今日は京都で、山本太郎・れいわ新選組の消費税廃止デモに家族で参加! うちのこもシャウトしてくれました。
— ParkSJ 朴勝俊🌹GND 脱原発!グリーン・ニューディール (@psj95708651) September 17, 2023
ネトウヨのみなさん、コドモを巻き込んでかわいそうとか絶対に言うなかれ。これはわが家のA才教育なのです。
(このツイートも本人の承諾付きです) pic.twitter.com/EvSBIt1LIA
デモ出発前のスピーチでも言いましたが、子どもとデモに参加することを批判したり、「子どもがかわいそう」と決めつけることは、体制や権力に対して従順でいろと言っているようなものです。自分たちの生活、自由、未来が脅かされたとき、声を上げる権利があるのだと子どもたちには知っておいてほしい。… https://t.co/ifxst82ovp
— 長谷川ういこ Uiko Hasegawa (@uikohasegawa) September 18, 2023
で、このツイートには「宗教二世」を連想して論じる引用リツイートが、小生も含めて多い。
https://twitter.com/uikohasegawa/status/1703699071767392617/quotes
それとはややニュアンスが異なるが、こ、これはまた……
無理矢理 義務教育であるにも関わらず教師たちによって休校してまでデモに参加させられそうになった私には賛成しかねます pic.twitter.com/lksVrhshci
— 九連宝燈 (@pooroyazi) September 18, 2023
遡る9月4日に、「共産二世」を論じるツイートがあり、話題を呼んだ。
◆そろそろ真剣に考えなければいけないのでは?「共産二世」問題:統一教会問題をキッカケに「宗教二世」問題が指摘されていますが、同様に親の影響でその子供の人生が大きく変わってしまう問題として「共産二世」の問題があります。例えば、原始共産主義の思想集団として非常に有名な「幸福会ヤマギシ… pic.twitter.com/OkjqQWoy7q
— 木曽崇/Takashi Kiso (@takashikiso) September 4, 2023
※「さらに表示」をクリックすると続きが読めます
「幸福会ヤマギシ会」と呼ばれる団体があります。この会は「すべての人が幸福である社会」を標榜し、個人資産の所有を一切認めず、同じ思想を持つ家族で共同生活をしていることで有名。この共同体の中で生まれ、19歳まで育てられた後、自らの意志でそこからの脱却をした高田かや氏によるコミックエッセイ「カルト村で生まれました」(文芸春秋)が2016年に話題となり、ヒット作となりました。同様に最近、X上で注目を浴びたのがプロフィール上で「日本共産党愛してる」を公言している「ひとみ」さんという方のアカウント。バスタブに貯めた水に、食紅を薄めた水を混ぜる行為を原発からの処理水放出に見たてながら、批判をするという動画で352万再生(9月4日12:00時点)を獲得し、現在大きな物議をかもしています。
このひとみさん、その動画内容に対する評価はさておき過去の投稿などを見ると、小学校の頃から選挙の手伝いと称して「ビラおり、ビラ配り、電話かけの番号押し」を始め(公選法違反では?)、15歳で日本民主青年同盟(共産党系の青年組織)に加入、18歳で日本共産党に入党というゴリゴリの共産二世の人生を送ってきたことが判ります。また、この方は配偶者も共産党員であるようで、共産党から議員として出馬するも当選できず無職、結局今はひとみさんのパート収入8万円弱と子供手当で暮らしているとのこと。ご本人はそこに不満を持っているわけではないようですが、前出の様に科学的には全く間違っている処理水放出批判の動画をXに投稿するなど、正直、客観的に見るととてもガッカリな状況に陥っているワケです。
共産主義というのは「神」を想定する宗教ではありませんが、一方で親から子へとその思想が伝播しながら、類似する思想を持つ独特なコミュニティの中で二世/三世と引き継がれてゆくという意味では、宗教ととても類似した構造を持った一種の思想/信条として存在している。勿論、我が国では信教の自由と共に、思想信条の自由も認められている訳でありますが、その自由権の存在を前提としながらも、一方で「宗教二世」を問題として扱うのならば、同様に思想信条の被害者ともいえる「二世」問題も同様に社会に存在するのではないか。改めてその様に考えさせられてしまったのが、現在X上で大いにバズっている「ひとみ」さんの動画でありました。皆さんはこの問題に関してどのようにお考えでしょうか?
これ、例が「共産二世」だから色々反発があるかもだが(具体例がそうだったからしょうがないのだが)もちろん、保守的な政党や宗教的中道政党の方でもこういうことはあり得るわけで。
さらに、こんな話にも連想が行く。
岸田文雄首相への手紙
森友幼稚園 テレ朝が塚本幼稚園の運動会動画。「選手宣誓では園児とは思えない驚きの言葉が…」の紹介に続き〈大人の人たちは日本を他の国々に負けぬよう、尖閣列島、竹島,北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め,歴史教科書でウソを教えないようお願い致します。安倍首相頑張れ!〉 pic.twitter.com/NEHblLk3xP
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) February 25, 2017
上の岸田首相への手紙に関しては、こんなブクマコメントを付けた
『政治的グルーミング』という新語を以前考えてて、いずれ披露しようかとも思ってたがこの機会に。(この分野のグルーミングは許容範囲だ、との論も可能!即座に否定できるもんでもない)字数で略だがまさに森友のアレ
https://b.hatena.ne.jp/entry/4740781357763148591/comment/gryphon
さて、そんな感じでいろんな材料があるけど、実は自分、なかなか単純明快な結論は出さないし、出さないよ。
というのは…
「宗教二世」のほうから言うけど、そもそも、各国の憲法などに謳われる「信教の自由」の大きな部分が「自分たちの子供に(家庭に)、自分たちの信じる宗教を教育する自由(権利)」であるという、いわゆる1丁目1番地の部分だからだ。
実際、家庭では子供を「教育」する。子供に良かれと、良き大人に育ってくれと、或る種の価値観を授け、或る時はむりやり押し付け、或る時は言葉巧みに誘導していく。
その価値観は、「一般常識」や「当たり前の人倫」になるかもしれないし、ごく狭いジャンルの「宗教的価値観」や「偏った政治思想」であるかもしれない。
だが一方でリベラルな自由主義は「その価値観のどれは正しく、どれは間違いなのか? それは究極的には決められない。」という立場に立つ。
なら、自己決定権の無い子供への教育は、一義的には親権を持つ親に決める権利がある。
その親はまさに「親ガチャ」であって、親は
「首相ヤメロ!」「叩き斬ってやれ!」と子供に言わせるのが正しいと思うかもしれないし、
「首相がんばれ、がんばれ!安保法制成立良かったです」が正しいとおもうかもしれない。
「人類はアダムとイブから生まれ、ノアの洪水で滅びかけました。進化論は間違い!」
「文鮮明さまこそ再臨のメシア!!」
「豚肉は穢れた食べ物!」
「金曜は安息日、ライターの火も使うな!」
「我らが神の君、徳川家康公は戦乱を終えるために天が遣わした権現!」
・・・・・・・・どれもこれも、「これを子供に信じさせるな」と……、いう訳にはいかないんだよなぁ
(この数少ない例外が「輸血は罪!拒否しなさい」で、生命に関わることだから例外にできる)
だから、
「我が子をデモに、政治集会に、参加させる」も「我が子を統一教会、創価学会、エホバの証人、etc……の礼拝に参加させる」も
いい、悪いで言ったら俺個人の価値観としては「よろしくない」のだが、ぶっちゃけ「やむを得ない」という判断をするしかないのだと思ってる。
もちろん「我が子をラマダーンに参加させる」とか「我が子の給食は、豚肉の入らないハラールにせよと要望するor給食を拒否し弁当持参とする」もだ。だいたい同一のカテゴリーだね。
あと「宗教二世」とほぼ同様に「民族教育二世(3世、4世)」とかもあるだろう・・・・・
さらにいえば
「我が子はやりたくないと言ってるが、無理にでも空手、ピアノ、英会話…等の習い事をさせる」もでありましょう。


だから、これをOKするとなると、宗教二世で問題となってる諸問題…小川さゆり
氏の体験本も読んだのだけど…かなり多くの部分が、法や行政が強制力を駆使して、子供を「救う」というのは難しい、というのが暫定的な結論でした。
実をいうと、この話を敷衍していくと最大最後の超ラスボスが控えてて…共産とか統一教会とか目じゃないの。
名前を付けるなら「割礼二世」問題…(二世とかどころの話じゃないから、名称は変なんだけど)
なお個人的には、個々人の信教の自由を重視するので子供に宗教的活動を強制することをすべてアウトにするというアイディアがきらいではありません。幼児洗礼する宗派ぜんぶアウトですよね、侵襲性のあるものに限っても割礼する宗教ひっかかるのでとりあえずそちらと相談してきてくださいと思いますが。
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) October 1, 2022
実は本当に論争があったのよ…ドイツで。
割礼めぐり大論議、宗教的習慣「傷害」か ドイツ
2012.8.29 16:06 [欧州]
男児に宗教上の割礼を行うことの是非が、ドイツで大きな論議になっている。医療目的でなく性器の一部を切除するのは「傷害罪」に当たると裁判所が認定したため、割礼が宗教上の慣習のユダヤ教徒やイスラム教徒が猛反発した。「ナチス以来のユダヤ人弾圧だ」との声すら上がり、政府は割礼を罰しないための新法を制定する方針を決めた。問題になったのは、西部ケルンの医師が2010年11月に当時4歳の男児に行った割礼。イスラム教徒の両親の依頼だったが、手術2日後に大量出血で病院に緊急搬送された。男児は回復したが、検察当局は傷害罪で医師を起訴した。
一審は無罪。二審は今年5月の判決で、両親の意向だったため同様に無罪としたものの「子供の体の健全性は親の権利より優先される」と指摘、宗教上の割礼でも傷害罪と見なされるとの判断を・・・
m-dojo.hatenadiary.com
この判決が下りた時、ユダヤ教コミュニティが「ホロコースト以来最大の攻撃だ!」という言葉まで使った。


himahima1.cocolog-nifty.com
この漫画には、「割礼とは、男の子が小さいうちに、ペニスの先(包皮)を切って、将来病気になるのを予防するためのイスラム教の習慣で、だいたい生後から12歳ぐらいまでの間にしなくてはいけないらしい」とあります。
今では、病院でやっているみたいですが、旦那さんによれば、「オレの頃はスンネット屋がカバン一つで家にやってきて、麻酔もなく3人兄弟まとめて、ちょんちょーんと・・・」という事らしかったです。
義理の姉(トルコ人)によれば、息子がスンネットをするとき、一月がかりでお祝いをしたそうで…
これは逆に言うと、既に宗教の側がすでに「割礼は親が子にやらせていい」とか「聖書を、コーランを子供に与えていい」という「既得権益」があり、そこから逆算して、あとから社会の仕組みを決めた…というふうにも見えるのであります。
(ひとまずの(了))