年末・年明けにかけてのウィッチウォッチが修行回。
この前出てきた「最強の敵」ぽい連中に対抗するために、モイちゃんが家に伝わる極意書を読もうとするが解読できない。
そこでニコが、書に込められた筆者の思念を人格化できる魔法を使うと……
いや、面白いんですよ。爆笑もんですよ。少なくとも部外者である俺は!
しかし、掲載誌が「少年ジャンプ」だぞ!!! 何人の連載中の後輩が、初連載目指してる新人が、あるいは大御所が(笑)「こう描かれちゃうと…やりにくいんだよなあ」となると思ってるんだ。
それともそういう人たちをまとめて千尋の谷に突き落とし「這いあがってこい!」とやるつもりなのか?あんたが師匠かよ(笑)
まあ、この前の「生徒会登場」でキャラのあるあるネタをやった時は、「ブラッククローバー」と派手な衝突事故やらかしたっけ(笑)それに比べりゃ少しは自重してる気もする。
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……と、同時に。
2018年にオモコロで発表された「かまど」氏のこのマンガが、そういうストーリーテリングの批評としてはまったくジャンプ漫画に負けない力量を持つ、ということがあらためて評価されるべきかと思いリンクを張るのであります。
omocoro.jp
ただ、ウィッチウォッチはこの「いかにもベタでありがちな師匠が次から次に出てくる」というシチュエーションを完全に物語設定に溶け込ませ、しかもシリアス回とギャグ回をシームレスにつなげる役割も果たしているんですからね。これまたとんでもない力量だと言える。前後編なのだが、この次の回と合わせて読むと、そのすごさが分かります。
さて、こういうふうに「ベタ/あるある」とされたところから、ジャンプ作家は脳髄絞ってまたも新しい類型を生んできた。「師匠」キャラも、現在連載中のあれやこれやで、その萌芽が見いだせる……