INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

ボーカロイドが「日本文化」なのは喜ばしいが「各国ごとにボーカロイドが生まれ、競う」未来は来なかったんだね…(Nスぺ感想から)

現在も配信がみられまする~

NHKスペシャル 新ジャポニズム 第2集 J-POP“ボカロ”が世界を満たす

3/16(日) 午後9:00-午後9:49
配信期限 :3/23(日) 午後9:49 まで


世界で注目される日本カルチャーの新たなうねりに迫るシリーズ。いま、初音ミクを起点とする日本発のボーカロイド文化が世界中で熱狂的なファンを獲得。歌声合成技術ボーカロイドAdoやYOASOBIなど新たなアーティストも生み出すカルチャーになった。観客が日本語で大合唱する海外のライブや世界の若者たちが新たな音楽を生む現場に密着。AdoやYOASOBIの独自取材も交え、進化するボカロの魅力に迫る。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025031625577

追記 4月の「新プロジェクトX」でも「初音ミク誕生」放送


で、感想はタイトルの通り。
これは自分個人の未来予測で、それがどうも外れたっぽいんよ。

m-dojo.hatenadiary.com

そもそも、世界中の主要言語に、もうボーカロイドがあってもいいと思うんだが、作られてる?

上にかいたように、そもそも「歌を合成できるソフト」を作成した時、それに「キャラクター」を付与する必然性はゼロではある(笑)。
ただ必然性はなくても、そう扱っておくと確かに歌番組などで「初音ミクさんにも一曲歌ってもらいます!」みたいな扱いがしやすいのも事実だし、けっこうそういうの見たからな。

そういうわけで、必然性はなくても、別に女性キャラクターじゃなくても男性でも機械のロボットでも、クラゲやハリガネムシの歌唱キャラクターでもいいんだけど……


ドイツ、フランス、アメリカ、イタリア…みたいなG7に限らんでも、ベトナムだって韓国だって、エストニアだってトルコ、インドネシアコンゴにだって、ある程度確立された技術であるこういう音声ソフトって製作可能…というか既に存在してないですかね?

(実はここ、完全な仮説・推測で、具体的な「世界各国のボーカロイドの存在」は何も情報が無い。上での別の仮説のように「歌を作れる音声合成ソフトはあるが、それをキャラクター化する必然性は全くないので、そうしていないだけ」「音声合成ソフトはあるが、それでアマチュアが自作曲を作ってネットで公開するような文化・慣例が無い。著作権的にも簡単に作れない」とかの可能性もある。)



そういうのが集まって、それこそオリンピック……と言うよりキン肉マンの超人五輪??
あるいはなんとかエイドでもいいけど、国際色豊かな、世界各国のボーカロイドの集まる祭典が見たいし、その国を代表するボーカロイドの名曲を聴いてみたいもんだと思いますね。

かくいう自分は老害的に、「ボーカロイドの名曲」とか「初音ミクの定番の歌」とかひとつも知らないんだけど、若い世代だとほんとにそういうのは、ふつうにカラオケで歌うようなガチの「定番」なんだそーですね(いまさら過ぎる)


中国には間違いなく「ボーカロイド」はある。

posfie.com

ただ、そのボーカロイドを使ってアマチュアが歌を作り、それを投稿し、それが多くの聴取者に支持されて人気作品になり、クリエイターがメジャーデビューし……という路線を辿る国、地域が中国とか、あるいは日本以外の国に出てくるのか?そこはわからん。NHKスペシャルでは、愛好家が世界各国にいるし、作り手も世界各国にいるらしいのだが…日本のボーカロイドを使って、現地語(インドでもだ)の歌つくったりしてるらしいのよな。
IT大国インドで、自国製のボーカロイドが無いのかなあ。ありそうな気もするけど
ただ、結局世界中でエクセルを使うし、エクセル以外の我が国独自の表計算ソフトを作ろう!なんてムーブメントもおそらくないっぽいしね。
それと同じか・・・・・いやいや「歌=言語」だぞ!それ、日本語を前提に作られたものが世界で使い勝手がいいかあ??


物自体より「天才が見いだされ、世に出るルートがある」こそが重要??

ま、モノはできても、上に書いたような「ボーカロイドでアマチュアがネタ作り→(中略)→メジャーデビュー」という『回路・通路』の作り方こそが重要なのかもしれない。
アオアシでも、サッカー才能発掘・育成の、欧州でのガチぶりが描かれていたな。


つまり、各種のジャンルの天才は、多分世界中に同確率でばらまかれてるんだと思う。
しかし、国や地域ごとに文化・スポーツ、もろもろの「お家芸」「得意・不得意」があるのは…
その同確率で平等に世界各国で生まれた、ジャンルごとの「天才」が、そのジャンルで発見されるか?本人もその道に進みたい、その道でメシが食いたいと思うか?…その「道」が用意されているか?が本質なのだろう。

日本人は職人、一芸一能程度を誉めそやしすぎる、との批判


そんな道を、より多く用意できるか。
あるいは、それを分担するからこそ、世界は多様性に充ちているのかもしれない。


まだボーカロイドという言葉(商標だっけ?)でなく「合成音声」と言われた時代の未来予想や希望

検索に引っかからないところだだった(笑)
ネット上の映像のナレーションを、合成音声が担うという未来予想は当たった!

m-dojo.hatenadiary.com

m-dojo.hatenadiary.com

m-dojo.hatenadiary.com














 言い換えれば、3人と所属事務所のアーツビジョンがこの依頼を受けたことも英断だった。そもそも、ボーカロイドキャラクター・ボーカル・シリーズは、長い期間をかけて数千本売れればいい「実用ソフト」として開発されたものである。ひっそりとした存在のままで終わってしまう可能性もあったし、売れたとしても直接、声優の名誉となる仕事ではない。実際、出演を打診した声優事務所によっては製品の意義が理解されなかったり、メールの返事が返ってこないことすらあったという。さらに言えばボーカロイドの録音は非常に過酷なもので、その労苦が報われる保証はない。

 しかしミクたちが「人気歌手」となることで、藤田さん、下田さん、浅川さんはあらためて脚光を浴びた。


 2007年8月31日、初音ミク発売。直後の9月4日にはもう、ミクはニコニコ動画でネギを振っていた。それを見た熊谷さんは「どうにでもなれ」と思ったという。