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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

アントニオ猪木、病押して国技館に…はいいが「ここで暴動が」(サラッ)。字幕はスルー、マニアは「どの暴動?」(笑)

kakutolog.info


黄色いTシャツに赤マフラーの猪木。ひとことめの間合いが合わなかったことで、徳光さんが「猪木さん、もう一度最初からいきましょう」と呼吸を整える。

猪木「元気ですかーッ!! 元気があれば何でもできる」。

 体調を聞かれた猪木。

猪木「ええ、見た通りで、その日、その瞬間、もう必死に頑張ってます。
本当はもう起きる状態じゃないんですが、こうやってみなさんとお会いすることで、私も元気をもらえます。ありがとうございます」。

徳光「イラクへも一緒に行きましたね」。


行ったんか、あそこに。

猪木「(両国は)いや本当にあの、なつかしいというか、もう、まったく最近はこのあたりに来てなかったので、表からみたらわからない、国技館が。

でも因縁があって、国技館が最後の両国じゃなくて、蔵前のときにね。

あのときにやっぱり暴動になって、私が闘いに出て見事に、簡単に負けたことがあります」。



で、あたしは、最近いつも普通の地上波番組も字幕テロップ表示で見てるんだが(これ便利。まだの人はお勧めします)、24時間テレビも字幕が生放送でついていた。


だが、猪木の声もただでさえ弱弱しくて・・・・・・・・・それだけならいいんだけどさ、字幕付ける中の人(おそらく機械学習も使いつつ、最後は人の手で監修してる、まだ)が、猪木のよもやよもやの回想話に出てきた「暴動」という単語についていけない、常識が(笑)
かくして、字幕では「暴動」うんぬんはスルーされてしまいました。さっき字幕をお勧めしたけどそれもよしあしで、自分は確かに「暴動」を耳で聞いたのに、字幕に出てこないから「あれ?聞き違いかな?…まあこの場で暴動に触れるわけないか」と常識に引きずられてしまい、あとからマニア界隈の反応を見て、やっぱり言ってたんだ、と(笑)



実際、同時通訳でも、必要なのは英語力もさることながら、「その場で語られるテーマの専門知識」らしく、それを務める人は怪獣映画でも宇宙ロケットでも戦争でも、本当に事前に勉強し、何がそこで語られるかを事前に「取材」もしておくそうで・・・・・





上の「猪木全発言」でも注釈がついているが、これは「アントニオ猪木検定試験」(ねえよそんなの)では有名なひっかけ問題で、「アントニオ猪木の試合のせいで、国技館で暴動が起きた」のは蔵前で1回、両国で一回。

・蔵前…第二回IIWGPの重要な決勝戦、猪木vsハルク・ホーガンの試合に長州力が乱入!!!猪木がリングアウトで勝つも不透明な結果に


・両国…たけしプロレス軍団が強引に猪木vs長州力の試合を猪木vsベイダーに変更(※事態はもう少し複雑)!!





だから英文記事にするなって。

prowrestlingstories.com

Vader Time or Riot Time?

As Big Van Vader, Leon White certainly brought the pain on December 27th, 1987, at the world-famous and sold-out Sumo Hall in Tokyo, Japan. The whole event was plagued with strange booking alterations when the anticipated match between Antonio Inoki and Riki Choshu almost didn’t happen.

When the two eventually did face each other, the encounter was brief and lasted a little over six minutes. Choshu bled profusely after being thrown out of the ring and hurled towards the ring post. Inoki won by DQ after applying his painful Octopus Hold submission on Choshu, and Hiroshi Hase desperately ran in to save Choshu because he refused to give up on his own.


……というか、何言ってるんだこの英文記事。

…「ベイダー」の部分は、「父」を意味する「和田」という名の武士の物語に由来しています。かつて和田吉村は、息子の朝比奈義秀とともに「地獄の王」を倒し、天道を開いた。(「和田」は偶然にも、ジョージ・ルーカススター・ウォーズの主な悪役であるダース・ベイダーに使用したのと同じ名前のソースであり、「闇の父」を意味します。)

ビッグ ヴァン ベイダーのバックストーリーは、ギリシア神話ヘラクレスと同じように神々につながっていましたが、ベイダーは古代日本の部族の恐れられていた武士でした。2 つの町で争いが起きた場合、彼らは最高の戦闘員を小さな無人島に残して最後まで戦いました。戦士たちは、1 人だけが生き残るまで「ラスト マン スタンディング マッチ」シナリオで昼夜を問わずノンストップで戦い、ベイダーはこれらの戦士の中で最高でした。

“The ‘Vader’ part of the name came from the story of a samurai warrior named ‘Wada,’ which also meant ‘father.’ Wada Yoshimura once had great strength and defeated the ‘Lord of Hell’ to open a pathway to heaven with his son Asahina Yoshihide.” (“Wada” was also coincidentally the same name-source that George Lucas used for his main villain in Star Wars, Darth Vader, which means “Dark Father.")

Big Van Vader’s backstory had him connected to the gods, not unlike Hercules of Greek mythology, but Vader was a feared samurai warrior from an ancient Japanese tribe. If two towns had a dispute, they sent their very best fighters and left them on a tiny, deserted island for a fight to the finish. The warriors fought day and night, non-stop, in a ‘last man standing match’ scenario until only one man survived, and Vader was the best of these warriors.





なお、猪木はほかに「大阪でマサ斎藤vsアントニオ猪木の試合に海賊男が乱入」とか「東京プロレスで客が少なすぎて試合中止」などでも暴動を起こしています。




いやまて、本当に「過去に暴動がありましたね」「どの暴動?」ってやりとりになるプロレスラーがいてたまるかよ!!!


この暴動(大阪バージョン)の火を絶やさずに持っている、というネタが徳光康之「最狂超プロレスファン烈伝」にある。もちろん火のついたろうそくを新幹線内部に持ち込んではいけませんが、これも「美と正義は隣人ではない」ってやつだ(笑)


最狂超プロレスファン烈伝 暴動の火