NHKプラスで、あさってまで配信中 地上波の再放送は6月2日(木)午前2:00
このなかで、いまのウクライナも含めた農業地域で、大規模な飢餓を引き起こすほどの農民からの収奪を行った。世にいう「ホロドモール」…
これが諸外国に報道される中…そのころすでに、バーナード・ショーやラスキのような、ソ連にシンパシーを感じ礼賛する知識人集団も生まれていた(ショーが訪ソし、既にアメリカをソ連は凌駕している!と語る映像がこの番組で紹介されている)
…のだが、
それでも大方の国には、まだソ連という国家に疑いの目を向ける批判的な人もいた。
それに対するスターリンの反応が
「飢饉などという作り話をでっちあげるとは!作家同盟にでも入ったらどうだ。馬鹿どもが読んでくれるさ」であった。
ああ、その時代からコレいわれてたんだな……と、すげえ枝葉の所で印象に残った。
この番組、ソ連の映像と言えばプロパガンダしか残ってないと思ってたけど、逆にウクライナへ第二次大戦時に侵攻したナチのプロパガンダ映像を逆用するとか、スターリンの暴虐に嫌気がさして自殺した妻の葬儀映像、反対派の粛清裁判(台本あり)、アメリカに亡命したスターリンの娘の映像や回想録を使うとか、いろいろ工夫している。
また、プーチン時代でもぶっちゃけロシアのテレビ番組映像なんてほとんど見られないじゃん。プーチン就任から今の独裁に至るまでの、同国内のプロパガンダ映像や節目節目の映像が見られてよかった。