードも、日本で知られるほど有名なのは”元祖ヌルヌル疑惑”との異名を取る(取ってないけど、そういう説はある)フランク・ゴッチに負けたとか、”コンデ・コマ前田光世も挑戦したとけど谷のときと同様にヘタレて逃げた(これ、たぶん前田の自伝および横田ジュンヤの「明治バンカラ快人伝」にも載っている)とか、どうも引き立て役っぽい部分しかないのは気の毒だ。

谷幸雄」のウィキペディア項目を作るべきではないか。

だれか作って。「翻訳ブログ」で、ほとんどの人生と事歴は紹介されている。
私、はてなの記法を覚えるだけで精一杯で、修正や追加はできても項目を一から作ったことなくてさ…いよいよ誰もやらないとなれば、やってみますけどね。
もしくは「ジョージ・ハッケンシュミット」のウィキペ項目に、「日本人との因縁」という項目を作るところから始めようか。

田中秀征、長野県の村井知事かばう(サンデーモーニング)

いま、政治資金がらみの朝ワイドショー見て思い出した。村井知事の側近が自殺した、というニュースに対して田中秀征(長野県から選出されてた)が「村井さんは国政時代からお金には本当にきれいな人。疑惑があるとは考えにくい」といったコメントをしていた(産でモーニングというのは記憶による)。今書かないと私も忘れるし、絶対に記憶に残らない話なのでいま書いておく。

ゲーム理論(囚人のジレンマ)をコントで説明(NHK教育、土曜日夜11時)。

TV情報員からのメール連絡。いいの見つけてきたな。

3月7日(土)午後11時−11時30分、NHK教育テレビで「出社が楽しい経済学」第9回「囚人のジレンマ」が放送されます。
再放送は3月11日(水)深夜0時45分−1時15分。

この番組は経済学の理論や概念を、会社を舞台にしたコントで理解していこうというものです。

今までに取り上げられたのは「サンクコスト(回収不能原価)」「比較優位」「モラルハザード」など。


何年か前から話題になっている、ゲーム理論」の「囚人のジレンマ」を分かりやすく解説していきます
お互いを信頼して自制していれば両者とも最大の利益を得られるはずなのに、コミュニケーションがないため、結局どちらも最悪のシナリオを選択してしまう、という。

コントは2編。

・「裏切りの誘惑」
女性(劇団員か何か?)の晴れの初舞台。彼女に思いを寄せる2人の男たちは、「花を贈るのはやめよう」と協定を結んでいた。だが相手が約束を守るかどうかは信用できない。裏切って抜け駆けしてしまおうかどうか…。恋の悩みの結末はいかに


・「仁義なき戦い!? 弁当値下げ競争の行方」
あるデパートで新商品の花見弁当を展開する計画が進んでいた。しかしライバル社も同様の花見弁当を企画しているという話が入ってきた。このままでは値下げ競争やむなしと思われたが、唐突にライバル社から「末永いお付き合いのほどを」と告げられた。その真意はどこに? デパートが取った戦略は?

出演は劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)のメンバーたちです。
解説は「スタバではグランデを買え」などの著書がある経済学者・吉本佳生。


囚人のジレンマは、「核抑止」から「力道山vs木村政彦」(ガチで中の悪い二人が「引き分け」の約束でプロレスをしたが…)にまで絡んでくる(ような気がする)理論。私はこの話を高坂正堯氏の著作で知った、というのは前書いたっけ。

あっ、今思い出したけど「風雲児たち」の高野長英編に「江戸時代、なぜ伝馬町からの脱獄はほとんど成功しなかったのか?」というエピソードがあったね。脱獄に対して「申し上げます!牢やぶりが企まれております!!」と一言見張りにいうと、告発者はその場で保護され、その功績で正規に釈放される。ならば自分で脱獄を企むより、だれかがやってくれないか・・・ こういう相互牽制と相互監視で、脱獄をほぼ根絶したと。
いまなら談合や不正競争防止にも応用できるだろうな。(現在、談合は”自首”企業の罰則赦免制度が強化された)、


もともとゲーム理論というだけあって(※意味違う)、知ると「ほうほう、なるほど」と面白がれることは私が保証する。
見る価値あるよ、たぶん。

■公式サイト
http://www.nhk.or.jp/shussya/