今回のエリートXC地上波放送は、めでたくも画期的である。
何度も言うけど、アメリカの偽善的な暴力規制に対して、それを打破する橋頭堡としての意義が大きい。それがキンボ・スライスであってもだ(笑)。
だが、このへんを読むと、一直線には進まないようだ。
そして実は、一直線でないことが功を奏している部分があるらしい。直線でないちうか、複線化している。
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-79.html
……また、EliteXCとCBSの取引内容は単純な時間買いだそうです。テレ東の「プロレスLOVE」みたいなもんですかね。甘くはないですね。しかも土曜の夜というのはアメリカでは、視聴率を取るには最低の時間帯だそうです。
プレスリリースには、ProElite.Com、CBSSports.Comなどで、イベントのストリーミングを含むインタラクティブ・コンテンツを共同製作するとも書いてあります。こちらの方が我々にとっては楽しみかも。
(略)
UFCの地上波放送については、FOXが興味を示しているとの情報もあるそうです。NBCはもともとUFCには冷淡で、かつ脚本家ストライキが終わった以上、MMA放映に興味はないものと見られています。
どうも、別の国になるとそれだけで放送局の傾向とかはよく分からないんだが、FOXと格闘技は合いそうだ。2000年、UGフォーラムでグリフォンが立てたスレッド調べによると、格闘技ファンには共和党支持者が多いそうだし(※統計的な意味は皆無なのでホンキにしないように)。
ただ、厄介なのはこれが結果的にアメリカMMAの対世間で「共闘」となるかもしれないことだ。
エリートXCが地上波を枠買いなりなんなりして、世間の知名度を高める。
UFCは今度の大会のように、きっちりツボを抑えたコアファンにも評価されるものをやり(今回のカードを見よ!)PPVを稼ぎ、スポンサーもつける、除くザイエンス。
これねえ、一番日本格闘技に勢いがあったときを彷彿とさせるよな。
あの時、あちこちのアメリカ団体から一番いい奴を選んでリングに上げ、ホームの利で優位に立っていた。TUFという一発逆転が、今回の日本にあるか。