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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「鍵垢」「アルファツイッタラー」…ネットスラングはいつ頃、どう市民権を得るのか?


この本のことらしい。内容もなかなか興味深いが、それは別として……


このへん、肌感覚でいうと、当然ながら新聞やお堅い学術書の導入が遅く、砕けたスタイルだと導入が早いが、最近はたとえば新聞社やなんかも、「やわらかい」メディアを別ブランドとして作っていて、そっちのルールは違うので、導入が早い、とかそういうことはある。

あと、ネットジャーゴンが一般メディアで使われるようになった、といえば「ネトウヨ」そして「炎上」であると個人的には思う。
「炎上」はかなり意識的に、「おやおや、これネットジャーゴンなのに、お堅い記事で使っていいの?」と感じたんだよね。いつ頃のことだったか。


国会議事録はスラング定着度を測る場所にもなる、と以前かいた

国会議事録は言葉の初出調べだけでなく新語・スラングの「定着度調査」にも使える?/にしても「二次創作」がそんなに”公の言葉”になっていいのか、とも思いました

m-dojo.hatenadiary.com


「バズる」だが、英語にはユーゴスラビア内戦の時代(90年代)から「バズワード」という言葉があった。
「戦争広告代理店」に解説付きで載っている。



そういえばユーゴ内戦は、まだ「ネット前時代」といっても一応いいのかもしれない。

バズワード」を解説する「戦争広告代理店」

小国の外務大臣が世界中で「セルビア人が我々を迫害している」と声高に叫んだところで、誰も動いてくれない。

ハーフはそれらを「民族浄化(Ethnic Cleansing)」といったわかりやすいキーワードに言い換え、

それがバズワードとなって欧米諸国の政治家の感情は動かされてゆく。

人は理論よりも感情で動く。

その感情を動かすための要素、キーワードとは何なのか…(略)
roidoh.hateblo.jp

ただ、画像でも見えるが、最後に「そりゃそうだよな」の一文もある。

「”民族浄化”は国務省のブリーフィングで使われたことで、ジャーナリストや官僚、議員たちに正式な用語としてみなされるようになったんです」


一般的に使われるようになったからお堅い政治家や官僚、新聞も使用するのか、そういうところが使用するから一般的に使われるようになるのか・・・・・・・・・・・・