週刊ポストに、爆笑問題のインタビューが載ってた。
2024年4月26日号。
老害とかサンジャポとかをテーマにいろいろ語っているが、自分たちが語る「笑い(ネタ)」と時事、政治、についてのスタンスを語っていて興味深かった。
太田 お笑いとしてのかっこよさというのは、タモリさんのように泥臭いことを言わないスマートさもひとつだし、逆にたけしさんのように政治にでも何でも物申すのもそのひとつ。一方で、明石家さんまさんは一切そういう発言はしない。どのあり方もかっこいいし、好きなんですよ。俺は果たしてどっちに行くべきか考えたけど、覚悟を決めるしかなかったね。『太田総理」で石破茂さんと本気で討論している時に「俺は何やってるんだろう」ってどっかで思っていたけどね(笑)。
田中 僕もそういうのがかっこ悪いと思う部分もあるし、どっちがやりやすいかって言ったら、太暴走してボケている時のほうですよ。真面目に話している時はツッコむこともできずに相槌を打っているだけだから。でも彼がそう決めてやっていることに反対するとかは当然ない。
ーー田中さんも意見を言いたい時はありませんか。
田中 僕もたまに言いたくはなりますけど、下手なことを言っちゃうといろいろなところに迷惑がかかるから一切言わないです。
時事ネタが売り物のお笑いコンビなのに(いや、だからこそ)こういうスタンスなんだなーって。
で、意外と思われるかもだが、爆笑問題と多少重なり、だいぶ違うというべきか……こてこての政治ネタばかりでコントをやって「硬派」「叛骨」と評価される向きもある「ザ・ニュースペーパー」って集団がある。ここで「アベ総理」を演じている福本ヒデ(47)が、本を出した時に東京新聞の取材を受けたのだけど…
自身の政治的スタンスは「明らかにしません。中立はずるいという人もいるが、総理役をやっている以上、責任がある。ダメなことは与党でも野党でもネタにする。いろいろな方に舞台も本も見てほしいんです」。
なるほどねい。
まあ、そういうことだったそうです。