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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

終了するHPやブログを「存続希望者に譲渡」という習慣は作れないか?~「青天を衝け」公式サイト終了、Engadgetも閉鎖で

まず、話題になったこちらを

当サイトは、開設以来、多数の方々にご利用いただいてまいりましたが、2022年3月31日をもちまして、日々の更新を終了し、2022年5月1日にサイトを閉鎖させていただくことになりました。

日頃よりご愛読いただいている皆さま、当メディアを活用し、広告出稿をいただいている広告主および広告代理店の皆さまにおかれましては、突然のお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます。

2006年よりTechCrunch Japan、2005年よりエンガジェット日本版のサイトをスタートし、より良いニュースサイトの提供を目指し、運営を行ってまいりましたが、米国本社のグローバル戦略に伴い、この度の決定となりました。

なお、2022年5月1日をもちまして、両サイトを閉鎖し、以降は、米国版のTechCrunchとEngadgetにリダイレクトされることになります。
www.beboundless.jp

note.com
……しかし、今回のサイト閉鎖はかつてのEngadget独版や西版のようにアーカイブが一切残らない形となります。2004年から積み上げられた記事は膨大でアーカイブとして残すと多大な維持費がかかるのは事実ですが、記事がすべて消えてしまうことは調べ物をしたい読者にとっても努力して執筆した書き手にとっても不幸なことです。海外の本社の意向で日本の貴重な史料が失われることに対しては何らかの救済措置を考えるべきだと思います。

もちろんこの問題は今回のことに限らず、Webメディア全般に共通する課題です。サイト運営者には記事が消える、見れなくなること対して慎重に対策をしてほしいものです。(後略)

そして……あれ?年明け後、2月になっても続いているな?ひょっとして存続?との希望もあったNHK大河ドラマ「青天を衝け」公式サイト…だがこれは、コロナ禍で同番組が2月スタートだったことを受けての臨時措置で、2月14日に終了したらしい。

青天を衝け・公式サイト終了

https://www.nhk.or.jp/seiten

しかも真田丸やいだてんの時などは「〇月〇日をもって終了します」と、長期間アナウンスして別れを惜しむ時間があったのに、今回は急転直下、たしか無告知でのバッサリ終了。そっちの方面で知恵をつけてどうするよ!!!
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com

よく「存続にもサーバー維持費がかかる」「金の問題だからしょうがない」みたいなこと言う人がいるが、それなら、たとえばこのサイトが1年間存続することでどれぐらいのコストがかかるか示してみいや。
そしてそもそも、NHKはこの作品を今後も当分のあいだ「DVDで販売」「オンラインデマンドで有料配信」「関連ムックなどを絶版にせず販売継続」「再放送もたぶんBSでする」などのビジネス展開をするんだぞ……それへの販促効果だってあるだろうよ。ものすげえ高い受信料を払って、番組を作らせているスポンサーとして文句をつけてやるわ。




アリーテ姫」公式サイト存続(監督・片渕須直氏の直接管理に移行)に倣い「存続希望者にサイト過去記事を譲渡・売却」はできないか?

怒りはともかく、こういうことを提案しておきたい。
実際に、ある隠れた傑作映画の公式サイト(映画作品も、公式サイトが終了後に消える悪習では有名だね……)で、そういう例があるから。
もう何度も紹介したけれども。

togetter.com




arete.kuroburue.com



この映画公式サイト「アリーテ姫」存続の事例を、孤立した例ではなく、もっと一般的なものにできないか?

そんなことで「終了が決まった公式サイト、存続の在り方」、試案を提案。

・この公式サイト(ブログ)は〇月〇日を以て終了します。 ついては、この公式サイトを運営し続けたいという、御奇特な方はいませんか?…と募る。
・文化的意義の視点から、希望者がいれば無償譲渡するもよし。経済的な観点から「有料ならお譲りする」でもよし
・「最低20年は存続する」などの条件を付けるのもいいだろう。
・有料なら、『終了日まで「入札」を行いますので、希望者は金額を投稿フォームから連絡してください』とかできる。
・得意を売り買い「ココナラ」や、ある意味では「メルカリ」でも売れる…かな?(規約観ないとわからん)
・よく言われる「(青天を衝けなどの)映画やドラマの公式サイトは、出演俳優映像の著作権などの問題がある」というなら、その旨を明記すればいい。ジャ〇ーズ俳優の画像とかだけ無くなった状態で引き継がれるもよし(笑)、そこにもしかるべき権利料を引き継ぎ者が払って、そのまま続くもよし。
・そういう仕組みや、損益の計算方法が分かるだけでも有意義だ。そういうことを開示した上で、「欲しい人に譲渡します」といえばいい。
・趣味や文化上の意義から譲渡を希望する人もいるだろうが「この作品は傑作、閲覧は続くはずだ。ここに広告を貼るだけで長期的には儲かる」みたいな計算で引き継ぐものもいるだろう。映画や放送会社も、「負担はこちらでやりますので、〇〇の公式サイトを続けさせてください。宣伝にもなるでしょう?」といえば、検討には値すると思うのだけどね。
・ある程度の資本を集めて、財団法人とかNPO法人のような形で、「ネットサイト保存財団」みたいなのがあってもいい。或る程度の文化価値、公共的価値の審査とか必要となるだろうが、終了する予定の公式サイトで、運営者や主催者が「ただ消すだけでは勿体ないので、お譲りするから貴財団で存続させてください」といえば、気軽に引き継ぐような、そんな財団。

・個人ブログやニュースサイトも、もう運営は忙しいし、やめようと思います。ですが過去記事を保存・公開したいという人がいれば「有料/無料」で過去記事をお譲りします……という提案が、気軽にあればいい。そんな風潮を作りたい。
・個人的なことをいえば、ここでよく紹介してた「OMASUKI FIGHT」「GAME AND MMA」「翻訳Blog」「むなぐるま」など……今も過去記事を復活して読めるようにしてほしいもの、たくさんある。置いておけば閲覧者からの広告だけでサーバー代ぐらい出そうなものばかりだ。
・「はてな」とかも、ブログ運営を簡単に引き継ぐ仕組みとかって整備されているのかね。このへん、重要になっていく気もする。
・このブログも、いつか運営を終える時は、そんな譲渡や入札を考えたい(笑)

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