韓国では日本の新書や選書に相当する媒体がなく、学術書の初版は300~500部程度だという。日本では高齢者が結構本を買ってくれるのだがと言ったら、韓国の高齢者は本を読む代わりにデモに行くという。幾分かの誇張はあろうが、なるほどと思った。
— 原武史 (@haratetchan) May 31, 2025
本を読むのと、デモをするの、どちらが良いか。
たぶん、健康には後者がいいと思う。
それはともかく、デモというのは、民主主義の花であり象徴だから、たしかにことほぐべきであろう。もっとニュースとして知られる機会が多いので、米国を例に挙げるが「MAGA」でも「BLACK LIVES MATTER」でも「オキュパイ・ウォールストリート」でも「ティーパーティ」でも「モラル・マジョリティ」でも、個別の政策に賛成反対はあっても、デモによって政治的意思表明をするというそれ自体は敬意をはらうべきだろう…かねえ?(疑問形)
ま、その浸透具合はことなりますが、日本も韓国もひとしくその教えを学んだいにしえの賢者はこう言ってたな
子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。
ところで、新書・選書について
新書なんて、ある時期までは2社3社しか出してなかったものが、2000年代…だったか1990年代末かに、突然ブームが来たりしたもので、所与の条件でもなんでもないんだけど、こういうものは、なんとなく世界中に類似のものがある、というイメージもついつい出てくるね。自分は個人的には、結果的にいま現在、新書だいすきっこになっているが、新書が無い社会はどんな社会かな。より良いのか、悪いのか。
ん?そういえば、人口比で考えると、韓国で「学術書の初版は300~500部程度」は、日本でいうと「900~1500部」なんじゃない?これってどれぐらい違うんだろう。
完全におまけ。ぐうぜんふらっと見つけた、新書情報なのでここに張り付けておく
講談社現代新書から、『となりの陰謀論』という新刊を6月に出版します。「なぜトランプの陰謀論政治がこれほど受け入れられるのか」という素朴な疑問から出発した研究にひとまず一区切りつけることができたと思っています。ご関心ある方は是非! pic.twitter.com/6YqVKhbgHp
— 烏谷昌幸 Karasudani (@symbolictrans21) May 30, 2025