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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「合成音声」が変えるもの。願望込み

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070704/sigoto
経由で
http://temple-knights.com/archives/2007/07/narration_studio.html

あと、これもか。
http://www.j-cast.com/2007/09/20011454.html

「合成音声」ってのは、基本的にはどうしても何かが突破できない、というような技術的な壁は無いような気がする。
(肝心のここのところ調べが足らず申し訳ないが)

あとはたぶん、合成音声が出来るなら、メトロン星人とかルパン三世とか、亡くなったあの声優さんの声がほしい!という要望は高まるのだろうが、これは技術じゃなくて権利が一定の歯止めになると思う。(NHKが10年ほど前か?「新電子立国」という番組でモーション・ピクチャーを新技術として公開したとき「アメリカの俳優組合は、人型キャラクターをすべてCGで作ってはならないという協定を映画会社と既に結んでいる」と語っていたような…)

あとはどうなのかね、その、一番上のリンクを見ると、たとえばマイクでしゃべれば、そのアクセント、語調で合成音声を作ることも、こういう文字を打ち込んで声にすることもできるようになっているようですね。

実際の台本と同じようにシチュエーションや台詞を入力するとすぐに音声が合成され、アクセントや声のピッチ、高さ、大きさを設定する。また、自分で声を録音してアクセントを設定することも可能

文字打ち込みだと、怒りとか悲しみとかはどうやって判断するんだろう。その仕組みが知りたいところだ。

さて、これが広まったときにどうなるか。
ボイスチェンジャーの悪用のように、犯罪やいたずら(迷惑電話など)に使われるのは避けてほしいところだけど、個人的にはこれまで何度か書いた「アームチェア・ドキュメンタリー」でこれが使われるようになってほしいと思う。

「アームチェア・ドキュメンタリー」関連エントリ
■[時事]えっ、映像も「引用」できたの?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040811#p1


■[時事][TV]「放送番組再検証法」or「映像図書館」を。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050116#p3


■[格闘技][K-1][TV][時事][IT]動画で「批評」する時代・・・これがアームチェア・ドキュメンタリーの完成形であり、魁だ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070406#p3


■[時事][犯罪][TV][経済]みのもんたの「朝ズバッ!」不二家検証のまとめビデオ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070422#p2

こういう自作(サンプリング)の映像には、いまでもテロップによるナレーション、進行、解説、ツッコミは入れられるだろうが、やはり喋り言葉がほしい場面というのもある。だが、やはり喋り、声というのは不特定多数に発表するのに一種の気恥ずかしさがあるし、匿名発信にも馴染むまい。アームチェア・ドキュメンタリーが映像引用の著作権問題を抱えたり、政治的文化的な「批判」の側面を持つようになったら尚更だ。

そういうとき、この人工ナレーションが可能なソフトが一役買ってほしいものです。
これは願望込みの予測でした。
自分だって作ってみたいものな。