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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

三月の格闘技興行。どうスケジュール管理しましょうか。

http://blog.livedoor.jp/suck_me_disco/archives/51239605.html

を参考にしませう。

三月の格闘技スケジュール。

■UFC82 3月1日(米国時間)
■CLUB FIGHT 3月4日
戦極-SENGOKU- 3月5日
■DREAM 3月15日
パンクラス(ネオブラ) 3月23日
パンクラス (後楽園)3月26日
修斗 3月28日
clubDEEP 3月29日
THE OUTSIDER 3月30日

多いなー、おい!
修斗パンクラスはこういうときだけ仲良く(?)近日に興行打ちやがる。
隔月でやれ隔月で。

私的な日程としては、某巨大SNSに書くつもり。





アメリMMAの大競争は、両者を大きくして他を踏み潰すか?

アメリカMMAの大競争は、両者を大きくして他を踏み潰すか?

今回のエリートXC地上波放送は、めでたくも画期的である。
何度も言うけど、アメリカの偽善的な暴力規制に対して、それを打破する橋頭堡としての意義が大きい。それがキンボ・スライスであってもだ(笑)。

だが、このへんを読むと、一直線には進まないようだ。
そして実は、一直線でないことが功を奏している部分があるらしい。直線でないちうか、複線化している。


http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-79.html

……また、EliteXCCBSの取引内容は単純な時間買いだそうです。テレ東の「プロレスLOVE」みたいなもんですかね。甘くはないですね。しかも土曜の夜というのはアメリカでは、視聴率を取るには最低の時間帯だそうです。

プレスリリースには、ProElite.Com、CBSSports.Comなどで、イベントのストリーミングを含むインタラクティブ・コンテンツを共同製作するとも書いてあります。こちらの方が我々にとっては楽しみかも。

(略)
UFCの地上波放送については、FOXが興味を示しているとの情報もあるそうです。NBCはもともとUFCには冷淡で、かつ脚本家ストライキが終わった以上、MMA放映に興味はないものと見られています。


どうも、別の国になるとそれだけで放送局の傾向とかはよく分からないんだが、FOXと格闘技は合いそうだ。2000年、UGフォーラムでグリフォンが立てたスレッド調べによると、格闘技ファンには共和党支持者が多いそうだし(※統計的な意味は皆無なのでホンキにしないように)。

ただ、厄介なのはこれが結果的にアメリMMAの対世間で「共闘」となるかもしれないことだ。
エリートXCが地上波を枠買いなりなんなりして、世間の知名度を高める。
UFCは今度の大会のように、きっちりツボを抑えたコアファンにも評価されるものをやり(今回のカードを見よ!)PPVを稼ぎ、スポンサーもつける、除くザイエンス。


これねえ、一番日本格闘技に勢いがあったときを彷彿とさせるよな。
あの時、あちこちのアメリカ団体から一番いい奴を選んでリングに上げ、ホームの利で優位に立っていた。TUFという一発逆転が、今回の日本にあるか。

「それでもボクはやってない」この時期にテレビ初登場。

なんかタイミングが、よくも悪くも一番…言い方は悪いが、話題を呼ぶ、タイムリーな時期の放送になっちゃったなあ。


■沖縄米兵を不起訴、釈放 女子中学生暴行事件
2008年2月29日 23時28分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022901000933.html

関連「社説比較くん
http://massacre.s59.xrea.com/othercgi/shasetsu/index.xcg?event=512


■鹿児島12人無罪「冤罪ではない」 鳩山法相が発言
http://www.asahi.com/politics/update/0214/TKY200802130356.html

関連「社説比較くん
http://massacre.s59.xrea.com/othercgi/shasetsu/index.xcg?event=515


[映]「それでもボクはやってない」(テレビ編集版) 
http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=107695807&area=tokyo

(2007年フジテレビ・アルタミラピクチャーズ東宝
▽本年度映画賞45タイトル受賞!あなたもこの法廷にご参加ください

3月1日(土) 21:00〜23:40   フジテレビ


◇07年、フジテレビ・アルタミラピクチャーズほか。加瀬亮。身に覚えのない痴漢容疑で現行犯逮捕された男性。無実を訴える彼は起訴されながらも裁判で自身の無実を証明しようと奮闘する。周防正行監督。フリーターで就職活動中の徹平(加瀬)は、会社の面接へ向かう満員電車で女子中学生から痴漢行為を問いただされ、現行犯逮捕されてしまう。警察署や検察庁での取り調べでも徹平は一貫して"何もやっていない"と訴え続けるが相手にされず、ついに起訴された。荒川(役所広司)と須藤(瀬戸朝香)という弁護士も決まり、徹平の母である豊子(もたいまさこ)や友人の達雄(山本耕史)らも徹平の無罪判決を信じて動きだす。そして周囲が見守る中、ついに裁判が始まった。


周防正行, 加瀬亮, 瀬戸朝香, 山本耕史, もたいまさこ, 小日向文世, 高橋長英, 役所広司

この映画は昨年、実際に映画館で見た。
面白いから感想を書こうと思ったら放置しちゃったな。

今回の実事件のあれこれの、どっちにどっちを重ね合わせるかでもまるで見方は違ってくるが、まあどちらにしても見て損は無い。

記憶頼りに見所を書いてみよう

・最初に逮捕されるまで。
まずこれは神の視点で、主人公が無罪だということを確信して見られるから、被害者の女の子も誤解だと観客は分かるんだが、当事者にしてみれば確信というか彼がやったと本気で思っているわけだな。
で、その後なんだが駅員も取り調べ刑事も、非常に官僚くさいというか、ルーチンワークとこの事件を処理しようとしている。刑事はちょっと違う部分もあるが、「悪意」すら無いのだ。当たり前だけど、それがまた恐ろしい。


・裁判のシーンで、検察の論証というのはまぁ、けっこう雑というかこれ関係あるのかな、というものもけっこう関係あるようにあつかう。個人的には、検察の論証の仕方がこの映画の中では警官や駅員以上に、一番理不尽に見えた。


・裁判で、映画の流れ的におや被告側が有利か、と思わせつつ、その流れを一気に断ち切るある事象が起きる。映画的には必然性ねー!伏線もねー!と言いたくなるが、実際の裁判でままあることだから仕方ない。


これ余談だけど、最初書いた「神の視点」無しで、本当に主人公が痴漢したかどうか分からないという設定だったらどうだったろう?間違いなく興行的には失敗しただろうが(だってさすがに観客のほうが耐え切れない)、むしろ小説や漫画で、二元中継的にひとつの事件を書く手法がある。
それで本当に痴漢なのか、冤罪なのかなんてのを両方の側から書いたら・・・、相当難しくなってつまらんだろうな、なんてことを考えました。

被害者についてどう語られるべきか

被害届を取り下げたということで話がより一層複雑になってしまっているが、今回事件が発生した時に、「注意により防げた事件では」云々という議論が発生した。
http://www.j-cast.com/2008/02/18016810.html
に紹介されている論調などが典型的な一例ということになるだろう。

これで気になって、探した記事が最近見つかったので、遅ればせの話ながら資料としてご紹介したい。


1984年3月10日 朝日新聞天声人語」。
なんについてかと言うとその時大きな話題を呼んだ「宮沢喜一監禁・恐喝事件」の話。
事件の概要は以下の通り。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%BE%A4%E5%96%9C%E4%B8%80

1984年3月、当時64歳だった宮澤は立正佼成会の会長秘書を騙る自称「ジャーナリスト」の男(当時54歳)とホテルで面会、ナイフを突きつけられた上、30分にもわたる取っ組み合いをし、灰皿で殴られるなど全治3週間の負傷しながらも一人でその男を取り押さえたという事件がある。

この事件を、当時の人語子はこう論評する。

・・・今回の襲撃事件は、かなりの怪事件である。カネ目当ての犯行か、あるいは宮沢さんの名誉を傷つけるために仕組んだ陰謀か。その両方か。慎重そうに見える宏池会の会長代行が なぜのこのこと密室に入っていったのか。庭野会長(※当時の立正佼成会会長)の名前を使われたのではだまされてもしかたないという雰囲気が今の政界にはあるのだろう。この人の名前の誘引力は相当なものらしい。


「なぜのこのこと密室に入っていったのか」という描写には、ある種の価値判断、批判が含まれていると考えて差し支えあるまい。また、「雰囲気」を勝手に推定ということもしている。

セカンドレイプ」的な考え方を敷衍すれば、この場合、宮沢に対する「セカンド監禁」とか「セカンド恐喝」ということになりかねない……と、いいたいところだが、実際のところ、この事件はやっぱり不可解であり、宮沢の行動は謎があり、さらにいえばうかつな部分もありだ。ジャーナリズムや第三者がそこに謎や批判を浴びせても、やむをえないという部分は確実にあると思う。
仮に宮沢が、そういう詮索や批判に傷ついても、斟酌するわけには行かないはずだ。。


じゃあ、今回の事件で中学生の被害(届けが取り下げられた以上ややこしいんだけど、あえてざっくりと)に関し、同様な詮索や批判を(公に)していいかというと、これがまた違う。



ひとつは、(ここは一番極端な差があるんだけれども)まあ宮沢という人は国会議員という一番詮索を受けてしかるべき職業であるということ。
対する沖縄のこの事案は、当事者がだ中学生である以上、年齢的に「分別の無さ」はあらかじめ想定というか許容し得る環境であるのだ。だからこそ未成年への誘拐などは罪が重いのだろう、ということ。これが一点。


もうひとつは、沖縄の一件が性犯罪(上の注釈に同じ。)の疑いがあった事案だったと言うこと。
単純な話で、性にまつわることは、ある種の口ごもり、社会的タブーが存在する。このことはもう議論の余地の無い話だと思うし第一、正直議論しても論理的な整合性は出てこない。
そうだからそうだと思う、ぐらいの意味しかない。


このタブー部分が、事件自体を隠蔽したりだなんだになる弊害もあるのだが、例えば性犯罪ではあまり微にいり細に渡った犯行描写や、被害者の名前や住所の描写などが消えるわけですから。そして、そういう部分で「あえて触れるべきではない」言葉の中には「被害者にかりに(例えば宮沢喜一がやったような)うかつさ、不注意があったということの指摘」も入っていると思う。

つまり、例えば宮沢と同じシチュエーションで成人女性が密室に呼ばれ、性的な被害を受けたとしても、新聞コラムで「なぜのこのこと密室に入っていったのか」とはかきにくい、ということだ。
それは、性質上しょうがないし、ロジカルな議論で突き詰めても仕方ないと思う次第だ。


要点だけまとめる。

A・本来、犯罪の報道の中で「被害を受けた被害者『にも』不注意があったのでは? or なぜそんな行動を?」と指摘、批判、疑問を呈すのはジャーナリズムなり、第三者の受け止め方としては、別段問題は無い。


B・しかし、とくに被害者が低年齢の時は「判断力の少なさは込み」として、いちいち言ってもしょうがない。


C・そして、性的な被害などが中心の時は、論理とは別に一種の習慣的タブーとしてこの部分をあえてふれないという選択もあり得る。


D・AとCは、特にロジカルな思考では矛盾する。Cは慣習、風潮にのっとった話なので、論理的にディベートをするならAのほうがたぶん正しい。だが、もともと理屈に合わないことを盛り込むべきなのだ。


というのが現時点での私の考えで、
だから今回の話は、被害者(あえてこうかく)の落ち度を、論理的に指摘できようがどうだろうが、タブーとして触れないという形は正しかったと思っている。

食玩・フィギュアが安く買える時代はすでに終わった(日本オタク大賞より)

この前「パチンコ業界について」の話を抜き出したら反響を呼んだので、あとひとつ印象に残った話を書いておこう。
この録画をもうすぐHDDから消しちゃうし。

東海村原八(なんだこのPNは)という方が主に語っている。この人も作り手だそうだ。

東海村:何年か前のオタク大賞海洋堂食玩が(賞を)とってたと思うんですけど、まあそれとちょうど対になって象徴的だなと。
いろんなところで言われているんですけど、原油高騰だとか、中国の人件費がどんどんあがってきているとかで、

要は革命的に安く作れたちっちゃい食玩が、もうあのコストじゃできない。200円ではもうできないということで。
海洋堂なんかはやめちゃったし、他のメーカーとかは例えば200円で食玩で売るのをあきらめて、しょうがないから一個500円にしようじゃ、それも無理だから、じゃあちょっと大きめの5000円にしようとかいう感じで。

とにかく安くてヤホーイのような夢のような時代は…


鶴岡法斎:なくなりましたよね。


東海村:ちょっと終わって、まあ現実的な、年相応の・・・それこそなんだったかな、「オタクなんだからDVDと同じぐらいのお金は出そうよフィギュアにも」というような状況なってるんですよ。


唐沢:内的要因じゃないんですね 要するにオタクの嗜好が変わったとかじゃなくて。


東海村:それもありますね、要は数の出るビッグタイトルがやっぱりなくなっているんで、昔だったらそれこそこれを出せば…それこそ最初の「TOO HARD」(※リアルなプラモのレーベル、シリーズじゃ?)to heart」は14万個売れてたのが1万個しか売れい。そういうのもありますね。だから、全体的に多品種少量生産になってきているんです。


(中略:ガンダムデザインとおもちゃと、今回の「ガンダム00」について話す)


東海村ガレージキットメーカーだったところがおもちゃを作って…要は完成品を作ってたり、バンダイみたいな大手のおもちゃメーカーがフィギュアを作ったり、で、流通があのー、自分のところでフィギュアを企画したり見たいな感じで。


要はまあ、極端な話おもちゃメーカーを始めようと思ったら、ツテがあれば、あと電話一本で要は生産はぜんぶ中国でできるんですよ。原型士?は外注で使えるっていうんで。
ってことはもう、ベンチャー的に始められるんですね。だから実際問題「どこそこを辞めて独立しました」というちっちゃいおもちゃメーカー、わりと一杯あるんで。そういう意味でわりと、下り坂になりつつ、ぐちゃぐちゃにお互いの領域を食い合っている状況が2007年だと。


鶴岡:なんかほんとにあれですね、さっきからいろいろ聞いていてこう、第一回の頃のオタク大賞と比べて「ここになにか金山があるんじゃないか」的なトークからほんとにしょんぼりしたトークがほんとに増えてきましたね


東海村:模型の山はわりと、こう・・・・


鶴岡:早かったですね(笑)


東海村:出尽くしたわけじゃないんですけど、これ以上掘ろうと思うと掘削コストのほうが出てくる石油より掛かる(笑)


いくつか思うことあり。
・中国で人件費が上がっているのは、一般的にいえばいいことなんだろう。これで実際に働く、現場の労働者が潤えばいい。まあ後段のようになっているかどうかは分からない


・中国が人件費の安さ「だけ」で勝っているのなら、インドなり何とかなりに移るのだろうけど、やはり中国にはそれなりの技術があるのだろうな。


こっから先の話が本題ですが、
もともと私が本格的にこのへんの食玩を見たのは、詳しい人に例のジョシュ・バーネットを案内してもらった2002年の時ですが、あまりに出来が良くて、しかも値段が安いのにはたしかに信じられない思いをしたものです。



こういうものは、時代が進み技術が進めばどんどん安く、良くなっていくたぐいのものかとつい思ってしまっていましたが、やはりITとかとは違うのですね。

「90年代−00年代初頭に最盛期を迎え、その後に衰えていっているものは?」というと、私は「全日本系のプロレスと、少年サンデー」と頭に思い浮かぶのですが(笑)、食玩もその中に入るのか。

逆に言うと、この90-00年代初頭に生み出されたフィギュアは、値段と質を見たときに歴史的に実に「お買い得」なものであり、これをコレクターしていた人は勝ち組、コレクションはひと財産ということになりそうです。

ぼくは今、メトロン星人食玩はふたつ持っていますね。ひとつはちゃぶ台つき。


ネタ元の動画は例によって
http://www.nicovideo.jp/search/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%AF%E5%A4%A7%E8%B3%9E
にあります。
07年の「前編」開始後16分ごろからです。