その1500以上の作品のうち、1-1000話が無料配信されている…
てな
もんや。
物語の持つ力が少しでも皆さんの日々を明るくする一助になればと思い、『クッキングパパ』@cookingpapa_mor を2/7(日)まで1000話無料公開します。
— 講談社「コミックDAYS」【毎日無料連載更新中 21誌が定期購読できます!】コミックデイズ (@comicdays_team) January 7, 2021
多彩なレシピをぜひご自宅でお試しください。https://t.co/kM6F9Cvfv8
その他にも多くの講談社作品を無料公開予定です。詳細は追ってお知らせします。
クッキングパパ、すごく先進的で素敵 pic.twitter.com/ijgQCoBXSn
— げんすけ (@San2645Aru) 2021年1月9日
クッキングパパめちゃくちゃ好きだし永遠に読めるけど、分娩室前でタバコふかしてるあたり時代を感じる pic.twitter.com/u0PhZkycnb
— ∇・ᓚᘏᗢ (@nyanko_box) 2021年1月9日
クッキングパパ、35年前の開始当時は「男子厨房に入るべからず」なんて価値観が根強かった九州で料理や家事、育児に精を出すパパとバリキャリママの夫婦が進歩的だったんだろうけど、一方でOLが取引先の女好き外国人のホステス役として呼び出されてセクハラされまくるの当時なりの価値観~って感じっす pic.twitter.com/9SsAprCwp2
— あまね丸Mr発狂田山 (@amanemaryu) 2021年1月9日
ただ、35年前の漫画が当時なりの価値観で描かれてるのは当たり前だし、35年でこうも価値観がアップデートされるもんなんだなあっていう感慨も込みで面白いんですよね。
— あまね丸Mr発狂田山 (@amanemaryu) 2021年1月9日
価値観が「アップデート」されているかはともかく、「変化」は間違いなくしている。
ちなみに、以前からの持論なのだけど、その変化のスピードは「美点」が「やや欠点」になる以上に「愛すべき欠陥」が「許容限度を超えた悪」になることが多い気がする。その結果「愛すべき三枚目」が、ラインを越えた「どクズ」扱いされてしまうという事例がちらほらと(笑)。
クッキングパパの田中も、まとめなどをみるとそういう感想を持たれつつあるようだすな。
ちょっと関連なあれこれ
togetter.com
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価値観が変化すると言えばそもそも、クッキングパパでは「荒岩課長が料理が得意なことをひた隠しにする」という「取りつくろいもの」としての味付けも初期…といいつつ、相当経過するまで続いていました。
料理の腕を見込まれ、地元ローカルテレビに強引に頼まれて出演する時、無理なメーキャップというかコスプレで登場、というネタもあった。
カミングアウトといえば、クッキングパパでは、荒岩さんが料理することを50巻でカミングアウトするんだよね。ていうか何で隠してたんだろうか…。
— 後藤羽矢子 (@hayakogoto) 2015年6月24日
荒岩「ども…デーモン岩です」
— きさらぎ (@OJIGIMASTER) 2018年5月2日
多田『すごくロックな人だ…!!かっけー!!!』 pic.twitter.com/boWMDndvrJ
デーモン岩… 一体荒何課長なんだ!? pic.twitter.com/f6yL5hqI3G
— ちぇしゃっこ (@sutekiplan) 2015年10月19日
※ちなみに「取りつくろいもの」というジャンルは当方の造語です。以下を参考にしてください
m-dojo.hatenadiary.com
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あのカミングアウトはいつだったんだろうな、と思い返して調べると・・・・・
……今でこそ、普段から料理をする男性や夫は珍しくないが、連載当初、荒岩のような男性は今よりずっと少なかっただろう。「“戦わない、かっこいいお父さん”が描きたかった。時代を先取りしていたことになるのかな? 荒岩は僕なりのかっこいい男だったんです」とうえやまさん。実際、連載当初の荒岩は料理が得意なことを職場などで隠していた。「当時は『なぜ奥さんが作らないの?』と、不思議に思われたと思う。時代が変わってきたと感じて、500話を過ぎた頃の51巻(平成10年)でカミングアウトしたんです」
www.sankei.com
と、51巻だと判明
この「カミングアウト」に至るまでひとつとっても、「社会学的」考察は可能だろう
cakes.mu
というのは、クッキングパパが今超えることを目指しているであろう目標たる「こち亀」も、そういう変化を見ることができるからだ。
- 作者:稲田 豊史
- 発売日: 2020/09/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
よく言ってるけど、こち亀は昔は「腹減ったぞ」「今は深夜の1時です、どこもやってませんよ」→「〇〇まで飛ばせば一晩中やってる食い物屋があるぞ」→「そうだ、24時間ストアー(※当時の呼び名)があった!」とネタが変わっていて、それだけで日本コンビニ史なんだよね。
@gryphonjapan コミックス1巻8話(連載7話・週刊少年ジャンプ1976年48+49合併号初出)で、当時青山に実在した深夜スーパー・ユアーズが登場してますね。「こんな夜中やってる店があるか?」の台詞に当時の常識が表れてます pic.twitter.com/YLuK8OLp3B
— まさひこ@こち亀データベースURL変わりました (@maxaydar) 2015年11月1日
51巻10話「スーパー強盗撃退作戦の巻」(1986年)より。さすがに魚屋さんはないにせよw夜中に煌々と灯りがともる賑やかな店も多い現代では、このギャグが描かれた当時のインパクトは薄れてしまっていますね pic.twitter.com/ojWT8dZ28s
— まさひこ@こち亀データベースURL変わりました (@maxaydar) 2015年11月1日
- 作者:秋本 治
- 発売日: 2009/05/01
- メディア: 単行本
このような形で、実力ある人が「クッキングパパ」に描かれた社会の変遷を分析なさったら面白いかもしれません。
2月までの1000話無料公開は、そのきっかけになるのではないでしょうか。
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