こういう作品があります。
みつば君はあにヨメさんと。 (1) (アクションコミックス)
- 作者:イトカツ
- 発売日: 2020/11/26
- メディア: コミック
「銀のニーナ」著者が贈る最新作!
この夏、僕は海辺の街で兄のおヨメさんと新しい生活が始まった――。本城みつば(9)は、ぜんそくが原因で兄夫婦が暮らす静岡県浜松市へと引っ越してきた。
兄は働き盛りであまり家にはおらず、みつばは兄嫁さんである日菜子(21)と多くの時間を過ごすことに。
しかし〝家族〟になったばかりの二人。まだ、お互いの事は知らない事ばかりで…?21歳新妻×9歳義弟。最近〝家族〟になった二人のぎこちなくも優しい新生活物語。
そーですね、著者の前作はこちら
新作、主人公は9歳ですからね。タイトル詐欺っぽい感もなきにしもあらずだが(笑)、そんな展開やなんかはありません(笑)
みつば君はその後、上京して少し年下の少女「よつば」さんと出会うとか(うそです)
で、だ。舞台は静岡県浜松市。
みかんとかうなぎとか浜松式ギョーザとか、有名なのはある。浜松と静岡(全体)はアイディンティティと同一と考えるかむしろ対立と考えるかは論者によって異なるが、静岡全体に広げれば、お茶の香りと男伊達とかエスパルスとか、アウトサイザー王者とかいといろいる。さすが今川従治部大輔義元の治めた地である。
しかし、ここでそれ以上に最近名前が挙がっている感じがあるのが…こちらのほうにも名前が伝わっているのが…ハンバーグの「さわやか」だ。
で前回、2020年10/6号(ブックウォーカーなどでは今でも読めるかも?)では…店名は「ささやか」になっているが、そんな忖度をこちらも受け入れる必要はなく、以下「さわやか」として扱う。
内容が
晩御飯なんにしよう
↓
ハンバーグがいい
↓
じゃあさわやかで外食しよう
↓
食べた。おいしかった
ほんと、これだけなんだよ!!! (正確には、ひとつだけドラマを動かす小事件があるのだが、後述する)
世の中、「日常系」とか「関係性マンガ」といって、そもそも漫画に事件、ドラマなんていらないんじゃないか?という一派が今やゆるぎない位置を占めているんだけど、それにしてもこれってある意味徹底してなくね?と、ちょっと感銘を受けたのであります。
「外食したと夫に知られたくない妻」は因襲か、愛嬌か
前述の「ひとつだけドラマを動かす小事件」とは…この奥さんは、今回はみつば君がハンバーグを食べたいというので機会を得たが、実はたべたくてもずっと我慢をしていたのだという。その理由は…
外食をしたら、自分が家事に手抜きをしているのでないか?と思われそうでいやだったんだそうだ。
さて、ポリコレ語りますか(笑)
どうなんですかね、女性は家事をするものとの固定概念がナントヤラ、外食は手抜きという偏見がカントヤラ…で、ジェンダー的にこの描写がよろしくない、みたいな話になるんでしょうか。
だがそもそも論でいえばこの女性は新婚であり、結婚したばかりの夫に「自分は家事が得意であり、料理などの家事はすいすいと全部こなす」と『見せたがっている』というシチュエーションは「個人としての日菜子さん」のキャラクターに直結し、由来するものとしていい。だからこそ愛嬌になり得る…とも考えていいのではなかろうか、と。
フェミニズム的にはどうなんでしょうか。
根本の問題。さわやかハンバーグってそんなに旨い?でかい?過大評価のお山(富士山)の大将じゃね??
どうもあやしい。ステマのにおいがする
そもそもさわやか布教をしてるのはここだ、togetter
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だって、さわやか ハンバーグ、って組みあわせがそもそもおかしくて・・・・・・ハンバーグ食べたらさわやか気分にふつうならねえだろ。こってりじっとり、さわやかの正反対の極だよ。
そして何より、静岡あたりではちょとした顔かもしれないが、日本全国にハンバーグの雄はいろいろある。
たとえば群馬など内陸部を中心に「爆弾ハンバーグ」とかで売ってる店もある。ジャンボvs爆弾……決して引けはとるまい。
つまりだ。
ではないか?と思っているのです。
以上、まったく食べたことも行ったこともないのに、印象論だけで結論とする。