非常に読み応えがあるので、熟読してほしい。
週刊現代はすぐ廃刊になるとか、面白くないとか、読みもしないでリプライしてくる人がたくさんいて、それはTwitterの日常だからまぁいつものことだ。俺は最近、現代は全ページ読んでて、面白い号を30冊以上キープしてる。面白いから。ま、感性はひとそれぞれだし、とにかく悪評であろうと話題になった… https://t.co/RpKI8uDx3S pic.twitter.com/WeCSM2OgSv
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) December 25, 2025
鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO
@yonakiishi
週刊現代はすぐ廃刊になるとか、面白くないとか、読みもしないでリプライしてくる人がたくさんいて、それはTwitterの日常だからまぁいつものことだ。俺は最近、現代は全ページ読んでて、面白い号を30冊以上キープしてる。面白いから。ま、感性はひとそれぞれだし、とにかく悪評であろうと話題になったほうがよい。なので今日も思いつくまま殴り書きする。総合週刊誌の売り上げが厳しいのは周知の通り。どの雑誌も明るい展望はない。というか出版社自体がそうだよね。本が売れず、大手の版元でも厳しくなっている。
話を戻すと、週刊現代は講談社から出ている。で、講談社は、令和の今もスタイルが違うもうひとつの「FRIDAY」という写真週刊誌を持っている。元祖だったFOCUSや類似誌がことごとく廃刊になる中、唯一生き残った媒体だ。だが、週刊現代はもちろん、FRIDAYもまた売り上げ的には厳しい。
週刊誌が売れず、でかい赤字を生み出すようになると、AERAと週刊朝日を持っていた朝日新聞出版は、AERAを残し、週刊朝日を廃刊にした。同じように2冊の週刊誌を持つ講談社はどうするのだろう…という話題は、けっこう前から同業者の噂になっていた。
最近の動きを見ていると、もしかしたら講談社は両方残すことにしたのかも?と思っている。理由のひとつは、版元の講談社はマンガや版権ビジネスを持ってて、大手版元の中でも絶対に生き残るだろう会社の筆頭だからである。よくいう勝ち組ってやつだ。
小学館も勝ち組のひとつで、今後、マンガを持たない出版社は厳しいと言われている。俺はいくつかの週刊誌の赤字額を知ってるけど絶句するような額で、これは相当の余裕がないとカバーできない。雑誌のみの収支だけを考えるなら、いますぐ全誌が休刊になってもさほど驚かない。
しかし、週刊誌という媒体がとってくるネタは、雑誌単体では赤字でも、方々に流用しやすい。取材によって独特のノウハウや人脈を作るので、それが出版社の財産にもなる。1回潰してまた立ち上げるのは難しいから、ある程度の赤字があっても、強い版元…講談社や小学館が総合週刊誌を残す可能性は十分にあるはず。
とはいえ赤字部署でなのは間違いない。それに毎週雑誌を出すのは、他業種の人が思うより激務で命を削る。週刊文春のような発売日だと、曜日の関係で土日もなくなる。まじに家庭を顧みる余裕はないです。
ストレスはそれだけじゃない。そもそも仕事がハードで、物怖じしてたら務まらない。相手に嫌がられるような告発記事は取材先でもめ事になり、怒声を浴びせられる。それをものともせず、ネタをとってこなくてはならない。昔は出版社の花形だったが、今の若い社員は週刊誌勤務をやりたがらないらしい。
実際、嫌々週刊誌配属になったとある講談社の社員は、けっこうすぐ出社拒否となった。会社も連絡が取れず慌てふためいていたら、FBに逃避先の沖縄の海の写真をアップしてて、人事が話し合いにいったそう。
それほど激務な職場環境がさほど問題にされないのは、大手版元社員の給料が高いからだ。ブラックだけど、給料もすごいのでしゃあないという感じ。話がずれたけど、週刊現代の未来を考えるなら、複合的に考えないと的外れになるよね…というのが、このTweetの趣旨です。
たとえば「電車の中で誰も週刊誌を読んでない」とリプライもあったけど、雑誌の読み放題サービスを使い、スマホで週刊誌を読んでる人は相応にいるはず。これで延命してる雑誌はけっこうあんだよ。ちなみにヤクザ記事を載せる実話系週刊誌は、また世界が別で、俺はそっち側の人間です。
昭和はアサヒ芸能発のスクープとかあったんだけどな。もう二極化して、俺的には別ジャンルです。あ、週刊ポストは総合週刊誌でありながら、実話誌ナンバーワンを狙っているので唯一無二か。お世話になっている雑誌におべっかを言って、結びの言葉に致します。
鈴木さん、応援ありがとうございます!
— 山中武史|編集者 (@takesiyama) December 25, 2025
社内事情をどこまで詳しく書いていいのか難しいところですが、ギリギリのところを攻めて書きます。… https://t.co/t3xEIx7IbG
山中武史|編集者
@takesiyama
鈴木さん、応援ありがとうございます!
社内事情をどこまで詳しく書いていいのか難しいところですが、ギリギリのところを攻めて書きます。講談社はこの12月から、「ジャーナル部門を維持する」という明確な経営判断のもと、新たな一歩を踏み出しました。そのために、第一事業本部を事実上「ジャーナル事業本部」にリニューアルし(名称はそのまま)、別の本部にあったフライデーを第一事業本部に戻しています。
なぜ、講談社はジャーナル部門を維持することに決めたのか。それは、鈴木さんの指摘する、
「取材によって独特のノウハウや人脈を作るので、それが出版社の財産にもなる。」
がもっとも大きな理由であると、僕は思っています。週刊文春で既報ですが、KADOKAWAの角川歴彦会長ら3人が逮捕された「五輪汚職スキーム」は、講談社にもまったく同じものが持ち込まれていました。
KADOKAWAは、それに乗った。
講談社は、「これは危ない」と断った。
それによって、講談社は最悪の事態をすんでのところで回避したのです。あの事件はほぼ「国策捜査」であり、贈収賄で逮捕された人々に「明確な犯意」はなかったと言えます。だからこそ、KADOKAWAはうっかり乗ってしまった。
講談社は「危ない」というより、正確には「このスキームは気持ち悪い」「筋が悪い」という判断で断ったと聞いています。その判断ができたのは、長年週刊現代とフライデーで培ってきた「世の中の流れを読む力」が講談社にあったからだと、経営陣は受け止めています。だからこそ、今回の「ジャーナル事業継続」が決定した。
講談社は「総合出版社」であり続けます。そして「週刊現代」はその重要な一翼をこれからも担っていきます。読者の皆さんと書き手の皆さんにより愛される雑誌にすべく、臼杵新編集長と部員たちが奮闘しています。
大いに考えさせられるところはあるけど、大大大前前前前提として「いま総合週刊誌を出しても全く儲からないどころか大赤字」ということ、なんだよな。
うーーむ、これ「月刊現代」が休刊となり、その後ノンフィクション雑誌「g2」が出て……すぐ終わった、という講談社の少し前の事績を考えると、よりなんとも・・・・・・・
そこからベストセラーのノンフィクションが出れば採算が取れる、みたいな話は甘かったのだ。ミスタードーナツより甘かったのだ。
m-dojo.hatenadiary.com
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「赤字でもやる」と覚悟すれば続けられるのは非上場会社のありがたさで、これが上場会社だったら「株主の利益を最大化するのが株式会社の使命ではないか。なぜに赤字事業を続け会社に損害を与えるのか」と総会でギャンギャン言われて、そこでジ・エンドよ。これがCNN(TBS)が母体になったアメリカの金満プロレス団体「WCW」をWWEが潰したテクニックだ!!!
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