INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

今日はCSで、Dynamite!完全版放送+HERO'S韓国も登場

詳細は
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51408804.html

【補足】
http://psychomafia.blog8.fc2.com/blog-entry-590.html
によると、このDynamite!放送後、30分別の番組を挟んで2007年HERO'S韓国大会
(というより秋山成勲vsデニス・カーンのあった大会)が放送されます。

ほんっとにTBSチャンネルのサイトは最低最悪のページだ・・・。まともな一覧機能をつけろ。

ちょうど6時間だ。


【補足2】コメント欄より

zozozo 『今夜はスマックガールもBSフジでありますね。
http://www.bsfuji.tv/top/pub/smack.html』(2008/01/26 10:09)


===========深夜番組紹介終わり=================

格通での前田の田村批判は丸々1ページ(笑)…正論もあるが事実誤認多数

遅ればせながら最新の格通を読んだ。

まだメインイベントのGONKAKUも控えているのだが。
http://kakutolog.cocolog-nifty.com/kakuto/2008/01/post_2a06.html

田村についてとことん語ったボリュームはなんと1ページまるごと!

と紹介されているが、読むまではまあウッチャンナンチャンのお笑いがどうこうとか、とかそういう前田日明社会時評も交えたものになっているかと思ったら、ホントに丸ごと田村潔司へのディスだった(笑)

これを引用するのは骨が折れすぎるので、そのリンク先にある箇条書きを見てほしい。


さて「カッコつけ」に関してなんだが

オレから見たら、すごくいやらしい試合。それをやっちゃうと、相手に対してメチャクチャ失礼なんだよ。『オレはいつでも極めようと思えば極められるんだけど、オマエを自由に動かしてあげてるんだよ』みたいな態度で試合をすると、相手に対して失礼。そんなんでUスタイルとか言ってほしくない。
(略)
ああいう試合したら相手に失礼でしょ。頑張っている相手に対して「手のひらで転がしてやったんです」みたいな試合をしてさ。パッと見たら分かるんだよ、どういう気持ちで試合をしているのかっていうのは。


これはあの試合に対する評としてはなかなか頷ける部分もなくはない。佐藤光留vsジョシュ・バーネットのキャッチ試合に関する北岡悟の反応とも重なる部分はあるだろう。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20071224#p2

ただ、読んでいてオヤオヤとなるのは・・・

桜庭とやるには100万年早いよ。桜庭が可愛そう。桜庭は試合中にあんなカッコつけたこと一回もないよ。桜庭は、そんな余計なことせんと、自分のために試合しろよってオレらが心配するほど必死にやってる。

…アンソニー・マシアス戦とか、ハイアン・グレイシー戦とか前田は見てないのかな。見てないんだろうな。これらに関しては桜庭自身ももともとインタビューで認めているし、シャノン・ザ・キャノン・リッチは遊ぼうと思ったらうっかり相手がその前にタップした(笑)。「実力差ある相手に、試合の中で”遊ぶ”のは是か非か」という問いは桜庭和志のスタイルから始まったもので、ヴァンダレイ・シウバも最初はこのマシアス戦を見て桜庭を嫌っていた。

昔、オレ、坂田亘をどつき回したことあったじゃない…なんでかっていったら、坂田がああいう試合をしたから。ああいう試合やって、判定で勝って、「●●君も頑張りましたねえ」とか偉そうに喋ってさ。(略)それで頭にきてやった


いや、どつき回したとき、坂田の試合(vs鶴巻伸洋)は引き分けです兄さん!!それに試合も坂田に余裕とか感じられへん内容だったし。



前田自身が語る「前田伝説」は楽しく、それが彼をトップレスラーに押し上げた、ある意味では一番の要素だということはつとに言われているが、こうやって客観的なデータとの食い違いが検証できると、「まあ、良くも悪くも今の感情から逆算して、思い込むうちに記憶が変わってくるタイプのかたなんですね」と(笑)。
だからこそ前田伝説ができるわけですけど。


その他、選手の安全性についてはもっともなことをいっていたが後日。
あと、この発言を引き出したのは格闘技通信のスクープでしたね。

K-1とGRABAKAの間で、両者にそれぞれのことを言ってた人の名前が判明(kamiproハンド)。

昨日、こういう文章を書いたね。読んでもらうのが一番手っ取り早い
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080125#p3

■・・・食い違う谷川貞治GRABAKAの言い分…間で話をつなぐ「やれんのか実行委員会」のだれかが食わせもんなんじゃねーの?


いやふつーに、ああいうふうに正反対に話がなっている場合、その間でAさんがこう言ってる、Bさんがこう言ってるとつなぐCさんに元凶があるってネタは、めぞん一刻釣りバカ日誌の時代から定番でして(略)

、「実行委員会サイド」「やれんのかサイド」というあいまいな言い方ではなく「やれんのかの●●さん」といってもらい、そして真相をその●●さんに問いただす・・・・(後略)

判明しました。要望どおりの記事が、探したらありました。
実は谷川貞治氏、会見の時、正式な会見のあとも取材陣の囲み取材に答えているのだ。報じているところは少ないが・・・そこに実名バッチリでています。

Q:確認なんですが、大晦日の前に三崎選手にも連戦のことは言っていたんですか?


谷川「『やれんのか』の人はそういうふうに言ってましたから。だから、僕らも秋山選手に言って、やらせたかったんですけれど」
(引用者註:まてまて、すると2試合制度は実行委のほうが提案したのか?)


Q:それ(再戦了承)は『やれんのか』の人から直接聞いた話ですか?谷川さんは直接確認を取ってはいないんですか?


谷川「僕は三崎選手には確認は取っていないんで、それが違ったら申し訳ないんだですけど笹原(笹原圭一)さんたちから聞いた話では、合意したっていうことで試合を組んだんですから」

というわけで事の真偽は笹原圭一氏に聞かないと分からないんですよ。
来月の雑誌で、単独インタビューをするべきなのは谷川でも菊田でもなく、笹原さん。もしくは加藤浩(略)。

また加藤オチをやってしまった。

しかし、この囲みを文章にして笹原氏の名前を出したのは、kamiproのスクープ。
いろいろこういう、小さいスクープ合戦があって面白い。

TBSチャンネルのウルトラマンメビウスはようやく佳境へ

ついでにCSの紹介を。
ウルトラマンメビウスの再放送をいま行っているが、27話ぐらいまで話が進んでいる。
このへんから本格的に「ウルトラ兄弟」が出てくるみたいなのね。
三万年前のウルトラの父の古傷とか出てるし、「OPの音楽で二番を流して「なんか特別」っぽくする」という手法も使っている。

「コンピューターシミュレーション(プロトマケット)による再現」という手をつかってゼットンも登場した。(つうか今、午前9時からやっている)。このスーパースターを呼ぶなら、フィニッシュもおいそれと簡単にメビウスに寝る訳にもいかない。その工夫も十分されていて、かつてのトップ怪獣へのリスペクトがなされていた。

来週はノーバだって。やな名優呼んでくるなあ。おれが一番怖かった、というか気持ち悪かった怪獣だよ。その次のブニョも怖く、この2ページだけは怪獣図鑑のページをとばしていた。

古典を読め、と猪瀬直樹は言った。その古典とは・・・

実は今、猪瀬はダボス会議石原慎太郎と共に出かけている。あのエラソーぶりは、外国人もムカッとさせるか、あるいはあれぐらいが実は国際標準として受け入れられるという説がある。


つい最近、文庫になったが

我、拗ね者として生涯を閉ず(上) (講談社文庫)

我、拗ね者として生涯を閉ず(上) (講談社文庫)

我、拗ね者として生涯を閉ず(下) (講談社文庫)

我、拗ね者として生涯を閉ず(下) (講談社文庫)

という本があり、この中で先輩ノンフィクション作家として本多靖春は

猪瀬氏は勉強家だし、仕事熱心だし、世渡りも上手だと思うのだが、なぜか、人に好かれない。それは、単に、威張り過ぎるから、といったような表面的理由だけによるものではなさそうである

これは猪瀬と論争もした坪内祐三の日記

本日記

本日記

からの孫引き。


猪瀬直樹は「偉そうにしてる」という理由だけでテロ被害に遭いかけるという珍しい事件もあったっけ。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040221



さて本題だが、猪瀬には「作家の誕生」という朝日新書があった。

作家の誕生 (朝日新書48)

作家の誕生 (朝日新書48)

「マガジン青春譜」や「ピカレスク」、映画化された「こころの王国」と一部内容は重複している(その旨の断り書きもある)が、明治大正昭和においてマスメディア、ジャーナリズムがどう発展していき、それが現在の状況と重なるか・・・についてよく分かって面白い。インターネットの前駆としての投稿欄、なんて話は80年代まで続きジャンプ放送局ファンロードになったわけだろうからな。

ただ今回、紹介したいのはあとがきだ。

僕は若い人に古典を読みなさい、と薦める。紫式部の「源氏物語」は読んだほうがいいに決まっているが、もう少し緩々に古典というものを定義すれば、自分が生まれる前に出版された作品のすべてが当てはまる。
じつにかんたんである。30歳なら、31年以上前の作品なら古典と考えるのだ。
今そこにある出たばかりの本や、インターネットのブログはただ実感で読んでいる(略)。一度どこかで実感を相対化して越えなければ、いつまでもコミュニケーションは成り立たない。過ぎ去った時代は実感できない。生まれる前に出た作品を読めば、実感の加勢が無い分文章の世界の醍醐味を堪能できるはずだ。

ちょっとした小さな提案であるが、なかなか面白い視点なので紹介しました。