INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

PRIDE・K-1・修斗・パンクラス・・・・戦士たちが流動化する

けっこう、小さいニュースがあちこちであるのでまとめて

セルゲイ・ハリトーノフvsエメリヤーエンコ・アレキサンダー

私はこれを聞いて、自分で驚いたんだが、悪いカードを持ってきたら「ああ、DSEは苦しくなってきてるんだな」と思うし、このように素晴らしい試合を組んだら組んだで「ああ、最後にやけくそで、あとにドラマを引っ張ることを考えずに、カードを組んでるんだな」と思ってしまうと(笑)。

でもまあ、いい試合だよ。アレキは巨体が目立つけど、ハリトーノフだって十分巨漢に分類される選手だからね。

パンクラス戦闘竜出場

http://gbring.com/sokuho/news/2006_07/0728_pancrase.htm

パンクラス】8・27 小椋×戦闘竜の力士対決が実現! 2006/07/28

 8月27日(日)神奈川・横浜文化体育館で開催されるパンクラス主催『PANCRASE 2006 BLOW TOUR』の追加対戦カードが発表された。・・・・(略)・・・・パンクラス初参戦の戦闘竜はPRIDEのリングでは5戦1勝4敗と負け越しているものの、筋骨隆々な身体から放たれる大砲のような豪腕パンチは関係者から評価は高い。

PRIDEに何度も上がって”PRIDE色”のついた、しかし実力では一歩及ばぬ選手が、小さい団体のメインやセミに乗り込む「外敵」となるというビジネス・モデルは、超満員が続くDEEPで有効性が明らかになっている。その輪にパンクラスが入れば、ここのところの低調ぶりにも歯止めが掛かるだろう。
強さと言う点では、さすがに戦闘竜、今回は負けないだろう。「常敗軍団」「無勝の戦闘集団」としては、「高田モンスター軍じゃなくて高田ボンクラーズだ」といわれる(俺にだが)高田道場もあるが、これは闘うレベルがきついし。
常敗軍団としてのクオリティはパンクラス玉海力が一歩先んじている。


ちなみに、今日ネオブラでパンクラスIsmの川村亮が優勝したが、相手も相手なので過大な期待は禁物。
大石幸史も、健闘したが完敗というパターン
http://www.pancrase.co.jp/data/result/2006/0606.html


佐々木有生岡見勇信UFC参戦

日本人選手の参戦は何年ぶりだろうか。上の大石幸史以来か。あれは無かったことにしたいな。

【補足】コメント欄より
>日本人UFC参戦
多分大石のちょっと後に国原がペデパノとやったのが最後かと。』

どっちにしても、UFCは今、世界に市場を広げるのではなく、その必要も無い。アメリカに深く深く根を下ろしたいと思っていて、そのために外国人はイケニエとなると仕組みだ。つまり求心力の世界。
そこに呼ばれるというのは、必ずしも勝利を期待されていることではない。だがだからこそ、その相手の期待を裏切ってくれよ。


今成正和vsフレジソン・パイシャオン

パイシャオンは前田吉朗に敗れた試合だけが日本での総合成績だけど、それなりに実績を上げているし、敗れた前田の試合でも、KOされないタフネスぶりは不気味のひとことだった。さすがアマゾン出身のことだけある。
そして、何より前田は屈指のストライカーであるからこそ、相性を生かして闘うことができた。組み技主体の今成が、どうアマゾンの怪人に立ち向かうのか。隠れた必殺技「モンジバカ」が炸裂するか。


郷野聡寛、来年度の「PRIDE武士道カレンダー」に登場

http://blog.livedoor.jp/gono/archives/50576394.html

今日、来年度の武士道カレンダーの撮影にイッて来ました。

来年度の武士道カレンダー!!・・・・・・無駄にならなければいいねえ。

朝まで生テレビ(朝生)

個人的には賛成・反対ともすべて聞いたことのある論点だったなあ。それはたぶん、一般的な感想ではないだろうけど。
逆に、「この話が出てこないのは不満だ」という部分が無く、過不足なく論点が出ていたともいえる。


ひとつだけ、テレビでは出なかった論点をいうとしたら、例のサンフランシスコ条約11条受諾論。
裁判を条約で認めたから、その歴史的見解を変えるのは条約違反だというのは、一見右派への武器になるように見えるが、例えば「韓国も臨時政府が正統政権として、日本と「交戦状態」にあった」とか「天皇も責任がある」という、要は左の側からの、別の視点の歴史観も制限されるのではないか?


あと、山本七平の日本社会論が、姜尚中をはじめとして戦時を分析するツールとして登場していた。
実は姜尚中は、先月だか先々月の論座の中でも「今の保守はバランスを失っているが、かつてはバランスがあった」という例として山本を出している。
これは、本多勝一らとあまりしがらみがない90年代に登場した左派の特権だろう。山本自身のスタンスは変わっていないし、例の「洪思翔中将の処刑」という本もあるのだけれどね。
(いま調べたら絶版みたいだ)


ただ、そこで「無責任体制」「アメーバのような権力の分散」というふうに姜尚中は論じて、田原総一朗から「それを防ぐにはどうすればいい?」と問われた姜尚中は「中間組織(地域やアメリカの教会的な存在など)の拡大」と言っていた。

山本七平は逆に「実情の世界」から「法と権利の世界」に切り替えることを提唱していて、具体的には「派閥のボス」が権力を持つのではなく「首相や党の幹事長が、規約に基づいて権力を持つ」システムに可能性を見出していたはずだ(「派閥の研究」)。

「派閥」の研究 (文春文庫)

「派閥」の研究 (文春文庫)

小泉政権で官邸に権力が集中するさまを見るに付け、この山本の予言を思い出していたのだが。

敵基地攻撃論

姜尚中田岡俊次さんのような詳しい方が、消極的な・・・」
山本一太「田岡さんの場合は、詳しすぎてwww(間違ってる)」

なんだよ、この田岡元帥への(笑)ぶくみの議論は。

ジョシュ・バーネット野望着々。どんな野望だよ!!

「つづれや」経由で知ったのですが
http://tsudureya.blog51.fc2.com/blog-entry-169.html


http://www.prideofficial.com/free/news/details.php?id=1153987047

[7/25 18:02]
小説家の菊池秀行先生が、人伝えに『ジョシュがアニメ“吸血鬼ハンターD”の大ファン』であることを知り、わざわざジョシュに英語版の小説をプレゼントしてくださいました! そのことをスタッフからジョシュに伝えると、ジョシュは大感激! せめてものお礼ということで、菊池先生にお返しのサイン。
ちなみにこの後、菊池先生の代表作についてその面白さをジョシュから丁寧に解説してもらいましたが、あまりにも長すぎたため(!)、スペースの都合上ここでは残念ながら割愛させていただきます

こんな野望ですた(笑)。
最近は、ちゃんとファンだファンだと彼が言うとちゃんとリアクションがかえってきて喜ばしい。

菊池菊地ひどゆき先生も、格闘技のことを知っているとは意外でした。やはりご友人の空気枕ぶく、いや夢枕獏先生の影響かな。
夢枕氏は、日本の中では超有名だし敬愛する存在だけど、そういえば海外に名前を知られるような作品が残念ながら無いんじゃないかな?餓狼伝に英語版あったりすれば受けると思うけど。

あと3日。

7月3日に、私はこう書いた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060703#p1

■[格闘技][PRIDE][CS][犯罪][読書]「DSEは7月中に、週刊現代への民事訴訟を行う/行わない」さあどっちに賭ける?
俺は「訴えない(民事訴訟を行わない)」にはてなポイント100Pを賭けます。
だれか俺は「訴える」に賭けますと言って、この賭けを成立させる人はいますかの。

・・・・んだが、この当時はパソコンの不調が最盛期で、賭けをやるために必要なウェブ上のやり取りが不可能であったためにアイデアを提示するだけで断念した。だれかが賭けに乗ってくれて、不調がなければ労せずはてなポイントを100P稼げたのに、惜しいことをした。

CS724chでまた「鋼の錬金術師」「ヒカルの碁」再放送です

例の電波障害で、うち個人としてはこのチャンネルがうまく受信できないんだけど、8月の格闘番組を調べるついで調べたら「鋼」は7月末から、「碁」は8月1日からあらためて放送するそうな。
告知しておく

小橋建太の今回の病状を科学的に検討する


http://beye2.com/item_5194.html
自分はここを読まないままなら、医学に無知なまま、「やはり腎臓を一つ摘出して、頑張れ復帰してくれというのは無茶。すばらしい試合をもう長年見せてくれたのだから、過大な期待はしてはだめだ」という主張をすることになっていただろう。

やはり知るというのは重要なのです。

腫瘍の最大径が7センチ以下(小橋は4〜5センチ)で、転移がない場合は90%が治癒しているという。
 今後、10年間は通院治療と検査が必要だが、2年目までの年4度を最高に徐々に回数が減るのが通例。プロレスラーとしての活動に支障はなくなる。

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東京警察病院泌尿器科部長を務める松島常医師(48)は「通常2つある腎臓も、実際にはその機能の半分程度しか使われておらず、8倍の予備能力があるとも言われている。腎臓が1つになってもまったく問題はない」。専門家としてリング復帰に支障がない見解を示した。(レスリングの井上謙二は、先天的に左腎臓がなかったが、アテネ五輪で銅メダルを獲得している。)


まあスポーツ新聞は希望的観測を並べるものだけだし、小橋が「今までどおりのプロレス」ができるかは疑問だけど(今までが凄すぎた)、それでもなんか晴れやかな気分。