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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

漫画小ネタ集(漫勉、新九郎奔る、パトレイバー、相田裕新作…など)

浦沢直樹の「漫勉」 さいとう・たかを回が再放送


10月23日(土)「さいとう・たかを」回の再放送が決定!
さいとう・たかを」回をEテレに続いて総合テレビでも再放送します。
10月23日(土)16:00~16:44 総合テレビ
NHKプラスでも1週間配信します。
どうぞお楽しみに
今年79歳を迎える大御所、さいとう・たかをが登場する。
言わずと知れた「ゴルゴ13」の生みの親であり、劇画という分野を確立した日本を代表する漫画家。
今回、47年間連載が続く「ゴルゴ13」の制作現場に密着する。スタッフによる協業制を漫画界に取!

www.nhk.or.jp

半分ネタだった「眼しか描かない」が映像記録で否定されてよかったけど、こういうニュースを聞いて思うのは「漫勉、ベルセルク三浦建太郎の撮影はできなかったんだよなあ…」と。




ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」の太田道灌回が面白い。”外交交渉”を正面から描く

基本、外交交渉やネゴシエーションは、絵的に成立しにくいので、自分的には大好きだけど、それ「だけ」を描くのは難しい。
でも今回の新九郎-太田道灌交渉は、かなり正面から、純度の高い「交渉」漫画を描こうとしているようにも。

何しろ、電話交渉三大漫画のひとつ、「パトレイバー内海課長vs後藤隊長」を描いたひとだ。
m-dojo.hatenadiary.com

今回も、うまいセリフ回しがあってな…
道灌のせりふ「(新九郎は)頭はそこそこ回るようですが、かえってそういう相手のほうが与しやすい」
そういうところは交渉事でホントにあるので、いかにもらしい。

ちなみに道灌といえば、多くのひとは「七重八重 花は咲けども…」で知られてるでしょうけど、その話、この作品では既にやってまして(道灌が思い出話を新九郎に語る形で出てくる。※互いに知らない状態で)、それは有名な話なんですが、そこから発展した「道灌」という落語がある。
直接、道灌が出るわけではないですよ。

www.youtube.com

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春、狩りの途中、突然の雨(村雨)に降られた道灌、近くに見えるあばら家に雨具を借りにきますと、この家の身なり賤しい娘は、顔を赤らめ、山吹をひと枝差し出します。
道灌がどういう意味かと首をひねると、家来が説明をします。

『七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき』(兼明親王・後拾遺和歌集)、

山吹というのは花は咲きますが実がなりません。「実のひとつだに」と「蓑(みの)ひとつだに」をかけ、雨具は一つも無いということでございましょう。

道灌は「余はまだ歌道に暗い」と恥じ、以後和歌に励むようになります。

これを聞いた男は、うちにもよく傘を借りに来る奴がいるのでその歌で断ってやろうと…

道灌~古今亭志ん生・柳家小さん・三遊亭金馬他【動画】 | 聴き比べ落語名作選



そのパトレイバー、2週末連続でBSトウェルビ放送


脚本・映像・音響…全てに頂点をきわめた超大作アニメーション!
1999年、夏。自衛隊の試作レイバーが突如、無人のまま暴走──。しかし、それは相次ぐ事件の本の幕開けに過ぎなかった!何者かが仕掛けたコンピュータ・ウイルスによって、次々と暴走するレイバー。我らが特車二課第2小隊のはみだしポリスたちは、姿なき犯人を追ってメガロポリスを駆け抜ける!──
ロボットやコンピュータ犯罪が日常化した世紀末の東京を舞台に、高密度なストーリーとスリリングなアクションを展開する最高のSFアニメ・エンターテイメント。(オリジナルサウンド版)



世界が息を吞んだ<TOKYOウォーズ>!最初は誰もそれを信じなかった。
2002年冬。横浜ベイブリッジに謎のミサイル投下…!
報道はそれが自衛隊機であることを告げるが、該当する機体は存在しなかった。これを機に続発する不穏な事件は警察と自衛隊の対立を招き、事態を重く見た政府は遂に実戦部隊を治安出動させる!!東京に〈戦争〉を再現した恐るべきテロリストを追って、第2小隊最後の出撃が始まる!(オリジナルサウンド版)

★各放送日には『祝!全国無料放送【BS12】劇パトTV放送記念同時視聴会「みんなでパト1&パト2」』の開催が決定!(主催:ジェンコ
詳しくはPATLABOR OFFICIAL WEBSITEhttps://patlabor.tokyo/news/1261/)をご確認ください。

patlabor.tokyo

ヤングアニマルに連載中の…タイトルはえーと……『勇気あるものより散れ』、これが結構面白い。



あ、このかたスピリッツの生徒会漫画「1518」のひとなんだ。
あれはいい作品だった


ただ、それとは別に、最近書くこと多い「ジャンル」の話するけど、
・「怪力」「不死身(再生能力)」などなどの異様な力
・それを与える力、生み出す力、弱点を補う力
・どっちかがどっちかの「眷属」で主従関係とかサポート役とかになってる
・その人間離れした能力とか、不死という運命に対して葛藤を持つ
・その関係性に「男女」などの属性が入り、恋愛関係が絡むことも多い(※もちろん同性なら恋愛関係が絡まない、とは断言できないわけですが、統計的な可能性の高さから言って…と注釈をつけるダイバーシティさ)

・・・・・・・・というのは、一種の「ジャンル」ですよね。吸血鬼ものの流行などもあるのでしょうけど…
どんな系譜によって、このジャンルが確立したんだろうな。一本のラインでつないだら面白いとも思うけど、それはとても難しそうだ。少なくとも自分はちょっと辿れそうもない。

「戦闘力の高くて忠誠心の厚い部下を持つ主人公」ということだと義経―弁慶から話がつながったりもするし。





【メモ】書き残したのは 山田風太郎原作の話と ナポレオンの話か
あとでかければ