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ポピュリズムやナショナリズムの台頭,社会的分断の深化,Qアノンはじめ陰謀論の隆盛,専制主義国家による挑戦などを前に,理念の共和国・米国のアイデンティティが揺らいでいる.今日の米国内の分断状況を観察し続けてきた著者が,その実態を精緻に腑分けし,米国の民主主義,そしてリベラル国際秩序の行方を展望する.
【新書メモ】とタイトルに謳った時には繰り返しておこう。これが皆さんの常識・習慣になれば嬉しい
・現在、新書はその多くが、漫画などと同様に「試し読み」がネット上に設けられている。
・特にKADOKAWA「ブックウォーカー」の試し読み分量が多め(な気がする)
・新書は「前書き」が独立していて、しかも著者が気合入ってるから読み応えある。
で、ここから。
bookwalker.jp
前書きで「トランプ再選前後の、典型的な米国のインターネット上の論争」が書かれている。ここだけでも面白いので、ご覧いただきたい。


試し読み部分は全部では無かった。興味ある人は実際読んでください。
渡辺靖氏は新書だけでもかなり執筆おおく、特にリバタリアニズムや白人ナショナリズムも研究している。
以前読んで、紹介したかったけど仕切れなかったんだよな(だから【新書メモ】という項目をこのブログで作り始めたんだっけ)
今回の本で、もうひとつだけ抜き出し紹介したいところ。
アメリカのリバタリアンだかミリシア民兵の団体で「スリーパーセンターズ」と名乗るところがある。
この名前の由来は
「米国独立戦争の時に実際に武器を取って戦ったのは、入植者の3%だった(と彼らは主張する)」ことだそうだ。
いま、武器を持って?実力闘争を行うのは、偉大な建国の父たちと同じ崇高な行為である。
そういう実力行動、現場で体を張るのはいつの世も少数派である。
我々はその、気高い少数派なのだ・・・・・・という。
何重にもねじれているような気がするが、そこに話が収斂していくのか―、やっぱり、という納得感もあった。
愛国心はならずものの最後の逃げ場、という言葉があるが、過激な社会運動家たちが「俺たちは体を張ってるんだ、お前らとは違う」も、最後の逃げ場どころか最初か二番目ぐらいの逃げ場になっていることも多いわけで…
これも一周か半周廻って「ジェシカ論法(※この言葉でブログ内検索してください)」の親戚なんだな。救国軍事会議論法、が本来は近いんだけど。
「スリー(3)パーセンターズ」という団体名と、その言葉の由来、覚えて持ち帰ってください。







