ベトコンエクスプレスから離れろ、おれ。
さてさて、馳浩がカウント2,9に何度も追い込まれながら逆転勝ちした石川県知事選。一夜明けて、論評記事も多いが、ゆかりの人から人となりを聞き、期待のエールを送ってもらう記事も多い。
mainichi.jp
プロレスの師である長州力さん(70)も「いい知事になってほしい」とエールを送る。
(略)
馳氏がまだ若手のころ、知人の社長に招かれて一緒に料亭へ行った際、馳氏が店の大きな掛け軸の書を読んで意味を解説した。「『今まで誰も読んだことのないような書なのに』と料亭のおかみもびっくりしてね。仕事を頼んでも機転が利き、優秀だと感心した」と振り返る。
まあ、長州の「仕事を頼んだ/やってくれた」の基準は一般では測れない。「チンタ(橋本真也)に、車の前を走ってた暴走族が邪魔なんで『轢いて行け』と言ったら、本当に轢いてくれた(褒め言葉)」なんだから。
(この動画の21分参照)
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蝶野正洋のYouTubeで長州力と対談との対談で、蝶野が橋本の悪口を言ったら長州に「そういのよくないぞ」とたしなめられ「死んだからいいじゃないですか」とか長州がある時橋本の車に同乗していた時に暴走族が邪魔だから橋本に暴走族を轢けと言ったら素直に轢いたという話が面白かった。 pic.twitter.com/JlFLwS5dI9
— 珠 (@taka2004taka) July 21, 2020
その通りにやったら、石川県がサンタマリアになるぞ。
いかん、長州の話してたら終わらんので無理に切って、後半の本題にいこう。
……馳氏が文科相だった時に事務次官を務めた前川喜平さん(67)は「事務次官室に突然入ってきて休憩し、『私のことは気にしなくていいから』なんて言われてね。接客中で大臣を無視して客と話をしていたら、いきなり会話に入ってくるし」と思い出を語り、「職員の仕事部屋にも連絡もなく訪れて勤務ぶりを眺めたりと、まさに神出鬼没。将軍なのに城下町にふらっと顔を出す『暴れん坊将軍』のような人」と話す。
石川県は「加賀百万石」の文化を継承する保守的な地域だが、前川さんは「馳さんが当選したということは、知事室に収まる『お殿様』ではなく、『暴れん坊将軍』を有権者が選んだということ。ぜひ幅広い問題に取り組んでほしい」と期待……
この話、
なんで次官室で休憩していたかの背景がわかりにくい。実はこういうこと。
(吉田豪)事務次官時代、馳浩さんとも交流があるわけですよね?
(前川喜平)ああ、もちろん。もちろん。
(吉田豪)どんな人でした?
(前川喜平)いい人ですよ。知ってます?
(吉田豪)もちろん。昔、取材したり。プロレスラー時代に接点があって。
(前川喜平)ああ、そうかそうか。いや、あの人はね、ある意味稀有な政治家だと思いますよ。ただのプロレス出身の国会議員じゃない。
(前川喜平)大仁田厚さんとは全然……(笑)。これはね、一緒にしちゃかわいそう。
(吉田豪)ですよね。同じプロレスラー枠で。
(前川喜平)大仁田厚さんはちょっとね……いや、本当にひどかったよ。
(吉田豪)ダハハハハッ! やっぱり?
(前川喜平)だって、もう国会の中でもプロレス並に暴れていましたからね。物理的に。肉体的に。あれはね……ひどかった。馳さんはもともと高校の古文漢文の先生ですからね。
(吉田豪)ちゃんとできる人ですからね。
(前川喜平)話をしていると時々、『源氏物語』の一節とかが出てくるわけですから。特に殊の外、私は仲がいいですね。私は隠れて喫煙する派なんですけどね。あんまり大っぴらに「煙草を吸います」とは言えないんですけども。馳さんも煙草を吸う人なんですよね。ところが、大臣の時には自分の部屋で煙草を吸わずに、私の部屋に来て煙草を吸うんですよ。
(吉田豪)へー。そういう仲だったんですね(笑)。
(前川喜平)うん。だから、私がお客さんと話をしているじゃないですか。私の部屋、事務次官室で。するとそこに馳大臣がノコノコッと入ってくるわけです。「僕はいないと思って続けてください」とかって言って入ってきてね、勝手に座って煙草を吸っているんですよ。
ということで、喫煙つながりなんです。最近は時々あるパターンだね。喫煙室で繋がる、意外なる人脈とか。
んで、馳浩が文科大臣を退任する際に……
俳句界2月号の前川喜作さんと佐高信さんとの対談、いい対談でした。特に印象に残ったのは馳浩前文部科学大臣との逸話でしたね。前川さんが局長時代に馳大臣と協力して「教育機会確保法」の成立に尽力した話。 馳大臣がフリースクールと夜学充実の議員団体のトップでそれを統一pic.twitter.com/IfdJFuMpkK
— 一撃筆殺 (@ichigekistk) 2018年1月27日
して、その法律の成立を図った。結果70年にわたって文科省が拒否してきた夜間学校充実の成果となった。左翼の人は大体が馳浩前文科大臣が教師時代に体罰をやった森元総理の子分の筋肉バカであると見做しているが、ハセピーが専修大時代成績が全優に近く在原業平が研究テーマだったのを知らない。
— 一撃筆殺 (@ichigekistk) 2018年1月27日
そして馳文科大臣が退任のとき、留任か否か、いろいろあったんでしょう、「雨上がり、深呼吸して夏の空」という俳句を披露、それに前川文科次官が「仰ぐ空、名残を惜しむ蝉の声」と返句したこと。もうひとつもともと上の句が「夏の空」だったのを大臣が季語が二つはおかしいと「仰ぐ」に直した話。
— 一撃筆殺 (@ichigekistk) 2018年1月27日
馳文科大臣が退任のとき、留任か否か、いろいろあったんでしょう、「雨上がり、深呼吸して夏の空」という俳句を披露、それに前川文科次官が「仰ぐ空、名残を惜しむ蝉の声」と返句したこと。もうひとつもともと上の句が「夏の空」だったのを大臣が季語が二つはおかしいと「仰ぐ」に直した話
そういうわけで、以前から言われていたけど、前川喜平氏と馳浩氏はウマが合ってた(プロレス業界的には「手が合う」のほうが通りがいい)んですな。人間関係は得てしてこういうもので、なかなかきれいに割り切れたりはしない。
ぶっちゃけ、佐々木健介とよりも手が合ってたと思う(笑)。