失礼クリエイターことマナー講師が、なぞのマナーを作り上げたみたいですが。マナーっていうのは、先例による、集団による、上下による事によって違うので「私の考えた最強のマナー」とかやってる時点でマナーですらありません。お前何様だ?って話です。 pic.twitter.com/1iN8mZ9btn
— 佐藤信顕@「遺体と火葬の本当の話」増刷御礼 (@satonobuaki) February 23, 2021
マナー講師は基本的に「知らないマナーを教える」のが存在理由なので、実はマナーが広まり皆がマナーを守るようになればなるほど存在理由が消滅してくんだよな。結果、マナー講師は喰う為に「誰も知らないマナー」を次々に作っては広める失礼クリエイターにならざるを得ない悲しい構造があるというな
— rei@生きてるだけで疲労困憊発売延期 (@rei10830349) February 23, 2021
失礼クリエイターの皆さんー!
— 岸本佐知子 (@karyobinga) February 26, 2021
女王ぜんぜん下ですから! pic.twitter.com/hG6E17FCBt
…そう、皆さんも感じているかと思うが、『マナー講師』と呼ばれるひとの一部には、たとえばリモート会議のような、技術的にも最近始まったばかりのものに対して、目上の人が画面の下にいるのは失礼とか、勝手に作法・無作法を定義して、それを押し付け、結果的にそれで飯を食っている…かのように見えるので、それに対して批判の声が高まっています。
togetter.com
そういう、勝手な作法・無作法の定義とその押し付けへの批判・皮肉を『失礼クリエイター』という造語に込めているわけです。
あまりにも秀逸なので、この言葉、着実に広まっております。
わたくしは遅れに遅れて、きのうTLで目にして、爆笑が止まりませんでした……
そして、「日曜民俗学」の出番です。こんな秀逸な造語は、造語者を歴史に刻まなければいけない。
どうするか…例によって一覧をご紹介
【参考・初出探しの基礎方法】
twitter内の初出探し法 https://togetter.com/li/1084358青空文庫内を検索する http://www.aozora.gr.jp/index.html
国会図書館デジタルコレクションを検索 http://dl.ndl.go.jp/
ヤフー知恵袋内検索 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/
はてなブックマーク内検索 https://b.hatena.ne.jp/
海外のエンタメ・サブカルの「お約束」事典『TVtropes 』(英語) https://tvtropes.org/
「タネタン」 https://moto-neta.com/
青空文庫で満足してやめてしまうのがおまえの限界だな。玄人は国会議事録を検索する。
https://anond.hatelabo.jp/20200418204831
https://kokkai.ndl.go.jp/
結論からいうと、twitter内の初出探しで、あっさり見つかった。こういうのは早期発見、早期記録で、早いうちに調査をしておけばするほど、簡単に判明するものだ。
2018年8月17日。
これだけ、「〇〇は失礼。××はマナー違反」っていうのが溢れているのだから、きっと、世の中には失礼やマナー違反を作り出す。失礼クリエイターやマナー違反デザイナーが存在するはずだよね。想像したら大変な職業だよ。頭が下がるね。
— とっきー(ときざきわたる) (@tokizaki) August 17, 2018
今回、確認の質問リプをさせていただき、ご回答があった。
突然に失礼します。自分はネット造語の初出を調べるのが趣味なのですが、今さっきマナー講師を「失礼クリエイター」と呼ぶ造語を知り大爆笑、誰が考えたのだろう?と検索すると、twitterではこちらのツイートのようです。
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) 2021年2月26日
不躾な質問ですがこちら、ご自身の造語でしょうか?https://t.co/kH9FGp5otO
こんにちは。
— とっきー(虚無に600円支払った男) (@tokizaki) 2021年2月26日
マナーについていろいろな形があって、自分の中のモヤモヤした気持ちをどう表現しようか? と考えて「失礼クリエイター」と表現しました。自分で考えツイートしましたが、自分より先に同じ表現をしてる人がいたかどうかはわかりません。
そして、またこれも記録すべきだが、造語そのものが生まれた、最初のツイートよりも、それに注目・抽出した紹介ツイートのほうが、多く拡散されることがある。
(この前自分も、「バレエダンサーとはケンカするな」云々で、それを実地に体験したmmだが)
この失礼クリエイターに関して、拡散の起爆剤となったのは、むしろこの紹介ツイートでした。
マナー講師を「失礼クリエイター」と呼ぶの、センスの塊感あるしめっちゃ好き。
— 海苔数 (@sdkzA) October 25, 2018
とっきー(ときざきわたる)@tokizaki 氏のたぐいまれなセンスによって生まれ、海苔数 (@sdkzA) 氏によって拡散された「マナー講師 a.k.a 失礼クリエイター」 という言葉を、このブログのこの記事を読んだかたは覚えて持ち帰っていただき、さらなる定着を狙いたい。
今後は紙の印刷物として活字になり、そしてウィキペディアの項目に(原則、印刷物にならないとウィキペの項目にはならない筈)……というところを目指したいところです。
※さらなる先行例の候補と思ったものがあったのですが、それは日付の読み違いでした。
ただtogetterまとめで、「見出し」としたのは重要な区切りでもあります。
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