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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

高田延彦「RIZINを離れる意向」。そして「今後は柔術を長く続けたい」…に思うこと。

プロレス団体の解散、選挙への出馬……激動の人生を歩む中で“400戦無敗”のヒクソン・グレイシーとの一戦にこぎつけたものの、惨敗を喫する。すべてを失くした先に、手にしたものとは何だったのか。そして、初めて明かしたRIZINとの別れ――。


(略)…現役から身を引いて20年を迎えた高田は今、RIZINから離れる意向だという。もはやRIZINに寄り添う自分の役目は、終わっていると考えている。

「26年前にPRIDEがスタートしてからたくさんの素晴らしい選手たちと出会えたことに心から感謝ですね。まだ先方には伝えてないですが、60歳を超えたオッサンが導き出した“自分へのご褒美”ですよ(笑)。数年前の潮時は逃しちゃったけど。これからは第三者として遠くから見ていきたい。僕がいなくなってもRIZINは何も変わりませんから。
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自分も、高田延彦がいなくなってもRIZINには変わりはない、と思っているし、実況の「驚き要員」は、ケンドー・コバヤシとかに任せればいいと思っているけど、力技でキャッチフレーズにした「出てこいや!」などは、それなりに団体のアイコンだろう。いいギャランティもいただいているはず。
それでも表の舞台ではRIZINが絶好調に見えるこの時期に「離れる」というのは、何があるのか、いろいろ憶測しちゃう。


しかし、それとは別にヒクソン戦を振り返っている。
1試合目は惨敗、2試合目は健闘した……と自分でも認識してる高田だが、その2戦目を回想しこういう。

「9分過ぎていてあと1分で次のラウンドなのに、あそこで足を取りに行っちゃダメなんですよ。ヒクソンに餌まかれて、飛びついちゃった。バカでしょ、俺。でもね、柔術を始めて感じるのは、やっぱりヒクソンはとんでもない強者だったんだなって」

61歳になった高田は今もなおヒクソンの残像と戦っていた。


そして、今後も……

今後は柔術を長く続けたいってことしかない。残りの人生、何が待っているのかなって楽しみにもしているんです

今後の人生の第一目標が「柔術」になっているとは。
2019年に知って、驚いたんだっけ。

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プロレス界ではスーパースターだった、スーパースターである人たちが、ちっぽけなプライドとかを捨てて柔術の技を一から学び、極められたり絞められたりして、少しずつ技を覚えて…たぶん得た、青帯。
ライガー鈴木みのるに一分足らずで敗北(パンクラスルール)し、それへの仕返しも狙って柔術を始めた、という。
しかし高田は、同じような悔しさを2度も、それも「対柔術」という形で、東京ドームの万の観衆の前で味わっているのだ。その後柔術家のカイル・ストゥージョンには勝ったじゃないか、とかそれは言うな。

そのことは、自分自身が、一番よく覚えているだろう。
しかし、その経歴を持つ人間が・・・・・・・だれかを師と仰いで柔術を学び、2019年にとった青帯。

これって、ちょっと、泣けて来ませんか?
RIZINの解説者とか、そっち方面で、へんなゲタを履かせてもらっていい気持ちで一人語りしているときより、よっぽどかっこいいんじゃないか、と思います。

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61歳であのキン肉だから、「普通人以上に強い」のに疑いの余地はない。ただ……

むしろ、ヒクソン戦敗北とか「ボブチャンチンに負けた、マーク・ケアーに負けた」とかだから、きちんと「測定」できてないんだよ!そこが気になる。
例の骨法とライガーの話でも補足が必要なんだけど「グラウンドで打撃も入れていい寝技」と、「そうでない、1993年以前の寝技」はまるで技術体系が変わってくる……という面もあろう。

逆に今やMMAが確立したのなら、そして今後も柔術をやり続ける意欲とコンディションを高田が維持しているなら

・新日本、UWFのスパーで鍛え
・実際に「スパーで高田さんは圧倒的に強かった」という証言多数の
・『格闘プロレス道場スパーリングルール』とでもいうべき”競技体系”の中で
・高田はやっぱり相当強いんじゃないか?


という問いの”回答”を、ぎりぎりまだ実践で証明できる可能性があると思うのです。
いやもちろん61歳ですよ!わかってますよ!! だけど、逆に言えば同じような体格、鍛え方、年齢の柔道家とか元レスラーとかもおそらくいるじゃない。たぶん高田は、同世代・同体格の日本人の中で、上位3%ぐらいには余裕で入る強さだろう。たぶんそこは疑わない。


そういう人たちがいまさらMMAをやる必要はない。新日流のスパーリングルール…おそらくは打撃無し、チョークは無し、後輩はちょっと忖度(笑)…とかいろいろルールはあるんだろう。そのルール内で高田がどれぐらい動いて、どんな攻撃や防御をするかは見てみたい。



こういうのをやる一番いい舞台に…「QUINTET」があるよな、と思ったけど、そりゃ無理だ、と一瞬で気づく。

(了)