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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

【Eテレ2番組】みうらじゅん✕樋口真嗣、今後再放送/「100分de名著」にて『戦争は女の顔をしていない』

本放送は終了。なれども、再放送& NHKプラスで配信あり

配信中
9月4日(土)午前0:00ほか 放送予定へ
みうらじゅん×樋口真嗣
怪獣映画や特撮で活躍の監督・樋口真嗣と「マイブーム」「ゆるキャラ」などの言葉の生みの親・みうらじゅん。怪獣好きな二人、会うなりウルトラマンゴジラトークさく裂

前半の舞台は怪獣のお宝グッズがひしめく都内のバーで。いち見学者だった樋口が監督になるまでの道のりや、創作に欠かせない絵コンテについて語る。公開日調整中の「シン・ウルトラマン」の絵コンテもネタバレすれすれでみうらに…!興奮冷めやらぬみうらが後半、樋口を案内したのは目黒の寺。弥勒菩薩ウルトラマンが重なるという。スキマをみつけ、世界を紡ぎ、それをいかに面白く見せるかにこだわってきたみうらの素顔とは。

https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2021082818945

再放送は9月4日未明…毎週土曜 午前0時(金曜深夜) です





100分de名著 「戦争は女の顔をしていない」

第二次世界大戦中、もっとも過酷な戦場の一つになったといわれる「独ソ戦」。ソ連側だけでも死者は約2700万人といわれています。この戦争で特筆すべきは従軍した女性兵士が100万人を超えるということです。そんな彼女たちの苦悩や悲しみ、希望や絶望を「証言文学」という方法で克明に描ききった本が「戦争は女の顔をしていない」。2015年、「私たちの時代における苦難と勇気の記念碑」と評され、著者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(1948-)がノーベル文学賞を受賞するきっかけとなった名著です。「100分de名著」では、終戦から77年目を迎える8月、「戦争は女の顔をしていない」に新たな光を当て、現代の私たちに通じるメッセージを読み解いていきます。

アレクシエーヴィチはもともと地方紙の一記者でした。戦争を記録するのが「男の言葉」だけだったことに疑問を持ち続けた彼女は、「戦争の物語を書きたい。女たちのものがたりを」というやむにやまれぬ思いから、元女性兵士たちから聞き書きすることを決意、この本を書き始めました。以来、独ソ戦に従軍した女性たちに寄り添い、500人を超える人たちからの証言を聞き取り続けます。しかし、完成から2年間、「これはわが軍の兵士や国家に対する中傷だ」として検閲され出版されることはありませんでした。ようやく出版されたのは、ペレストロイカが進んだ1984年…(後略)


www.nhk.or.jp


ご存じの通り100分とは、25分放送を4回という意味だが、紹介する30日は最後の回です。自分も前半見逃した。
第3回が30日の午前10時半まで見逃し配信中
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2021082316663


第四回の日程

第4回 「感情の歴史」を描く
【放送時間】
2021年8月30日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
2021年9月1日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2021年9月1日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります
【指南役】
沼野恭子ロシア文学者。東京外国語大学大学院教授。
【朗読】
杏(俳優)
【語り】
加藤有生子
アレクシエーヴィチはしばしば「感情の歴史」を描きたいと語る。戦争の原因や意味といった大仰なものではなく、人がどう感じたかを掬い上げたいと考えるからだ。憎悪と慈愛の共存、平時では考えられないような感情のうねり、戦争終結後も人々を苛むトラウマ…。英雄譚や大文字の歴史としてしか語られてこなった戦争は、彼女の透徹した「耳」と「手」によって、生身の身体、鮮烈な五感、豊かな感情の震えの記録として描き直される。それは、これまで決して描かれたことのない、人間の顔をしたリアルな歴史だ。第四回は、「感情の歴史」という概念を通して、私達が戦争をどう記録し語りついでいったらよいかを問い直す。

ただまあ、トークが完全メインなので、テキストを買えばある程度は補足できる。

古今東西の名著をわかりやすく解説。番組では伝えきれなかった情報も満載です

本のタイトルや作者のことは知っているけれど、内容はよくわからない……。そんな「気になっていた」名著の数々を、25分×4回の1か月100分でわかりやすく解説する番組のテキストです。一流の研究者や作家が講師を担当、読者に語りかける平易な文体と脚注や図版を駆使した丁寧なページ構成で、名著の魅力を伝えます。

■ご注意ください■
※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。

■今月のテーマ

何百人もの「声」がきこえる。戦争を「事実」ではなく「感情」で描く証言文学の金字塔

前線で敵と戦ったソ連従軍女性やパルチザンたちの証言を「生きている文学」として昇華させた本作。ノンフィクション作家として初のノーベル文学賞を受賞し、戦争、差別、自由といった普遍的な問題を提起し続けるアレクシエーヴィチの代表作を、ロシア文学研究者の沼野恭子氏が解説する。

■講師:沼野恭子

この作品は、今コミカライズ中であり、話題を呼んでいることもいうまでもない。