オデッサ・ファイル
BSプレミアム9月7日(月)午後1時00分〜3時10分
1963年、ハンブルク。フリー・ジャーナリストのミラーは、自殺を図った老人が書き残した日記を読み、元ナチス親衛隊員たちが結成した秘密組織“オデッサ”の存在を知る。ミラーは調査を始めるが、間もなく命を狙われるようになる。やがてミラーは、オデッサへの復しゅうを企てるグループと接触、危険な潜入を試みるが…。主演ジョン・ボイト、フレデリック・フォーサイスのベストセラー小説を映画化した傑作サスペンス。
- 作者:フレデリック・フォーサイス
- メディア: 文庫
原作はフレデリック・フォーサイス。最初に原作が出版された時は世界的な「ナチ残党」ブームとなり、類書なども次々と出版。そして落合信彦が取材した(笑)ナチ幹部は「あんなのはフィクションだ」と、標的にしてくさしていたのであります。それぐらいの存在感があったのだ
12人の優しい日本人
BSプレミアム9月7日(月)午後9時00分〜10時57分
三谷幸喜主宰の劇団東京サンシャインボーイズが、シドニー・ルメット監督の名作「十二人の怒れる男」をもとに作りあげた舞台劇を映画化した傑作コメディー。ある殺人事件を審議するため集められた陪審員たち。被告が若く美人で、不幸な境遇にあったことから、審議開始後早々に全員一致で無罪との結論が出る。しかし、一人が異議を唱えたことから結論が二転三転、審議は大混乱となる…。個性あふれる出演者たちの演技もみどころ。
日本で裁判員制度ができる前に作られた作品ですからね?そこはおまちがいのなきよう。
いうまでもなく名作「12人の怒れる男」のパロディだけど(筒井康隆にもそういうネタのパロ「12人の浮かれる男」がある)、なんといっても「日本人論」をカリカチュアしたような忖度、根回し、感情論、言外の言…などが強調されつつ、三谷幸喜作品らしく「理に落ちる」感じで推理劇としても成立しているの。