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ゆうきまさみ発掘資料集・自作キャラ評価から裏話まで〜『内海は絶対殺さなきゃいけない』のはなぜか? - Togetterまとめ https://togetter.com/li/1118711
であります。
まあ、臆面もなく某企画と某対談本に乗っかったのが奏功したんだけどな!!
ま、その中でもぼくのオリジナルな知見がキラリと光る。あるいはくすぶる箇所があるので、そこをピックアップしよう。
まず、後藤隊長vs内海課長が、すべて電話で言葉の駆引きをするというある意味、少年誌の漫画としては異様な回が漫画版のパトレイバーがある、という話を前提にします
そして伝説の「後藤vs内海、電話越し一本勝負」回の話。
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年6月9日
「あの二人の会話だから内容は面白いに決まってる。でも二人とも動かぬ固定電話で絵的にどう持たせるか。腕の見せ所で苦労したけど楽しかった」
と一寸ドヤッなゆうき氏にとり氏
「でも少年誌の編集者が嫌がりそうだ」
と冷静に(笑) pic.twitter.com/K4ni6qNZiy
自分もこの後藤と内海の対話回は、日本漫画における
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年6月9日
「3大電話交渉マンガ」と位置づけている。
あとの2本は
・浦沢直樹「MASTERキートン」での誘拐犯とのネゴシエーション、
・魔神ぐり子「楽屋裏」での地方在住マンガ家と編集者の攻防(笑) pic.twitter.com/7Fx8NGB0tV
ちなみにこの「三大」認定、マツコ・デラックスや有吉が「怒り新党」で「三大〇〇」をやり始めたのよりずっと早いんやで!!
これから、画像もうつるテレビ電話が主流になるのかならぬのか。なればまた違うのかもだけど、音声だけで会話する電話での話や交渉は、またそれなりの作法や定石があるようだ。
パトレイバーにおける、この二大典型キャラクター(個別に印象的なだけでなく、多くの影響を受けたキャラが出たと思います)が深く会いまみえた場面、これはゆうきまさみ氏ととり・みき氏がわざわざ取り上げるほど有名。
MASTERキートンも、基本的に短編連作の長期連載であったこの作品で、屈指の傑作エピソードとして評価されていると思います。
当時、日本になじみのない、しかし必要性がわかってきた『誘拐交渉人』を紹介したり話に組み込むミステリーは多かったと思うけど、漫画でこれぐらいのリアリティをもって描かれたのは珍しかったんじゃないかな。
キートンがこの交渉で家に詰めてるときにソファーで熟睡して
「この非常時に寝てるとは」
「いや、交渉には体力が必要なんです。寝るのが義務とルールで明記されているんです」
というやりとりは有名だ。
さてもう一本「楽屋裏」(魔神ぐり子)だけは別枠だ
だって、正直ほかの二本とこの作品の知名度ちがいすぎやろ(笑)
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金髪カールのお嬢様という典型的なカッコで描かれた主人公は、地方在住(その後上京はしたんだっけ?)の漫画家で、これは本人が登場するエッセイ漫画の形式。
地方在住だったから、当然編集者とは電話でやりとりするのですが、そのぎすぎす感が…
当然ギャグマンガとしてのテンプレとしての編集者いじり、自虐と誇張であって、こんなふうなやり取りをリアルでしてるわけない、してるはずがない…と思うんですけどね(笑)
でも、そのテンプレとしての編集者とのやりとりは実に秀逸だ。
当然、サイバラ的な自己描写、自堕落で怠惰でエゴ丸出しかつ、それを隠さないという露悪キャラクターの流れを組んでいるだろうし。
なぜ剣道のお面を編集者が被っているかは謎だ(笑)まあキャラつけをしつつ、表情を描く必要がないので楽だということがあるんだろう。でも、逆にいえば表情無しで相手のキャラをつくる手腕もみごとだし、実際にこれが大受けに受けて、のちに編集長になったこの編集者はレセプションやイベントではいつも剣道のお面をかぶって登場するとか(笑)
あの、これ喋っていいか分からないので苦情きたら消すけど。
— 御哭伯牙@夏はポケモンではなく最遊記 (@3789ga) 2017年2月1日
最遊記フェスタの色紙の件で、
なんと、あの小柳さんから電話きた。
『はわわ…小柳さんってあの?!魔神ぐり子先生の「楽屋裏」で剣道の面被ってて、編集長で、峰倉先生の担当でいらっしゃるあの小柳さんでしょうか?!』ってなった
魔神ぐり子先生の楽屋裏という漫画を読んでいるけど「〆切近いのにゲームとかバカか」「防具が高いからザコやっつけてギル稼がなきゃいけないの!!」「原稿やっつけて円を稼ごうぜ日本円をよ!」とかの会話のセンスとテンポがほんとすごいなぁ、この人……(・ω・ )正直、このセンスはうらやましい
— めがねねこP (@FakeFalcon) 2016年12月26日
この写真、魔神ぐり子先生の『楽屋裏』読者は思わず笑っちゃいますね…(^_^;)→「一迅社の力を借りてオタクマーケットに参入したい」 講談社が一迅社子会社化 両社トップが語るその狙い - ITmedia ビジネスオンライン https://t.co/m6PzwDUOVM
— こもとめいこ♂ (@komotomeiko) 2016年10月14日
魔神ぐり子先生の楽屋裏、kindleUnlimited対象になってるから読もう!面白いけど半分くらいは金がらみの事だ!(´・ω・`) pic.twitter.com/nvAKSlwqgh
— あるふぁ (@a03nyan) 2016年9月5日
ああ、そうだその後、魔神ぐり子氏はたしかに上京してるわ。それで、東京で東日本大震災を体験、ギャグ風味はかわらないものの、やはりその体験談を描いた作品は、貴重な時代の証言にもなっている。
自分は「貧乏暇なし編」の2巻まではよんだのかな?
今twitter検索したかぎりでは、連載は一区切りされているっぽい。「泣いた」と評しているものもある。
そんなこんなで、この作品を「三大電話交渉マンガ」とするのに躊躇しません。