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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

首班指名決選投票での無効票はいいか、悪いか~など、臨時国会首班指名と、新内閣発足雑感

石破首相が第103代の首相に選出

衆議院本会議での総理大臣指名選挙は、1回目の投票で決着が付かず、石破総理大臣と野党第1党の立憲民主党の野田代表による決選投票が行われました。

一方、与党が過半数を占める参議院本会議でもこれに先立ち総理大臣指名選挙が行われ、投票の結果、石破総理大臣が指名されました。

この結果、衆参両院で総理大臣に指名された、石破総理大臣が第103代総理大臣に選出されました。

衆議院 1回目の投票結果

▽石破総理大臣 221票
立憲民主党 野田代表 151票
日本維新の会 馬場代表 38票
▽国民民主党 玉木代表 28票
▽れいわ新選組 山本代表 9票
共産党 田村委員長 8票
▽無所属 吉良州司氏 4票
▽参政党 神谷代表 3票
▽日本保守党 河村たかし氏 3票


参議院 投票結果

▽石破総理大臣 142票
立憲民主党 野田代表 46票
日本維新の会 馬場代表 18票
▽国民民主党 玉木代表 11票
共産党 田村委員長 11票
▽れいわ新選組 山本代表 5票
▽国民民主党 伊藤孝恵氏 1票
▽参政党 神谷代表 1票
自民党 末松信介氏 1票
▽無所属 吉良州司氏 1票
自民党 茂木敏充氏 1票
▽白票 1票

衆議院 決選投票の結果

▽石破総理大臣 221票
▽野田代表 160票
▽無効票 84票


ほか、いくつか論じたい点があるけれども、まず「比較第一党」が首班に指名されるのは、比較的正統性が高いんじゃないかね。

政策で近いから、ということで、連立交渉がまとまった結果、比較第一党以外の議員に投票が集中し、首班が選ばれることが数字の結果としてはあろう。
細川連立政権がまさにそうだったし、その後の短命だったが羽田政権、さらに、そこから合従連衡によって政権を奪取した村山政権も、すべて首相は比較第一党の党首ではない。


だが、それがそもそも、原則を踏みにじる異常事態であり、本来は比較一党から出るべきであったのにそうならなかったのはおかしい、という議論もできる。
あるいは連立の枠組みを選挙前に打ち出して、その上で有権者に是非を問えば違うのかな。

河野洋平も 2004年 12月に掲載された『日本経済新聞Jの「私の履歴書Jのなかで次のように述べている。
「党内には,当然,第 1党の自民党総裁の私に首相指名選挙に出ろという声はあった。しかしそれでは非自民連合の候補に勝てない。なにか妙手はないかと考えていた時に,森喜朗幹事長が苦しそうに『誠につらいことだが,この際,社会党村山富市委員長を担いではどうでしょう』と言ってきた。私も同じ考えだったので『賛成だ。それでいこう」と答えると,森さんは涙を流しながら『総裁を支える幹事長として本当に申し訳ない。しかし自社連立以外に知恵がありません。ぜひやらせて下さい 」と言って,立ち去ったJ(河野 2004a)。
https://core.ac.uk/download/pdf/75903316.pdf


それでも、過半数だった与党の枠組みがそれを割り込んだことをもって不信任であるとみなすこともできよう。このへんはぶっちゃけ、都合の良いような解釈があとからいろいろくっつく感もありだ(笑)



白票(無効票)の意味…というか唐突に(今回に限って)「首班指名決選投票での無効票はけしからん」論が登場したっぽい雰囲気について



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福田vs大平の時は無効票が最多数



ぶっちゃけて言うとさ、もし単独でなら『立憲民主党>自公』だったとして、国民民主や維新が無効票(白票や決選投票でも党首の名前を書くなど)でを書けば野田首相が誕生する…というシュチュエーションでも、本当に無効票を批判したかね?と(笑)


今回の衆院首班指名は逆に「白票(無効票)の投票者(あるいは完全棄権者)も、立派な民主主義の”プレイヤー”であり、その投票によって政治は動くのである」ということの証明なんじゃなかろうか(笑)。
そういえばさ、これまで「白票や棄権は『与党』を利すだけだ」という言い方をしてた人がいたが、今回の衆院選の結果(史上有数の低投票率の結果、自公が議席を大幅に減らす)を見ると、その言い方が事実でないのは確実でな。
「白票や無効票は、結果的にその選挙区の当選者を利すだけ」ぐらいにしとけ、と。





議員の職責を方式して欠席しても褒められることがある



思い出したけど、「加藤の乱」の時に、出席して不信任案に賛成するか、欠席に留めるかって話があったが、その時も「欠席は議員が一番重要な不信任案に意思表示をしないことだ、だからけしからん」みたいな意見はほぼ皆無だったでしょう
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加藤の乱の、不信任欠席

内閣は常道通り、落選した大臣は交代となった。党首もしかり。

【一覧】第2次石破内閣の顔ぶれと内閣のデータ

2024年11月11日 18時56分

第103代の総理大臣に選出された石破総理大臣は閣僚人事を行いました。衆議院選挙で議席を失った2人と公明党の代表交代に伴う1人のあわせて3人の後任を新たに起用し、ほかは再任しました。


公明党の代表も、落選に伴っての代表辞任なわけで、まあそういうもんだろーさ。これは別に、やめることが法的に決まってる訳ではない。慣習や、あるべき論として、こうなったのであった。