コリアンゾンビが久々に UFC のメインイベントに登場。もう5回目だか6回目のメインイベントらしく、これは多分アジア人選手の新記録だろう。それだけ戦いぶりが評価されてい。、いわゆる「ショータイム」選手と言っていい。
それだけに今回は実質的な挑戦者決定戦であったとも言われここで勝って再びのタイトルマッチに繋げたいところであったが…思ったよりブライアン・オルテガに差をつけられて敗戦となってしまった。
やはり幅の広さという点で相手に上回れたのであろう。
ジョン・チャンソンも、何しろ UFC 唯一のツイスターでの勝利があるぐらい寝技もできる、オールラウンドのファイターなのだが、それ以上に相手が幅の広い攻撃をしてきた。
ローキックもそうだが俺はテイクダウンにも行けるぜ、という 威嚇の意味を込めたタックル。このフェイントが相当に聞いたのではないか。実際にテイクダウンもされたし。
チャンソンの武器の一つにアッパーカットがあると思うんだがドンと踏み込んで距離を縮め One Two Three の3ぐらいでアッパーカットを打ち込む戦術がなかなかできなかった。
そしてローキックをかなりやられたことも大きい。これをかなり効かされたから、まず実力を出し切る前に封じられた感があり。
技としては、ブライアン・オルテガのバックスピンエルボーは見事だった。こんな技、当たりそうもないようにみえる。やる方も普通は空振りリスクが怖くてできないと思うんだが、みごとにやってのけた。
なんにしてもコリアンゾンビですら「準決勝」で敗退する UFC の頂点の遠さ・高さには、気が遠くなる思いだ。おいそれと日本メジャー団体のエースに「もう日本では敵がいないだろうから UFC に行ったら?」言えないぐらいの…
Respect earned!@BrianTCity & @KoreanZombieMMA bury the feud post-fight.
— UFC (@ufc) 2020年10月18日
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同時に…チャンソンは2年間の兵役があり、ブランクの一方で体を休ませ怪我を治すことができたからなかなか一緒にはできないかもだが「戦極・DREAMで活躍した選手」の落日は着実に進んでいるのかもしれない。ともに旗揚げは2008年だっけ?あの時の若手も、ベテランといえばベテランだが、体力の衰えや故障の重なりは隠せなくなってきている。
(Small/Medium, White) - UFC 150ml MMA Gloves
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