http://njpwworld.com/
というサービスが始まりました。
http://njpwworld.com/about
こちらのページが詳しい。動画もあり
http://njpwworld.com/p/o_original_0001_2
http://www.njpw.co.jp/news/detail.php?nid=12845
■「新日本プロレスワールド」とは?
★渾身の月額999円(税込)で見放題!
1:なんと15年の1月4日東京ドーム大会もLIVEで配信!
「新日本プロレスの主要大会を完全配信!」
2:『燃えろ!新日本プロレス』ほか“過去の名勝負”が超充実!!
「 新日本プロレス45年分の試合映像が見放題!!」
・180万部超の大ヒット『燃えろ!新日本プロレス』を完全配信!!
(エクストラは含まれません)。
・『ワールドプロレスリング リターンズ』放送済の全試合を配信!
※まずは約1000試合! ユーザーの皆様のリクエストに応え、毎週追加予定。
3:ドキュメンタリー、観戦ガイド、中西ランドなど盛りだくさん!!
「オリジナル、ワールドプロレスリング関連番組も見放題!」
さてさて確かに大きな事件ではあるが、既にこの波は始まっている、のはよく皆さんご存知だろう。UFCの「ファイトパス」、そして「WWEネットワーク(日本ではまだ登録できないのかな?)」などなどがある。折にふれOMASUKI FIGHT情報などを紹介してきましたので、今回は「ついに」ということになるな。
これが「暗黒時代」を潜り抜けて予想を超えた復活をとげ、今では全日本もノアも格闘技界も圧倒してこれまで以上に「日本市場の完全制覇」をしようとしているテン年代新日本にとってどんな意味を持つか…はこちらの考察を見ていただこう。
ネットサービス「新日本ワールド」の衝撃。 - ふるきちの、家はあれども帰るを得ず。 http://d.hatena.ne.jp/fullkichi1964/20141203/p1
そして、自分はちょっと別の角度から話すのだが、これは、格闘技やプロレスという世界じゃなく、世界のすべての「コンテンツ業界」の前に、この「ネット型中継・アーカイブ公開(定額見放題)」があり、その大陸の「開拓事業」に乗り出す人々はますます増えているのではないか…ということであります。
新しく論じるより、以前からその折々に紹介してきた過去の記事を紹介しよう。
GYAOの今後の発展のためには?-http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20051020/p3
ネットとTV、再びハード面の統合に再挑戦か。松下・googleが手を組んだ!!皆さんはYOUTUBEをテレビで見たいか? 僕は見たいな - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080109/p7
PRIDEのひかりTVアーカイブ化で思う。もし本当に過去の映像を保管・管理してくれる場があればいくら払う? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110122/p2
「録画映像の”貸し金庫”サービス」は成立するだろうか? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110122/p3
格闘技はスカパー、ケーブルからネット中継に移るか…現状を断片的にまとめる。-http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140207/p1
「スマートTV」の”チャンネル”に、主要配信サイトが組み込まれる日…UFCファイトパスも-http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140207/p2
「UFCファイトパス」ついに日本でも視聴可能。まず「まちの声」を - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140306/p1
UFC、WWE、ノイタミナ、バンダイ…「ネットの見放題サービス」は、要は「自前の放送局」が低コストでスタートできる時代、ということ。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140328/p2
いま、スカパーは確実に曲がり角〜新たな「ミニ」セット誕生、吉か凶か? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140312/p1
オンライン上のコンテンツ商売をめぐるあれこれ、まとめて。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140328/p3
川尻達也、アブダビ決戦直前! 日本語解説見ながら「UFCファイトパス」入会するか - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140409/p1
生中継ありのネット映像と、大画面・高音質のテレビがこんな小道具で合体?Chromecastは「スマートTV」を飛び越え、サムライTVにとどめを刺すか… - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140530/p1
祝・UFCファイトパス大成功!!時代はCS、ケーブルTVの没落期へ…そして中小団体は? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140612/p1
ある意味SF的な発想「JMMAファイトパス」を架空企画書的に書いてみる - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140623/p1
今後、映像コンテンツは「月XXX円でネットで見放題」が主流になるのだろうか? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140803/p1
うちのブログ記事も定額読み放題(0円)だとはいえ、これだけあるとは自分でもびつくり(笑)。紹介したって自分だって全部再読できないから、興味のあるヤツだけ読めばよろしい。
新日本プロレスがこの大陸の開拓に乗り出したのは、さもあろうという話ではあるが、いくつか知りたい、考えたいことがある。
Q:このネットワーク・システムをまず構築するためのコスト、費用は??UFCやWWEが作ったときは社運を賭けた壮大なる大事業、未知へのチャレンジだったと聞いたが、今は後発者の強みで多少安く、比較的小規模な事業者でも出来るようなコストになったのだろうか?
Q:テレビ朝日はこの企画に一枚かんでいるからOKだとして、サムライTVとの関係はどうなる?今後はサムライTVは、新日本プロレスの放送はあまり多くなくなるんだろうか…(あっ!12月のサムライ契約打ち切り忘れてた!!今月格闘技中継あるかな?)
Q:協力しているとはいえ、テレビ朝日と新日本プロレスの、過去番組、試合に関する権利の関係はどのようなものになっているのか?
Q:これによって「ネット中継があるから、会場に行かなくていいや」というマイナス効果をどれぐらい想定しているのか。
Q:UFCファイトパスが「今後修斗やメタモリスを中継するかもしれない」というように、友好団体への協力や、純粋な市場拡大の一環として、たとえばDDTなどの他団体の中継を行うこともあるのか。
…といったことが聞きたいし、
また「アメリカにおいてバスケットボールは既にこういう定額ネット放送によってカバーされている」という、以前人から聞いた話も数字などを含めて確認しておきたい。
そして。
やはりHuru、ネットフリックスなどが全米で熾烈な競争をしている「トータル・グローバルな巨大定額見放題サービス」と、こういう個別のコンテンツネットワークの合従連衡や併合である。
遠からず、いくら月1000円が定番だとはいえ、UFC、新日本、WWEとプロレス・格闘技ファンが加入したり、アニメファンがバンダイだノイタミナだと加入してたら遠からず破綻する。こういう乱立から、将来は「月5000円で見放題」という、それを包括、吸収する巨大なネットサービスができるだろう、と自分は見立てている。
それがどこになり、どんなサービス内容となるかまでは分からないが…はたしてコンテンツ戦国時代のゆくえは、天下布武はだれがなしとげるか。(完)