INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

そろそろ7月興行の何に行くかを決めないと

前に書いたとおりだけど、DEEPやHERO'S、パンクラスなどなどPPVもなく、試合数が多くて放送されてもカットされる場面が多そうな興行がなぜか上旬に集中している。
いろいろとスケジュールに文句をいいたい部分はある。
だけど、ちょとあらためて思いますのは、やっぱり行こうと思えば行けるという地理的条件において、実にわれわれは恵まれているということですね。

UWFの、今に続く最大の革命は実はファイトスタイルやら何やらではなく「地方をコトコト揺られながらバスで年200回の巡業興行を行うより、間を置いて大都市の大箱で月一回の興行を打つほうが儲かる場合もある」ということの発見だったとも言われる。

それは、たしかに大功績であり、またどっちみちPRIDEもK-1もそういう形の興行しかありえなかったであろうから仕方がないのだが、地方のファンにとって、やはり生で見る機会というのはほぼ無いといっていい。
それでもK-1は、地上波による全国人気を背景に地方都市の興行に乗り出してはいるが、PRIDEはもう一段、大都市(東京)の人気という形。

後楽園ホールに気軽に前売りとかを買って入ることができるのは、やはりある意味特権であり、申し訳ない気がする。で、ホールに入るとXXXX選手とか●●●選手とか、作家の■■■氏とかは、毎回の風物詩のごとく席に座っているわけで、我々も慣れているわけだが、もし夏休みとかを利用し、忙しい日程やら乏しい小遣いをやりくりして会場に初めて来た人にとっては一期一会なんだろうな。
そういう人がもし写真やサインを頼んだときは、選手は面倒くさいのでしょうけれどなんとかOKしてあげてください。


といいつつ

夏休みは大学はともかく、小中学校は7/21ごろからだよな。
今でもやはり「ニッパチ(2月、8月)の興行は入らない」という通説は続いているのだろうか?

青春18きっぷ

さて、上の話はというと、夏休みにおける、(格闘技観戦のための)長距離旅行・・・いわゆる「密航」に関して、いろいろと書こうじゃないかと思っていたわけです。
野球とかサッカーとかコンサートもあるんだろうけど。

ただ、例によって最初のエントリーはマクラのつもりがえらく長くなってしまったのですねんで、疲れた(笑)。まだほんとの夏休みが来るまでには時間はあるし、後日にしようか。


実は、最近読んだ

鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)

鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)

にも話がつながっていくのだが。

毎日新聞「記者の目」紹介

最近紹介をサボっていたので、リンクとタイトルをまとめて紹介

6月
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/kishanome/archive/

5月
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/kishanome/archive/news/2005/05/index.html

2005年5月
5月31日 シベリア抑留死者名簿=青島顕(社会部)

5月27日 中国と、どう付き合うか=高畑昭男(論説室)

5月26日 ドイツの戦後60年=伊藤信司(編成総センター)

5月25日 高松塚古墳の国宝壁画保存=田原由紀雄(大阪・学芸部)

5月24日 プロ野球交流戦=小野博宣(地方部)

5月20日 アトピーの子を持つお母さんへ=下桐実雅子(科学環境部)

5月19日 憲法9条改正論=宮下正己(政治部)

5月18日 米国で感じた無力感と希望=小山内恵美子(長崎支局)

5月17日 共感広がる「MOTTAINAI」=瀬川至朗(科学環境部)

5月13日 「学力低下」の裏で進む私立中バブル=井上英介(社会部)

5月12日 携帯基地局の無秩序設置=千葉修平(大阪・編集制作センター)

5月11日 「反日」中国に再赴任して=飯田和郎(中国総局)

5月10日 英総選挙・候補者に同行取材=山科武司(欧州総局)

5月5日 楽天、苦しい1カ月=棚部秀行(仙台支局)

5月4日 コスモバルクと日本競馬=真野森作(北海道報道部)

5月3日 「夢伝説」の旅で考えたこと=栗原俊雄(学芸部)

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6月17日 日米通算200勝野茂の先駆性=高橋秀明(ニューヨーク支局)

6月16日 JR脱線事故で生き残って=久田宏(大阪経済部)

6月15日 佐賀女性連続殺人・無罪判決=宮本尚慶(佐賀支局)

6月14日 「ギャグ」「真剣勝負」共存“欽ちゃん球団”=藤田裕伸(水戸支局)

6月10日 石原都知事を支える「迎合の構図」=日下部聡(サンデー毎日

6月9日 高松塚古墳の壁画保存問題=中本泰代(奈良支局橿原駐在)

6月8日 スリランカへの車椅子ボランティア=早川健人(社会部)

6月7日 花田満さん死去=上鵜瀬浄(運動部)

6月3日 管理責任認めつつ「側近を切る」=高木諭(社会部)

6月2日 悪質リフォーム取材「私は引かぬ」=扇沢秀明(生活家庭部)

6月1日 失敗に終わったNPT再検討会議=会川晴之(ウィーン支局)

中国関係、石原慎太郎関係がお勧め。

オンライン・ゲームと韓国

どこで紹介を読んだのか忘れたが、僕も(昔のが)大好き「大航海時代」にて。
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1118998639/
コーエーの「大航海時代」、韓国の歴史描写を反映

1 :依頼25@みのるψ ★ :2005/06/17(金) 17:57:19 ID:???0 ?###
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=062005061701800
ゲーム会社のCJインターネットは17日、同社がライセンスを受け国内展開している
日本製オンラインゲーム「大航海時代Online」に追加されるアジア地域の地図に、
韓国関連の内容を正確に反映することで制作会社のコーエーと合意したと明らかにした。
 これにより両社は、同ゲームの地図に朝鮮・漢陽などの地名のほか、特産物、港など
すべての韓国関連コンテンツを正しく再現することになる。
これは韓国版だけでなくすべてのバージョンに適用される。
CJインターネットは現地での企画段階からともに参加し、
韓国の歴史観を積極的に反映させることで、日本のゲームにありがちな歴史わい曲の可能性をなくしたい考えだ。

場所の性質もあるのだろうが、そのスレッドではブーイングが多い。
しかし、個人的には面白い話だ。
実はオンラインゲームの「浸透と拡散」については全く自分が気づかないまま、いつのまにか定着していたという経緯がある。
長いこと、オンラインで知っていたのは「東風荘」だけだった(笑)


これは、自分が今も変わらずナローバンドで、やりたくてもやれないからであるが、漫画喫茶に出入りするといつごろからか、よく「ラグナロク」というゲームのポスターが目に付くようになった。
そして、それが韓国産のゲーム(だよね?)であることを後で知る。
なんだ、ゲームのほうが一足先に韓流が来ていたのではないか。

とまれ、ちょっとオンライン・ゲーム歴史の認識に間違いがあったら指摘して欲しいが

・「ラグナロク」を初め、韓国産のオンライン・ゲームは世界でも有数のシェア?をキープしている。

・それは「PC房」という大回線のネット喫茶が定着しており、そこで楽しめるからだ。

・また、IT(大容量回線)を戦略的に金大中政権が普及させ、成功した。

で、こいういう形でオンラインゲームユーザーがたくさんいるから、それが市場の圧力というか計算すべきマーケットになり、だから他国のメーカーも、韓国をご当地キャラやらご当地舞台として重視しなきゃいかんのでしょ?

ならば、5億ドル独裁者贈賄事件の犯人たる金大中ですが、このIT戦略はやはり成功というべきではないだろうかね。規模や経済力で言ったらフィンランドや台湾、ニュージーランドだってオンライン・ゲームの覇権を得ることは出来ただろうし、それに添ったご当地キャラが登場していたかもしれないのだから。


で、大航海時代だが、手元に中古の「3」がありつつ、まだやっていない・・・・


このスレには「エイジ・オブ・エンパイア」というゲーム名が出てくるが、これはどんなゲームかな?

おいおい「ファミコン・ウォーズ」が再発売?

くしくもゲームの話書いてたら、今「ホーリーランド」放送中、CMで懐かしい歌声が!

「♪ファミコンウォーズが出ーるぞ
ファミコンウォーズが出ーるぞ)
なんとかかんとか・・・・・・」

いや、これを読んでいたから最低限の心の準備が出来てはいたのだが
http://d.hatena.ne.jp/caitseth/20050613#p4

実際にあの歌声を聞くとやはり衝撃。
あのゲームは、あたう限り軍事シミュレーションとしてはルールを単純にしていたから、私も十分遊ぶことができた。最後までは攻略できなかったけどさ(笑)。

私は石原莞爾の「戦争史大観」に基づく戦略により、東条英機のような愚策は撮らす、絶対防衛圏の確保と「戦争ヲ以ツテ戦争ヲ養フ」という戦い方で戦争を勝ち抜いたものだ。
ホントよ。
パソコンに移植されないかなあ。


さて、ゲームの話にこういうことを持ち出すのは野暮天だが、このCMの歌ってずっと軍人の間で歌い継がれていた「If I die in the Combat Zone」ですよね。

フルメタル・ジャケット」の劇中でも歌われていて、CDにも収録されているが、イラク戦争と昨年の大統領選にからみ、反戦側の立場からもこのように歌われていた。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20041109#p1

今回の「タイガー&ドラゴン」で思い出す作品。ヤクザと堅気と。

どうも最後は、ある期間主人公は刑務所に入ることになりそうである。
ヤクザと、また別の世界にいる一般人が、何か共通の趣味やこだわり、来歴をもって心を通わせるも、(主にヤクザの側のしがらみで)否応無く別れる時が来る・・・というストーリーは結構ありまして、なかなかに感動的です。


天才柳沢教授の生活」でも、柳沢教授と元極道の親分の交流の話がある。


http://picnic.to/~ohp/diary/1999/1999_07a.htm
【雑誌】モーニング 7/22 No.32 講談社 B5中

 山下和美天才柳沢教授の生活」。毎回惚れ惚れする面白さである。今回は,柳沢教授が時折訪れて将棋を教わる代わりに英会話を教えている老人のお話。今はスッカリ普通の老人だけれど,彼は実はいくつもの修羅場をくぐってきた侠客だった。老人と柳沢教授の侠気が,緊迫した空気の中で対峙するシーンは見もの。ああ,なんともかっこよい

http://www5b.biglobe.ne.jp/~kouji/mlog/mlog10.html

■モーニング、シリーズ連載「天才柳沢教授の生活」(山下和美)。
柳沢教授が将棋を教わる代わりに英会話を教えている近所の老人。彼の背には大きな入れ墨があった。
文句なしに面白い。ポリシーを持って生きるかっこよさと、だからこそぶつかり合う苦さ。

巻数は分からないけど、1999年7月ごろに掲載されたものだから奥付の収録年度を見れば分かる。傑作選にも載っているかもしれない。

世界のすべてを理知的に把握することを求める柳沢教授(将棋を習うのも、理論と計算で賭け将棋の経験豊富な老人と対決するためだった)が、意地と元子分たちのために修羅の道に戻ろうととする老人に「あなたの行動が分かりません」と呼びかけ、老人は「もともと違う道を歩いてきた二人だったんだ、いっときでも心が通じただけで、よかったじゃありませんか・・・」といって分かれていく。
ある意味、無敵の柳沢教授の珍しい敗北であり、ほろ苦い読後感を感じさせる。



同じく、土田世紀の「俺節」。
もうだいぶ前の作品ということになってしまったなあ。
みならい演歌歌手の主人公が、同郷・津軽のヤクザと仲良くなる。しかし、そのヤクザは次の日、ヒットマンとして殺人に手を染める予定だ。よくて刑務所、悪くて返り討ち・・・・。


「俺、明日から仕事で遠くへ行かなきゃならねえんだけど・・・入院してるオフクロがいる・・・時々顔出して・・・津軽なまり聞かせてやってくんねか?」

「あンた・・・悪いことすんだべ? 遠いとこって刑務所のことだべ?
(中略)
あんた一生、津軽さ帰れねえど!それでもいいのが?
それでもいぐのがぁ? 冷たいピストルだけ抱いていぐのがぁ?」

無言で去っていくヤクザ。

この友人を止めるためには、未熟ながらも自分の歌の力しかないと考えた主人公は、ギター演奏の相棒とともに・・・

という話だった(2巻)のだが、おやまあ、この傑作はいまや絶版であるらしい。
なんてことざんしょ。
一応はまぞうにはあったから情報を張っておくが。

俺節 2 春 (ビッグコミックス)

俺節 2 春 (ビッグコミックス)


あとひとつ思い出したな、「釣りバカ日誌」でもハマちゃんとヤクザの若頭が、釣りを仲立ちに交流する話があった。(2、3年ほど前かな?)

ピストルの入ったずっしり重い鞄とハマちゃんがリール入りだと思って撮り違えて持参し、それがなぜかスーさんこと鈴木社長の手元へ渡って・・・・とこのとき、作品お家芸の「ありえねえような偶然を、二重三重の媒介にしたドタバタ劇」が展開される。
最後の場面でようやく事態を呑み込んだスーさんと若頭がハマちゃん抜きで、釣り船で背中越しに対話。
鈴木会長が「せっかくお知り合いになれたのに、二人の立場上これでお別れになりそうです」とぽつりと話しかける場面が印象に残る。



こち亀」にもクラス会にヤクザをむりやり出席させる両さん、という初期の傑作があった(15巻か16巻)。ヤクザのほうは、当然といえば当然ながら両津がカタギになってるはずはないと思い込んでいる(笑)が、最後にそれが分かり、この日ばかりはとそのヤクザは警察に協力する(というか、ヤクザのケンカに両さんが参加してるともいえるが(笑))

「ガキのころのケンカを思い出すな両津!」
「そうともハデにやれよ 今日は警視庁公認だ!」
「そいつあ ありがてぇ」

長期連載「こち亀」で個別作品の良否を論じるとき、人情話のほうがもの珍しい部分もあり、人情話であること自体で点数が「上乗せ」されるような風潮もある。
それは自分は間違いだと思うけど、これはそういう点を差し引いても心に残る。



きりがないのでこのへんでやめときます。
タイガー&ドラゴン」自体にあんまり話が及ばないで、キーワード来訪者には申し訳ない。うまく、この作品はハッピーエンド的になってもらえればいいですね。