実は今、猪瀬はダボス会議に石原慎太郎と共に出かけている。あのエラソーぶりは、外国人もムカッとさせるか、あるいはあれぐらいが実は国際標準として受け入れられるという説がある。
つい最近、文庫になったが
- 作者: 本田靖春
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/15
- メディア: 文庫
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- 作者: 本田靖春
- 出版社/メーカー: 講談社
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猪瀬氏は勉強家だし、仕事熱心だし、世渡りも上手だと思うのだが、なぜか、人に好かれない。それは、単に、威張り過ぎるから、といったような表面的理由だけによるものではなさそうである
これは猪瀬と論争もした坪内祐三の日記
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2006/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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からの孫引き。
猪瀬直樹は「偉そうにしてる」という理由だけでテロ被害に遭いかけるという珍しい事件もあったっけ。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040221
さて本題だが、猪瀬には「作家の誕生」という朝日新書があった。
- 作者: 猪瀬直樹
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/06/13
- メディア: 新書
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ただ今回、紹介したいのはあとがきだ。
僕は若い人に古典を読みなさい、と薦める。紫式部の「源氏物語」は読んだほうがいいに決まっているが、もう少し緩々に古典というものを定義すれば、自分が生まれる前に出版された作品のすべてが当てはまる。
じつにかんたんである。30歳なら、31年以上前の作品なら古典と考えるのだ。
今そこにある出たばかりの本や、インターネットのブログはただ実感で読んでいる(略)。一度どこかで実感を相対化して越えなければ、いつまでもコミュニケーションは成り立たない。過ぎ去った時代は実感できない。生まれる前に出た作品を読めば、実感の加勢が無い分文章の世界の醍醐味を堪能できるはずだ。
ちょっとした小さな提案であるが、なかなか面白い視点なので紹介しました。