…社民党は2020年に立憲民主党との合流をめぐり分裂したこともあり、現在所属の国会議員は福島氏と衆院議員1人のみだ。存在感の薄さは否めない。
公選法の政党要件は、「所属の国会議員5人以上」もしくは「直近の衆院選か参院選で有効投票総数の2%以上の得票」を満たす必要がある。今回の参院選で4人の当選は難しく、焦点は「2%」のほうになる。社民党は3年前の参院選の得票率は2.09%だったが、昨年の衆院選は1.77%と2%を下回った。このため、今回の参院選(比例区)は「得票率2%以上」が"至上命令"となる。120万票以上が必要だ。
政党要件を失うと、次期衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補ができず、選挙区候補が政見放送を流せないなど、活動が大きく制限される。
福島党首は参院選比例区で立候補予定で、「社民党にとって正念場の選挙。何としても得票率2%を達成しなければならない」と力をこめる。
そりゃ大変だ。
ということで室井佑月氏と米山隆氏が応援に行ったらしいが、そこでのスピーチ
22日、旦那が福岡で社民の応援に行くの(選挙で世話になったんで)、付いてったんよ。途中、ジェンダー問題になり、客席にいる私にマイクが回ってきた。ので、言った。「女性が虐げられるのは我慢ならない。でも、今の社民党さんが肩入れしている、男女の分断をひたすら煽る一派は違うと思う」って。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) May 24, 2022
「原点に戻り、弱者を守る、労働者を守るになってください」って。大喝采だったわ。ちな炎天下の中、300人くらい集まってたわ〜。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) 2022年5月24日みんな劣勢なのにすっごく明るくて、最後にってまたマイクが回ってきたから「瑞穂さんは国会に必要。姫を守るのじゃ!」っていったら受けた。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) 2022年5月24日
ここで福島瑞穂氏の応援を「姫を守るのじゃ」と言ったのは、まさに確信犯、そういう表現が問題があるとする政治勢力に喧嘩を売る、批判するために意図的に発言したのだろうな。
それで会場が受けたんなら、それはそれで面白い話だ。
で、社民党が今回、「政党要件を失い」「次期衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補ができず、選挙区候補が政見放送を流せないなど、活動が大きく制限される」となっていいものか、わるいものか。
もし、それがよろしくないと思うなら立憲民主党、共産党、れいわ新選組の本来の支持者も、いわゆる「戦略的投票」で社民党に”今回だけ”投票とかしたほうがいいんじゃない?いや別に自民党や維新の会や公明党の支持者がそうであってもいいんだけど。
だって、さすがに社民党が消滅したら、旧社民党支持者も棄権まではするまい。そしたらどこかの政党に投票するだろうわけでさ。1.7%~2%の票を分散させるおしごと、をしてる感があるわけです、つまりは。
そのおしごとを続けてもらう方がいいか、さすがに潮時なのか・・・・・・・です。
政党に関しては国会で「座布団効果」というのがある。
自社さも「自公自」も「自公保」もそうだったし、いまだって野党側が「立・共」だけが同一歩調を取ったら、それは目立つだろう。「立・共・国・社・れ」…のうち、どうも国民民主やれいわ新選組が今後同一歩調を取ってくれるかがアヤシイ。「立・共」であるのと「立・共・社」であるのとではイメージ的に大きな違いが…・あるのか、ないのか。
まあ、本来の寿命を越えた「延命措置」はだいぶできたと思う社民党。この選挙は、はたしてどうなるんでしょう。姫の運命やいかに。オビワンケノービ、貴方だけが希望です。