池袋のサンシャインビルで、大きな乱闘があったそうだ。
この集団についても記述されている、週刊文春記者が書いた新書がある。
市川海老蔵、宮迫博之、田村亮……。
なぜ芸能人は半グレ=反社会的勢力と接点を持ってしまうのか?『週刊文春』の特派記者として15年のキャリアを積んだ筆者が、あまり報じられることのない取材の裏側を明かしつつ、芸能人と半グレたちの“夜の生息域”に迫る!
・関東連合を芸能人や起業家らと結びつけた“黒幕”の正体
・市川海老蔵事件の取材で厄介だった関東連合の情報操作
・芸能人、スポーツ選手、政治家が集った「西麻布迎賓館」の実態
・金塊強奪犯は、なぜ芸能人と写真を撮れたのか?第1章 関東連合を六本木に連れてきた男
第2章 折口雅博が築いた西麻布の“城”
第3章 市川海老蔵事件と関東連合崩壊の予兆
第4章 六本木フラワー襲撃事件
第5章 西麻布迎賓館事件
第6章 半グレ最新事情と金塊強奪犯
これを読んでいると、「格闘技界」という言葉が多数出てくる。
以下引用
※朝青龍に暴行を受けた関東連合元メンバー(この新書では結城真治、の仮名で登場する)についての説明で
渋谷の FURA というクラブによく顔を出していました腰にはコア電圧のスタンガンをつけていた記憶があります…当時の FURAは… 格闘技界の大物会長などが頻繁に顔を出していたという。
街で集めてきたティーンズ誌のモデルなんかを引き連れて渋谷のクラブなどに繰り出しては、格闘技界の大物や芸能界の大物たちを接待しつつ僕ら(その下の世代の現役関東連合)を紹介してくれました。
その「僕ら」は
…渋谷のとあるクラブでの暴れ方はひどかった。黒人のセキュリティに咎められてもお構いなしでしたね。
K 1に出ていた現役格闘家と複数人同士で喧嘩になったこともありました。初めは劣勢だったんですが、最後は金属バットを使って勝ちましたよ。
喧嘩後も慰謝料などの絡みで格闘家側ともめたんですが、最終的には結城君が格闘技界の大物会長とのあいだに入って話をまとめてくれました。
関西方面の話もある
…ミナミの半グレグループ「O7(アウトセブン)」を率いる相良正幸は奄美大島出身。関西の地下格闘技団体「強者」で活躍していた元格闘家だった。
兵は六代目山口組、神戸山口組ともつながりの深いYが創設した団体でありその成り立ちから極めて「暴力団的要素が濃い集団だった」(大阪府警担当記者)と言う。
「不良少年や引退した格闘家を集めた『強者』の大会の運営には当初から暴力団関係者の存在が見え隠れしていました。大会では六代目山口組系の幹部がリングサイドに座っていることもありました」
シャツを着て南の飲食店などに試合のポスターを貼ることやチケット購入の強要行為など頻繁に繰り返していた強者は、一時は「仁志の関東連合を目指す」などと嘯いていたようだ。 格闘技団体としての兵は2013年に解散したが活動中には有名人を巻き込んだトラブルも起こしている。
ちなみにこの 「強者」創設者は、安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」にも出席していたと言うから、どうも闇が深い 。
ただ、こうやって記述は複数あるけど、前半に出てくる「格闘技界の大物(会長)」って、カウントするとすべて含めて1名、なのかもしれない(笑)
格闘技とは別に(でいいのかな?)大きな勢力になっている「怒羅権」の記述も、この新書にはあるよ。